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第5話 【メタルハート 5話 正体】
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メタルハート 5
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第5話
【メタルハート 5話 正体】
酒場の裏にある木造の壁は、あまり厚くないのか裏側の声が聞こえる。
壁の反対側にも誰かおり、その人がロウとアイサに喋りかけてきた。
「剣」
壁の向こうの男がそんなことを言う。
アイサはそれに対して、
「鎧」
と返した。これはこの組織での暗号。お互いが仲間であるという証明の方法である。
「心鋼(シンコウ)か。久しぶりだな」
暗号で別人ではないことを確認した彼の向こうにいる人物は喋り出す。
その声はしっかりとした真面目そうな女性の声。
「ええ、あなたも元気そうで良かった。ティン」
アイサは腕を組みながらそう返す。
「あなたたち現場に比べれば楽なんだ。それとロウもそこにいるのか?」
ティンはさっきから喋らないロウの存在が気になったようだ。
「ああ、いるぞ」
ロウはめんどくさそうに返す。
ロウの返しを聞いたティンは、
「相変わらずアイサ以外には心を開いてくれないか。まぁ、良い。早速だが、新情報だ」
ティンはそう言うと、情報を伝え始めた。
「混沌の色(カオ・クルール)の獣狼(サンクディーモン)、その中でもトップクラスの要注意人物であるユウキ・ゴショウ。奴に動きがあった」
混沌の色(カオ・クルール)とはオーボエ王国の闇の仕切る組織であり、殺人や麻薬、違法武器販売に、強盗など王国を悩ませる組織である。
王国でも彼らを追っているが、かなりデカい組織であり、手を出せないのが現状だ。
その中でも獣狼(サンクディーモン)とは組織の中心人物の数名であり、闇世界では有名な実力者である。
組織を動かす力も凄いが、戦闘力は十聖にも及ぶと言われており、一人一人が危険人物として指名手配されている。その中でも最も危険と言われているのが、ユウキ・ゴショウだ。
昔は王国の魔法使いでもあり、フルート王国とオーボエ王国の戦争にも参加したと言われているが、その実力は不明である。
何よりも奴が立った戦場では、敵どころか、味方でさえ、誰一人立っていなかったと言われている。
だが、獣狼(サンクディーモン)の面々は姿を消すのがうまく、闇に隠れる。情報を得るのでさえ、難しい。
ティンは続ける。
「ええ、おそらくわざと、なんのためかは分からないが、私たちに情報を与えた」
余裕か。それとも誘っているのか。どちらにしろ。ユウキは国家すら壊しかねない危険人物。それだけの人物が動いたとあれば……。
「増援は期待できないのね」
アイサはため息を吐きながら言った。
「そういうことだ」
続く
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第5話
【メタルハート 5話 正体】
酒場の裏にある木造の壁は、あまり厚くないのか裏側の声が聞こえる。
壁の反対側にも誰かおり、その人がロウとアイサに喋りかけてきた。
「剣」
壁の向こうの男がそんなことを言う。
アイサはそれに対して、
「鎧」
と返した。これはこの組織での暗号。お互いが仲間であるという証明の方法である。
「心鋼(シンコウ)か。久しぶりだな」
暗号で別人ではないことを確認した彼の向こうにいる人物は喋り出す。
その声はしっかりとした真面目そうな女性の声。
「ええ、あなたも元気そうで良かった。ティン」
アイサは腕を組みながらそう返す。
「あなたたち現場に比べれば楽なんだ。それとロウもそこにいるのか?」
ティンはさっきから喋らないロウの存在が気になったようだ。
「ああ、いるぞ」
ロウはめんどくさそうに返す。
ロウの返しを聞いたティンは、
「相変わらずアイサ以外には心を開いてくれないか。まぁ、良い。早速だが、新情報だ」
ティンはそう言うと、情報を伝え始めた。
「混沌の色(カオ・クルール)の獣狼(サンクディーモン)、その中でもトップクラスの要注意人物であるユウキ・ゴショウ。奴に動きがあった」
混沌の色(カオ・クルール)とはオーボエ王国の闇の仕切る組織であり、殺人や麻薬、違法武器販売に、強盗など王国を悩ませる組織である。
王国でも彼らを追っているが、かなりデカい組織であり、手を出せないのが現状だ。
その中でも獣狼(サンクディーモン)とは組織の中心人物の数名であり、闇世界では有名な実力者である。
組織を動かす力も凄いが、戦闘力は十聖にも及ぶと言われており、一人一人が危険人物として指名手配されている。その中でも最も危険と言われているのが、ユウキ・ゴショウだ。
昔は王国の魔法使いでもあり、フルート王国とオーボエ王国の戦争にも参加したと言われているが、その実力は不明である。
何よりも奴が立った戦場では、敵どころか、味方でさえ、誰一人立っていなかったと言われている。
だが、獣狼(サンクディーモン)の面々は姿を消すのがうまく、闇に隠れる。情報を得るのでさえ、難しい。
ティンは続ける。
「ええ、おそらくわざと、なんのためかは分からないが、私たちに情報を与えた」
余裕か。それとも誘っているのか。どちらにしろ。ユウキは国家すら壊しかねない危険人物。それだけの人物が動いたとあれば……。
「増援は期待できないのね」
アイサはため息を吐きながら言った。
「そういうことだ」
続く
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