49 / 354
第48話 【BLACK EDGE 其の48 師匠の技】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第48話
【BLACK EDGE 其の48 師匠の技】
ブラッドとグリムはお互いに睨み合う。ここからが本当の戦いだ。
グリムの後ろには半透明の死神がいる。それがグリムの術だ。
ブラッドはグリムとの距離をゆっくりと積める。
グリムは術を騙していた。それはグリムにとって本当に戦うに相応しい敵が判断するためである。
最初は能力は受けたダメージを返す能力だと思っていた。だが、それを偽装していたのは、あの死神だ。
「…………どうしたブラッド。来ないのか?」
距離を積めるのを戸惑っていたブラッドにグリムはそう言って挑発してきた。
あの死神には射程距離がある。だが、その有効範囲が分からない以上、下手に距離を積めることができない。
それにあの死神は透明になることができる。その能力がある以上、近づいても接近戦では不利になる。
だが…………
「…………ああ、これくらいの距離が丁度いい……」
「……?」
ブラッドはそう言うと右足を高くあげる。
「近づけないなら、近づかなければいい」
そして強く地面を踏みつけた。その勢いで地面は割れて、その衝撃が地面を伝ってグリムの方へ行く。
「メテオラ師匠、直伝の地割れ攻撃だ」
「なにっ!?」
メテオラの攻撃に比べれば威力は下がる。しかし、黒龍の力を上乗せすることでメテオラの技を再現した。
地面はでこぼこになり、グリムを襲う。
メテオラならこれで人を吹き飛ばすことができる。だが、ブラッドの力だと大ダメージを与えるには少し足りない。
「俺を守れ!!」
グリムは死神にそう指示する。すると、グリムの周りを飛ぶチリを死神が払う。
そしてグリムの後ろ首の服を掴むと、そのまま高くジャンプした。
「空中に逃げた……だと!?」
ブラッドの攻撃は空中には効果がない。グリムは死神に連れられて空中に逃げたのだ。
そして、
「死神には射程距離がある。だが、逆にこれを使えば……」
死神はグリムを空中で掴んだまま、体制を変える。それはグリムを投げる体制。
その標的は……。
「何をする気だ……」
ブラッドだ。
グリムは死神に投げられて、風を斬るようなスピードでブラッドに目掛けて飛んでいく。
グリムの顔は風にぶつかりぶるぶると振動する。
そしてそれに引っ張られるように、死神もグリムについてきた。
死神はグリムから二メートル程度しか離れなれないのだろう。それ以上彼らが離れることはない。
だが、死神は大きく、二メートル近く離れているというのに、グリムを覆うことができるほどの大きさだ。
死神はブラッドに剣を振る。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第48話
【BLACK EDGE 其の48 師匠の技】
ブラッドとグリムはお互いに睨み合う。ここからが本当の戦いだ。
グリムの後ろには半透明の死神がいる。それがグリムの術だ。
ブラッドはグリムとの距離をゆっくりと積める。
グリムは術を騙していた。それはグリムにとって本当に戦うに相応しい敵が判断するためである。
最初は能力は受けたダメージを返す能力だと思っていた。だが、それを偽装していたのは、あの死神だ。
「…………どうしたブラッド。来ないのか?」
距離を積めるのを戸惑っていたブラッドにグリムはそう言って挑発してきた。
あの死神には射程距離がある。だが、その有効範囲が分からない以上、下手に距離を積めることができない。
それにあの死神は透明になることができる。その能力がある以上、近づいても接近戦では不利になる。
だが…………
「…………ああ、これくらいの距離が丁度いい……」
「……?」
ブラッドはそう言うと右足を高くあげる。
「近づけないなら、近づかなければいい」
そして強く地面を踏みつけた。その勢いで地面は割れて、その衝撃が地面を伝ってグリムの方へ行く。
「メテオラ師匠、直伝の地割れ攻撃だ」
「なにっ!?」
メテオラの攻撃に比べれば威力は下がる。しかし、黒龍の力を上乗せすることでメテオラの技を再現した。
地面はでこぼこになり、グリムを襲う。
メテオラならこれで人を吹き飛ばすことができる。だが、ブラッドの力だと大ダメージを与えるには少し足りない。
「俺を守れ!!」
グリムは死神にそう指示する。すると、グリムの周りを飛ぶチリを死神が払う。
そしてグリムの後ろ首の服を掴むと、そのまま高くジャンプした。
「空中に逃げた……だと!?」
ブラッドの攻撃は空中には効果がない。グリムは死神に連れられて空中に逃げたのだ。
そして、
「死神には射程距離がある。だが、逆にこれを使えば……」
死神はグリムを空中で掴んだまま、体制を変える。それはグリムを投げる体制。
その標的は……。
「何をする気だ……」
ブラッドだ。
グリムは死神に投げられて、風を斬るようなスピードでブラッドに目掛けて飛んでいく。
グリムの顔は風にぶつかりぶるぶると振動する。
そしてそれに引っ張られるように、死神もグリムについてきた。
死神はグリムから二メートル程度しか離れなれないのだろう。それ以上彼らが離れることはない。
だが、死神は大きく、二メートル近く離れているというのに、グリムを覆うことができるほどの大きさだ。
死神はブラッドに剣を振る。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる