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第2話 【メタルハート 2話 森】
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メタルハート 2
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第2話
【メタルハート 2話 森】
今回の討伐目標はゴブリンである。しかし、別のモンスターにも警戒する必要もあると判断したロウ達は慎重に森を進んでいた。
ロウは腰のベルトに剣を引っ掛けている。剣は片手剣であり、長さも短ければ、重くもない。
そのため、ロウは全体的に軽装であり、重い鎧などは付けていない。
剣士というよりは盗賊に近い格好である。
隣を歩くアイサの格好は銀色プレートを付けているが、重いものではなく。軽めのものにはしている。それでも水バケツ一杯分の重さはあるので、それなりに重たいはずだ。しかし、アイサはこれを難なくと持ち歩いている。
背中に二本の長剣を持ち、頭から腰下までの長さがある。
「あなたももう少し、しっかりした武器を持ちなさいよ」
森を警戒しながらアイサがロウにそんなことを言う。
ロウは頭を掻きながら返す。
「俺はこれで十分だよ。…………お前みたいなゴリラじゃないし」
ロウはアイサに殴られる。ロウの頭には大きなタンコブが出来上がる。
「いってぇ~」
ロウは膨らんだ頭を撫でながら、辺りを見渡す。すると、何かを感じる。
「アイサ…………見つけたぞ」
ロウの真面目な声にアイサは反応して、雰囲気が変わる。
「どこ?」
「このまま西の方へ進んで、その先に大きな岩か? があるな。そこから北の方へ進んで川を挟んだ先に5匹…………それに別個体もいるな」
アイサは西の方を向くが、その先はずっと森が続いている。大きな岩もなければ、川も見えない。音すら聞こえない。
しかし、アイサは迷わずに、
「じゃあ、進みましょう」
ロウと共に西の方へと進んでいった。
しばらく足を進めて、やっと大き岩を発見した。
「まだ同じ場所にいる?」
「ああ、動いた様子はない」
大岩を超えたロウ達は今度は北の方へと進む。大岩に着いてもまだ川の音は聞こえなかったが、だいぶ歩いた先でやっと川の音が聞こえ始めた。
そして、
「いたな」
川を挟んだ先に、5匹のゴブリンの群れを見つけた。今は何をするでもなく、睡眠中のようだ。
「ゴブリンは川の向こうだな。だが、そこそこ深い。それに…………」
ロウが喋ろうとしたところで、アイサが頷く。
「さっき行ってた別個体ね」
「…………ああ、おそらく魚類をベースにしたモンスターだ。水中戦だと流石にきつい」
すると、アイサは重い鎧をその場に置く。
「なら、そっちは私に任せなさい。ロウ、あなたはゴブリンを頼むよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人ともおそらくめっちゃ強いです。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第2話
【メタルハート 2話 森】
今回の討伐目標はゴブリンである。しかし、別のモンスターにも警戒する必要もあると判断したロウ達は慎重に森を進んでいた。
ロウは腰のベルトに剣を引っ掛けている。剣は片手剣であり、長さも短ければ、重くもない。
そのため、ロウは全体的に軽装であり、重い鎧などは付けていない。
剣士というよりは盗賊に近い格好である。
隣を歩くアイサの格好は銀色プレートを付けているが、重いものではなく。軽めのものにはしている。それでも水バケツ一杯分の重さはあるので、それなりに重たいはずだ。しかし、アイサはこれを難なくと持ち歩いている。
背中に二本の長剣を持ち、頭から腰下までの長さがある。
「あなたももう少し、しっかりした武器を持ちなさいよ」
森を警戒しながらアイサがロウにそんなことを言う。
ロウは頭を掻きながら返す。
「俺はこれで十分だよ。…………お前みたいなゴリラじゃないし」
ロウはアイサに殴られる。ロウの頭には大きなタンコブが出来上がる。
「いってぇ~」
ロウは膨らんだ頭を撫でながら、辺りを見渡す。すると、何かを感じる。
「アイサ…………見つけたぞ」
ロウの真面目な声にアイサは反応して、雰囲気が変わる。
「どこ?」
「このまま西の方へ進んで、その先に大きな岩か? があるな。そこから北の方へ進んで川を挟んだ先に5匹…………それに別個体もいるな」
アイサは西の方を向くが、その先はずっと森が続いている。大きな岩もなければ、川も見えない。音すら聞こえない。
しかし、アイサは迷わずに、
「じゃあ、進みましょう」
ロウと共に西の方へと進んでいった。
しばらく足を進めて、やっと大き岩を発見した。
「まだ同じ場所にいる?」
「ああ、動いた様子はない」
大岩を超えたロウ達は今度は北の方へと進む。大岩に着いてもまだ川の音は聞こえなかったが、だいぶ歩いた先でやっと川の音が聞こえ始めた。
そして、
「いたな」
川を挟んだ先に、5匹のゴブリンの群れを見つけた。今は何をするでもなく、睡眠中のようだ。
「ゴブリンは川の向こうだな。だが、そこそこ深い。それに…………」
ロウが喋ろうとしたところで、アイサが頷く。
「さっき行ってた別個体ね」
「…………ああ、おそらく魚類をベースにしたモンスターだ。水中戦だと流石にきつい」
すると、アイサは重い鎧をその場に置く。
「なら、そっちは私に任せなさい。ロウ、あなたはゴブリンを頼むよ」
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二人ともおそらくめっちゃ強いです。
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