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第42話 『救われた』
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怪盗イタッチ大作戦!!
著者:ピラフドリア
第42話
『救われた』
ビルの下から爆発音が響く。
「サソリ……」
ショックで座り込むフクロウ。同僚の犠牲で救われたんだ。
イタッチもお宝を手に入れたし、去ろうとする。
しかし、ビルが大きく揺れ出した。
「な、なんだ!?」
地震の揺れではない。ビルが崩れている揺れだ。
イタッチは窓から下を覗くと、下の階で爆発が起きていた。
「爆発は一個じゃなかったのか……」
このままではビルが崩れる。
「そんな、サソリが……あそこまでしたのに……」
フクロウはサソリの犠牲が無意味になったことにショックを受ける。
社長室も傾き始める。イタッチはフクロウに手を伸ばすと、
「掴まれ、ここから逃げるぞ」
「なんで泥棒が……」
「俺は怪盗だ。盗みはするが怪盗が人助けをしちゃいけないってルールはない」
しかし、フクロウはイタッチの手を払った。
「断る。犯罪者の手を借りることはできない」
「そうか……」
イタッチは折り紙でグライダーを作ると、それを背負った。
そしてフクロウの背後に立つと、フクロウの頸をチョップで叩いた。
フクロウは気を失って倒れる。
「じゃ、お前の命を俺が盗むだけだ」
フクロウは目覚めると病室にいた。扉が開くと険しい顔のゴリラが病室に入ってくる。
「起きたか……フクロウ」
「…………なぁ、何があったのか、教えてくれるか?」
ビル爆発事件。それによる被害者は少なかった。理由は上の階で起きた爆発を聞き、ゴリラが素早く避難誘導を進めたからだ。
爆発によってヤモリの資料は消えると思われていたが、翌日赤い折り紙の包に入れられて警察署に届けられた。
証拠不十分で調査に乗り出すことができなかった警察だが、この資料を手に入れたことでヤモリ捜索にやっと乗り出すことになった。
今回の件の活躍としてゴリラとフクロウは階級が上がり、サソリは飛び越えて二階級昇格することになった。
「イタッチ。お前達が騒ぎを起こしてくれたおかげで、俺はここまで辿り着けた」
「そいつを倒してお前はどうする気だ」
サソリはマントを羽織り、それを靡かせる。
「俺は世界を盗む。警察が役に立たないことはあの事件で分かった、なら、俺は怪盗として世界から悪を奪い取り、世界を俺の望む平和な世界にする」
「実現できると思うのか?」
「できるさ。今日はその計画の第一歩。同業者としてその挨拶に今日は来ただけだ」
サソリと睨み合う中、ヤモリがぴくりと動いた。そして寝そべったまま、サソリを睨みつける。
「よくも俺を……許さないぞ」
ヤモリはスーツの中からボタンを押した。すると、奥にある社長用の机が動き、床から鋼の鎧が出てきた。
「泥棒如きに……2度もやられるか!!」
著者:ピラフドリア
第42話
『救われた』
ビルの下から爆発音が響く。
「サソリ……」
ショックで座り込むフクロウ。同僚の犠牲で救われたんだ。
イタッチもお宝を手に入れたし、去ろうとする。
しかし、ビルが大きく揺れ出した。
「な、なんだ!?」
地震の揺れではない。ビルが崩れている揺れだ。
イタッチは窓から下を覗くと、下の階で爆発が起きていた。
「爆発は一個じゃなかったのか……」
このままではビルが崩れる。
「そんな、サソリが……あそこまでしたのに……」
フクロウはサソリの犠牲が無意味になったことにショックを受ける。
社長室も傾き始める。イタッチはフクロウに手を伸ばすと、
「掴まれ、ここから逃げるぞ」
「なんで泥棒が……」
「俺は怪盗だ。盗みはするが怪盗が人助けをしちゃいけないってルールはない」
しかし、フクロウはイタッチの手を払った。
「断る。犯罪者の手を借りることはできない」
「そうか……」
イタッチは折り紙でグライダーを作ると、それを背負った。
そしてフクロウの背後に立つと、フクロウの頸をチョップで叩いた。
フクロウは気を失って倒れる。
「じゃ、お前の命を俺が盗むだけだ」
フクロウは目覚めると病室にいた。扉が開くと険しい顔のゴリラが病室に入ってくる。
「起きたか……フクロウ」
「…………なぁ、何があったのか、教えてくれるか?」
ビル爆発事件。それによる被害者は少なかった。理由は上の階で起きた爆発を聞き、ゴリラが素早く避難誘導を進めたからだ。
爆発によってヤモリの資料は消えると思われていたが、翌日赤い折り紙の包に入れられて警察署に届けられた。
証拠不十分で調査に乗り出すことができなかった警察だが、この資料を手に入れたことでヤモリ捜索にやっと乗り出すことになった。
今回の件の活躍としてゴリラとフクロウは階級が上がり、サソリは飛び越えて二階級昇格することになった。
「イタッチ。お前達が騒ぎを起こしてくれたおかげで、俺はここまで辿り着けた」
「そいつを倒してお前はどうする気だ」
サソリはマントを羽織り、それを靡かせる。
「俺は世界を盗む。警察が役に立たないことはあの事件で分かった、なら、俺は怪盗として世界から悪を奪い取り、世界を俺の望む平和な世界にする」
「実現できると思うのか?」
「できるさ。今日はその計画の第一歩。同業者としてその挨拶に今日は来ただけだ」
サソリと睨み合う中、ヤモリがぴくりと動いた。そして寝そべったまま、サソリを睨みつける。
「よくも俺を……許さないぞ」
ヤモリはスーツの中からボタンを押した。すると、奥にある社長用の机が動き、床から鋼の鎧が出てきた。
「泥棒如きに……2度もやられるか!!」
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