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第25話 【BLACK EDGE 其の25 過去】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第25話
【BLACK EDGE 其の25 過去】
「ブラッドはメテオラさんとどう出会ったの?」
旅の途中、森を歩いている時にフェアがそんなことを聞いてきた。
聞かれたブラッドは、頭を鼻の上を掻きながら思い出す。
「あ~、そうだな~師匠は俺にとっての命の恩人なんだ」
少年はグリモワールの襲撃を受けたことで家を焼かれ、家族を失った。
少年の暮らす家の近くにあった村もグリモワールに襲われたことで、村は灰となった。
あれから一日。少年は黒焦げになった家の前で下を向いて座っていた。
泣きたくても泣けない。少年には悲しむよりもあの燃える炎の中出会った仮面を憎んでいた。
全ての元凶はあいつだ。あいつが俺から全てを奪ったんだ。
そんな少年の前に馬に乗った男が現れた。銀色の鎧に身を包んだ騎士だ。
騎士の男は少年を見つけると、丘の下にいる仲間を呼んだ。
「隊長! 子供だ!! 子供がいたぞ!!」
騎士の声に呼ばれて、馬に乗った騎士が丘を登ってくる。
現れたのは五人の騎士団だ。鎧を着込み、馬にも鎧を着せている。立派な騎士達だ。
ブラッドを見てその中の一人の騎士が馬を降りた。
鎧に身を包んでいて顔には兜をつけている。
その騎士は腰に付けた剣を取ると地面に置いた。それを見ていた仲間の騎士達は、
「隊長!?」
と驚く。
しかし、その人物は剣を置いたまま、今度は兜を外した。
その人物は女性だった。黒髪の女性。
その女性は美しく、少年が今まで見てきた人間の中で一番美を感じる人物であった。
「少年、何があった」
女性は無理に近づこうとはせず、数歩離れた場所で座り込む少年の目線に合わせるようにしゃがんだ。
鎧を着ているため、しゃがむと鎧が身体にめり込んでいたい。しかし、そんなことは表情に出さず少年に優しく喋りかけた。
少年は小さな声で答える。
「襲われた……」
「誰に?」
「仮面の集団に……」
それを聞いた騎士達はお互いを見て頷きあった。
「私達はその仮面の集団を追っている。そしてその集団に襲われた者達を救助している。一緒に来てくれないか?」
女騎士は少年を驚かせないようにゆっくりと近づくと、手を差し伸べた。
少年は一瞬戸惑った。昨日のことがあり、人間を怖くなっていたのだ。
誰を信じたらいいのかわからない。それに仮面の人物の中でも、少年の家を燃やした人間は少年の知り合いかもしれない。
少年は怯えながらも女騎士の顔を見てみた。それは真剣な顔であり、人のことを思ってくれている顔だった。
そしてその女騎士の部下の顔も同じように、少年を必死に助けようとしていた。
それを見た少年は手を掴んだ。
「少年、名前は?」
「マルク……」
「そうか、マルク。君は私達が守る」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第25話
【BLACK EDGE 其の25 過去】
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全ての元凶はあいつだ。あいつが俺から全てを奪ったんだ。
そんな少年の前に馬に乗った男が現れた。銀色の鎧に身を包んだ騎士だ。
騎士の男は少年を見つけると、丘の下にいる仲間を呼んだ。
「隊長! 子供だ!! 子供がいたぞ!!」
騎士の声に呼ばれて、馬に乗った騎士が丘を登ってくる。
現れたのは五人の騎士団だ。鎧を着込み、馬にも鎧を着せている。立派な騎士達だ。
ブラッドを見てその中の一人の騎士が馬を降りた。
鎧に身を包んでいて顔には兜をつけている。
その騎士は腰に付けた剣を取ると地面に置いた。それを見ていた仲間の騎士達は、
「隊長!?」
と驚く。
しかし、その人物は剣を置いたまま、今度は兜を外した。
その人物は女性だった。黒髪の女性。
その女性は美しく、少年が今まで見てきた人間の中で一番美を感じる人物であった。
「少年、何があった」
女性は無理に近づこうとはせず、数歩離れた場所で座り込む少年の目線に合わせるようにしゃがんだ。
鎧を着ているため、しゃがむと鎧が身体にめり込んでいたい。しかし、そんなことは表情に出さず少年に優しく喋りかけた。
少年は小さな声で答える。
「襲われた……」
「誰に?」
「仮面の集団に……」
それを聞いた騎士達はお互いを見て頷きあった。
「私達はその仮面の集団を追っている。そしてその集団に襲われた者達を救助している。一緒に来てくれないか?」
女騎士は少年を驚かせないようにゆっくりと近づくと、手を差し伸べた。
少年は一瞬戸惑った。昨日のことがあり、人間を怖くなっていたのだ。
誰を信じたらいいのかわからない。それに仮面の人物の中でも、少年の家を燃やした人間は少年の知り合いかもしれない。
少年は怯えながらも女騎士の顔を見てみた。それは真剣な顔であり、人のことを思ってくれている顔だった。
そしてその女騎士の部下の顔も同じように、少年を必死に助けようとしていた。
それを見た少年は手を掴んだ。
「少年、名前は?」
「マルク……」
「そうか、マルク。君は私達が守る」
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