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第7話 【雪山の温泉 其の7】
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せかへい 外伝21
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第7話
【雪山の温泉 其の7】
雪で遊んだパト達は旅館に戻った。そして旅館の女将さんに旅館にある温泉を紹介された。
そして温泉に入ることになったのであった。
「とりあえず持ってくものはこんなものか?」
雪で濡れた服を部屋で着替えて、旅館で借りられた和服に着替えたエスとルンバはタオルを持って廊下で待ってた。
しばらくして部屋からパトが出てくる。
「お待たせ~」
パトの雪で濡れた服を着替えていたようだ。
待っていたエスがパトに言う。
「なぁ、パト~、個室俺と交換しないか?」
「ジャンケンで決めただろ。ダメだ」
「え~」
旅館で借りられたのは四部屋だ。メンバーは女三人男三人なので、二人と一人に分かれることになった。
男はジャンケンでパトが勝利して一人部屋になり、女もじゃんけんの結果エリスが一人部屋になったようだ。
「あれ? まだ女子は来てないのか?」
パトがそう聞くとルンバが首を振る。
「いや、カナー達なら先に行ったぞ。どうせ別々なんだし、待たせるよりは先に行かせたほうがいいだろ」
パトはかまくらの外に体を出して長時間動かなかったため、冷えて腹を下していた。そのためしばらく便所に篭っていたのだ。
「いや~、すまん」
パトは手を合わせて謝る。そんなパトにエスは自慢げに言う。
「良いってことよ。これで男と女を間違えて入っても言い訳ができる」
「言い訳にならないし、お前にそんな度胸はないだろ」
そんなエスにパトは冷静にツッコミをした。
パト達が泊まっているのは旅館の二階だ。温泉は一階にあるためパト達は階段を降りる。
その途中女将さんとすれ違った。
「…………あ、どうも」
女将さんは忙しそうにせっせと働いている。
「お疲れ様です」
パト達はお辞儀をして温泉に向かった。
温泉に着くと、そこは露天風呂だった。満点の星空が夜空に浮かび、周りには白い雪が残っている。
身体を洗うと、早速湯船に浸かった。
外は凍える寒さだが、湯船の中はとても暖かい。雪で冷え切った身体がホカホカに温まる。
「はぁ~、気持ち~なぁ」
三人は並んで細めになって浸かる。
眠くなってしまいそうなほど気持ちいい。
そうしていると、他の旅館に泊まっている客も入ってきた。
「ガーハハ!! 一番風呂!! ……って人がいたのか」
入ってきたのは金髪のマッチョな男の人。男の人は一番風呂だと思っていたが、パト達が入っていたので負けたとショックを受けていた。
「まぁまぁ、私たちもさっき入ったばっかりですから」
パトがそう言って宥めようとすると、
「まぁ、私はもっと前から入っていたんですけどね」
岩に隠れて温泉に入っている人がいた。先客がいたようだ。
一番風呂に入りたかった人はさらにショックを受けていた。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
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そして温泉に入ることになったのであった。
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しばらくして部屋からパトが出てくる。
「お待たせ~」
パトの雪で濡れた服を着替えていたようだ。
待っていたエスがパトに言う。
「なぁ、パト~、個室俺と交換しないか?」
「ジャンケンで決めただろ。ダメだ」
「え~」
旅館で借りられたのは四部屋だ。メンバーは女三人男三人なので、二人と一人に分かれることになった。
男はジャンケンでパトが勝利して一人部屋になり、女もじゃんけんの結果エリスが一人部屋になったようだ。
「あれ? まだ女子は来てないのか?」
パトがそう聞くとルンバが首を振る。
「いや、カナー達なら先に行ったぞ。どうせ別々なんだし、待たせるよりは先に行かせたほうがいいだろ」
パトはかまくらの外に体を出して長時間動かなかったため、冷えて腹を下していた。そのためしばらく便所に篭っていたのだ。
「いや~、すまん」
パトは手を合わせて謝る。そんなパトにエスは自慢げに言う。
「良いってことよ。これで男と女を間違えて入っても言い訳ができる」
「言い訳にならないし、お前にそんな度胸はないだろ」
そんなエスにパトは冷静にツッコミをした。
パト達が泊まっているのは旅館の二階だ。温泉は一階にあるためパト達は階段を降りる。
その途中女将さんとすれ違った。
「…………あ、どうも」
女将さんは忙しそうにせっせと働いている。
「お疲れ様です」
パト達はお辞儀をして温泉に向かった。
温泉に着くと、そこは露天風呂だった。満点の星空が夜空に浮かび、周りには白い雪が残っている。
身体を洗うと、早速湯船に浸かった。
外は凍える寒さだが、湯船の中はとても暖かい。雪で冷え切った身体がホカホカに温まる。
「はぁ~、気持ち~なぁ」
三人は並んで細めになって浸かる。
眠くなってしまいそうなほど気持ちいい。
そうしていると、他の旅館に泊まっている客も入ってきた。
「ガーハハ!! 一番風呂!! ……って人がいたのか」
入ってきたのは金髪のマッチョな男の人。男の人は一番風呂だと思っていたが、パト達が入っていたので負けたとショックを受けていた。
「まぁまぁ、私たちもさっき入ったばっかりですから」
パトがそう言って宥めようとすると、
「まぁ、私はもっと前から入っていたんですけどね」
岩に隠れて温泉に入っている人がいた。先客がいたようだ。
一番風呂に入りたかった人はさらにショックを受けていた。
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