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発見
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『ここは俺たちに任せろ、お前は先に行け‼』
『お前が外に出たら、俺たちの勝ちだ、頼んだぞ‼』
『なんでお前が・・・なんで・・・』
「・・・っ‼」
久しぶりに見た夢は、思い出したくもない地獄の光景だった。
あれから3年、ある女性に保護されてからというもの、なんとか普通の生活を送ることは出来た。
だがもしかしたら、悪いことの予兆なのかもしれない。いつものように。
ここ最近は何事もなかったのに、今更どうして・・・?
なんて考えていると、腹の虫が鳴ってしまった。早く朝食を食べて学校に行こう。
そう思って階段を降りると、女性がキッチンに立ってた。
「おはよう、透。朝ごはん出来てるから」
「ありがとうございます、皐月さん」
俺は礼を言って席に着くと、手短に朝食を済ませる。
今日から高校二年生になる訳だが、特に友達も居ないので特に気にすることはない。
「それじゃあ、行ってきます」
「はあい、行ってら」
通学路を歩きながら、俺は夢の事について考えていた。
あれは、本当に予知の類なのだろうか。
俺は未来が見えるのだ。だが自由に見られるわけではなく、見えるのは自分に危険が迫った時だけ、その時の景色が鮮明に浮かぶのだ。
だがこれまでその様な事は無かったのだが、これがもし予知に関係していたら不味いことになる。
最悪、周りにも被害が出るかも。
なんて考えてると、いつの間にか学校まで来ていた。
うちの学校は自由な校風と高い進学・就職率を誇っており、はるばる遠方から通う生徒もいるという。
因みに俺は、居候している桂樹皐月の家に近いからという単純な理由でここを選んだ。
校内はきれいに整備されており、他校の生徒や保護者からも非常に好評なのだよ。
何故俺がこんなにもドヤ顔なのかと言うと、校内の掃除を担当する整備委員を仕切っているのが、何を隠そう俺なのだ。
自分で言うのもあれだが、俺はとっても綺麗好きなのだ。まあ、それを知るクラスメイトに半ば強引に委員長まで仕立て上げられたわけだが。
「おはよう」
「あ、おはよう透クン。今年もよろしく」
クラスメイトに挨拶しながら、俺は席について鞄の中身を取り出す。
すると隣の席になった湊香が、俺に面白い話を持ってきた。
「今日、転校生が来るらしいよ」
「へえ、どんな?」
「詳しくは知らないけど、女の子だって」
「へえ、どんな子なのかね」
なんて何気ない会話にももう慣れた今日この頃。
その後も新たなクラスメイトと何気ない会話をしていると、先生がクラスに来て話を始めた。
「はい、今日からこのクラスに転校生が来ることになりました。突然ですが仲良くするように。入って」
先生の合図で入って来たのは、長い茶髪の少女だった。
その少女は遠慮がちに入ると、黒板に自分の名前を書く出した。
「香崎湊です。よろしく・・・」
香崎さんは遠慮がちに自己紹介すると、先生の案内で席に着いた。
その後も香崎さんは内気な性格なのか、誰とも話さずに読書していた。
そして放課後になり、これから帰ろうかと廊下に出た時だった。
「ここで見つかったのか?」
「ああ、目撃情報があった」
あの時の大人が、廊下をきょろきょろと見渡しながら、何か、いや、俺を捜していた。
「ヤバい、ヤバいヤバいヤバい‼」
それを理解した俺は、一気に走り出した。
『お前が外に出たら、俺たちの勝ちだ、頼んだぞ‼』
『なんでお前が・・・なんで・・・』
「・・・っ‼」
久しぶりに見た夢は、思い出したくもない地獄の光景だった。
あれから3年、ある女性に保護されてからというもの、なんとか普通の生活を送ることは出来た。
だがもしかしたら、悪いことの予兆なのかもしれない。いつものように。
ここ最近は何事もなかったのに、今更どうして・・・?
なんて考えていると、腹の虫が鳴ってしまった。早く朝食を食べて学校に行こう。
そう思って階段を降りると、女性がキッチンに立ってた。
「おはよう、透。朝ごはん出来てるから」
「ありがとうございます、皐月さん」
俺は礼を言って席に着くと、手短に朝食を済ませる。
今日から高校二年生になる訳だが、特に友達も居ないので特に気にすることはない。
「それじゃあ、行ってきます」
「はあい、行ってら」
通学路を歩きながら、俺は夢の事について考えていた。
あれは、本当に予知の類なのだろうか。
俺は未来が見えるのだ。だが自由に見られるわけではなく、見えるのは自分に危険が迫った時だけ、その時の景色が鮮明に浮かぶのだ。
だがこれまでその様な事は無かったのだが、これがもし予知に関係していたら不味いことになる。
最悪、周りにも被害が出るかも。
なんて考えてると、いつの間にか学校まで来ていた。
うちの学校は自由な校風と高い進学・就職率を誇っており、はるばる遠方から通う生徒もいるという。
因みに俺は、居候している桂樹皐月の家に近いからという単純な理由でここを選んだ。
校内はきれいに整備されており、他校の生徒や保護者からも非常に好評なのだよ。
何故俺がこんなにもドヤ顔なのかと言うと、校内の掃除を担当する整備委員を仕切っているのが、何を隠そう俺なのだ。
自分で言うのもあれだが、俺はとっても綺麗好きなのだ。まあ、それを知るクラスメイトに半ば強引に委員長まで仕立て上げられたわけだが。
「おはよう」
「あ、おはよう透クン。今年もよろしく」
クラスメイトに挨拶しながら、俺は席について鞄の中身を取り出す。
すると隣の席になった湊香が、俺に面白い話を持ってきた。
「今日、転校生が来るらしいよ」
「へえ、どんな?」
「詳しくは知らないけど、女の子だって」
「へえ、どんな子なのかね」
なんて何気ない会話にももう慣れた今日この頃。
その後も新たなクラスメイトと何気ない会話をしていると、先生がクラスに来て話を始めた。
「はい、今日からこのクラスに転校生が来ることになりました。突然ですが仲良くするように。入って」
先生の合図で入って来たのは、長い茶髪の少女だった。
その少女は遠慮がちに入ると、黒板に自分の名前を書く出した。
「香崎湊です。よろしく・・・」
香崎さんは遠慮がちに自己紹介すると、先生の案内で席に着いた。
その後も香崎さんは内気な性格なのか、誰とも話さずに読書していた。
そして放課後になり、これから帰ろうかと廊下に出た時だった。
「ここで見つかったのか?」
「ああ、目撃情報があった」
あの時の大人が、廊下をきょろきょろと見渡しながら、何か、いや、俺を捜していた。
「ヤバい、ヤバいヤバいヤバい‼」
それを理解した俺は、一気に走り出した。
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