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第15話 『目標じゃァァァァ!!』
しおりを挟む「金を払うんじゃァァァァ!!」
ババアは形相に小学生はビビるが、お金を払ってなかったことを思い出したようで頭を下げた。
「すみません。10円ですね」
払い忘れに気づいた小学生は素直に財布を取り出し、お金を渡そうとする。しかし、財布の中はカードだらけで小銭が入っていない。
「カード払いは……できませんよね?」
小学生が心配そうに尋ねると、とも子は首を縦に振る。
「すみません。今すぐお金を取ってきます」
少年は急いで家に帰ろうとするが、とも子はそれを止めた。
「待て、食い逃げは許さないんじゃ。わしもついていく」
こうしてババアは小学生の家へと向かうことになった。
アキラとヤクザ達も心配でその後をそっとつける。店番はジョナサンがしているはずだ。
とも子は小学生の家に向かっている途中に、逃げられないように名前を確認しておく。
「南中小学校の高高 越(たかだか こす)です」
名前を確認し、ばばあの付いたのは500階建ての巨大なビル。
「ここがうちです」
すると、上空からスーツ姿に眼鏡をかけた男が、革靴から火を出しながら着地した。
「越か。今までどこに行っていたんだ。塾の時間だぞ」
「父さん」
それは越の父親。父親は息子に目を向けることをせず、手に持ったパソコンを操作しながらそんなことを言った。
そしてBBAに目を向けずに言う。
「その人達はなんだ?」
父親は後ろで隠れているアキラ達の存在にも気づいているのだろう。そんなことを質問してきた。
「お金を払ってもらいにきたんじゃ」
とも子の言葉を聞き、父親の目は険しくなる。
「なんだと……どう言うことだ」
父親は息子に説明を求める。それに越は素直に説明した。
すると、父親は懐から虹色に光るカードを取り出す。
「そんなくだらないことを……このカードで払う」
そうとも子に目を向けずにいった。
するととも子は拳を握りしめる。そして、
「現金で払うんじゃァァァァ!!」
父親の顔面を殴った。
【後書き】
でも本当はとも子のケツでスライドすればカード払いができる!?
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