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第1話 【カボチャの討伐へ】
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せかへい 外伝9
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第1話
【カボチャの討伐へ】
「おーい、まだぁー?」
ミエは両手を口元に持ってきて、大声を出した。
「ああ、もうちょっとー!!」
宿の部屋から男の声が聞こえる。
ミエの横ではダズが暇そうに頭を掻いている。
「まだっすかー?」
「まだー!」
ダズも暇だったようで扉の奥にいるリトライダーに呼びかけるが、まだ終わらないと帰ってきた。
ミエは腕を組む。
「てか、何やってるのよ?」
そんなミエにダズが答える。
「朝食の卵で腹壊したみたいっすね」
「あー、あれね」
「そうっす。リトライダーが昨日一人で買ってきてたやつっす」
ミエはため息を吐く。
「あれは……腹壊すよ」
昨日この村に着いた時に、リトライダーは出店でブンブン鶏の卵を買った。しかし、ちょっと変色している部分もあり、明らかに腐っていた。
話が聞こえたのか。部屋の中からリトライダーが喋る。
「しょうがねーだろ!! ブンブン鶏の卵といえば、そう簡単に食べられるものじゃない!! 高級食品なんだぞ!! だったら、腐っていても安ければ買うだろ!」
そんな言葉を聞いたミエとダズはお互いに目を合わせる。
「バカね」
「バカっすね」
ミエは木製の自分の魔法の杖で部屋の扉を開けて三回ほどノックする。
「それじゃ、ガーラ師匠も先に行ってるみたいだし、私たちも行ってるね」
「クエスト中に腹壊しても知らないっすよ~」
二人はそう言い、リトライダーの部屋の前から離れる。
「おい、ちょっと待てよ!! おい!! 待ってって!! もうすぐ終わるから!! あ、ちょっと、マジで待って、今気づいた!! トイレットペーパーがない!! ちょ、店主呼んできて! ちょ、あれ、いない? もう行っちゃった? 誰かー!! へループ!!」
リトライダーの叫びが宿中に響いた。
ギルドではガーラが掲示板に貼られたクエストを確認しながら、何をやろうか迷っていた。
「…………こいつは厳しいか」
自分一人ならどうにかなるクエストもある。しかし、リトライダー、ミエ、ダズの三人がいる以上、あまり高難易度のクエストをやるべきではない。
しかし、ちょうど良い難易度のクエストがなかなか見つからないのだ。
「どうするか……」
そう悩んでいた時、ギルドの店員のお姉さんが話しかけてきた。
「えっと、ガーラさんですよね?」
「ああ、そうだ」
「あの水晶(クリスタル)の称号を持つガーラさんですか!! お会いできて光栄です!! 是非あなたに受けてもらいたいクエストがあるのですか!!」
そう言うと、店員はある紙を差し出した。
続く
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第1話
【カボチャの討伐へ】
「おーい、まだぁー?」
ミエは両手を口元に持ってきて、大声を出した。
「ああ、もうちょっとー!!」
宿の部屋から男の声が聞こえる。
ミエの横ではダズが暇そうに頭を掻いている。
「まだっすかー?」
「まだー!」
ダズも暇だったようで扉の奥にいるリトライダーに呼びかけるが、まだ終わらないと帰ってきた。
ミエは腕を組む。
「てか、何やってるのよ?」
そんなミエにダズが答える。
「朝食の卵で腹壊したみたいっすね」
「あー、あれね」
「そうっす。リトライダーが昨日一人で買ってきてたやつっす」
ミエはため息を吐く。
「あれは……腹壊すよ」
昨日この村に着いた時に、リトライダーは出店でブンブン鶏の卵を買った。しかし、ちょっと変色している部分もあり、明らかに腐っていた。
話が聞こえたのか。部屋の中からリトライダーが喋る。
「しょうがねーだろ!! ブンブン鶏の卵といえば、そう簡単に食べられるものじゃない!! 高級食品なんだぞ!! だったら、腐っていても安ければ買うだろ!」
そんな言葉を聞いたミエとダズはお互いに目を合わせる。
「バカね」
「バカっすね」
ミエは木製の自分の魔法の杖で部屋の扉を開けて三回ほどノックする。
「それじゃ、ガーラ師匠も先に行ってるみたいだし、私たちも行ってるね」
「クエスト中に腹壊しても知らないっすよ~」
二人はそう言い、リトライダーの部屋の前から離れる。
「おい、ちょっと待てよ!! おい!! 待ってって!! もうすぐ終わるから!! あ、ちょっと、マジで待って、今気づいた!! トイレットペーパーがない!! ちょ、店主呼んできて! ちょ、あれ、いない? もう行っちゃった? 誰かー!! へループ!!」
リトライダーの叫びが宿中に響いた。
ギルドではガーラが掲示板に貼られたクエストを確認しながら、何をやろうか迷っていた。
「…………こいつは厳しいか」
自分一人ならどうにかなるクエストもある。しかし、リトライダー、ミエ、ダズの三人がいる以上、あまり高難易度のクエストをやるべきではない。
しかし、ちょうど良い難易度のクエストがなかなか見つからないのだ。
「どうするか……」
そう悩んでいた時、ギルドの店員のお姉さんが話しかけてきた。
「えっと、ガーラさんですよね?」
「ああ、そうだ」
「あの水晶(クリスタル)の称号を持つガーラさんですか!! お会いできて光栄です!! 是非あなたに受けてもらいたいクエストがあるのですか!!」
そう言うと、店員はある紙を差し出した。
続く
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