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第70話 【BLACK EDGE 其の70 終わらない】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第70話
【BLACK EDGE 其の70 終わらない】
「助かった。フェア…………」
正気を取り戻したブラッドがフェアに言う。フェアは両手を腰に当てるとドヤっと自慢げな顔をした。
「約束したもん!」
ブラッドは周りの様子を見渡す。そこは戦闘により荒れた状態だ。木も倒れ、地面も抉れている。
ブラッドはリナリアの方を向くと、
「すまない。やりすぎた……」
と頭を下げた。しかし、リナリアは首を振る。
「…………助けてくれなかったら、私がやられてた」
森の一部は荒れてしまったが、ブラッドが戦闘をしなければリナリアがやられていた。
しかし、クレインの目的はなんだったのか?
「リナリア、あいつも目的は分かるか?」
ブラッドは聞く。しかし、リナリアは首を振った。
「……分からない。でも、森を破壊しながら何かを探してる感じだった」
何かを探している。その目的のものとはなんなのか。
だが、これで倒せたのならばシャドーが足止めをしている少女も解放されたかもしれない。
そうしたらそうしたでシャドーとの戦闘になるかもしれないが…………。
そんなことを考えていると、森の奥から何かが飛んでくる。そして吹き飛ばされてきたその物体は転がり止まった。
それは黒いフードに身を包んだ。人間……。
「シャドー!?」
ブラッドがシャドーの名前を呼ぶと、倒れていたシャドーがピクリと動いた。だが、かなりのダメージを食らっているようだ。
立ち上がるがまとめには立てていない。
シャドーの仮面は割れており、顔の半分が見えている。割れている部分に片目があるが、その上を頭から流れる血が垂れており、目を瞑っている。
「…………ブラッドか……。まだ…………終わらねぇのか……?」
シャドーはボロボロの身体でブラッドに言った。それを聞いたブラッドは驚く。クレインは倒した。
しかし、少女とシャドーの戦闘は続いている?
そしてシャドーが転がってきた方から少女も姿を現した。だが、やはりまだ正気には戻っていない様子だ。
となると、クレインを倒せていない? それともクレインが少女を操っているわけではないということなのか。
クレインは植物を操作していた。だが、人を操作している様子はなかった。そうなると植物にのみ操作ができる?
だが、他に隠れているような存在は見当たらない。
「……あの女は倒したはず……」
その時だった。森の奥からクレインが歩いてきた。植物の鎧に身を包み。ボロボロの状態でやってきた。
「この俺が…………やられたと……?」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第70話
【BLACK EDGE 其の70 終わらない】
「助かった。フェア…………」
正気を取り戻したブラッドがフェアに言う。フェアは両手を腰に当てるとドヤっと自慢げな顔をした。
「約束したもん!」
ブラッドは周りの様子を見渡す。そこは戦闘により荒れた状態だ。木も倒れ、地面も抉れている。
ブラッドはリナリアの方を向くと、
「すまない。やりすぎた……」
と頭を下げた。しかし、リナリアは首を振る。
「…………助けてくれなかったら、私がやられてた」
森の一部は荒れてしまったが、ブラッドが戦闘をしなければリナリアがやられていた。
しかし、クレインの目的はなんだったのか?
「リナリア、あいつも目的は分かるか?」
ブラッドは聞く。しかし、リナリアは首を振った。
「……分からない。でも、森を破壊しながら何かを探してる感じだった」
何かを探している。その目的のものとはなんなのか。
だが、これで倒せたのならばシャドーが足止めをしている少女も解放されたかもしれない。
そうしたらそうしたでシャドーとの戦闘になるかもしれないが…………。
そんなことを考えていると、森の奥から何かが飛んでくる。そして吹き飛ばされてきたその物体は転がり止まった。
それは黒いフードに身を包んだ。人間……。
「シャドー!?」
ブラッドがシャドーの名前を呼ぶと、倒れていたシャドーがピクリと動いた。だが、かなりのダメージを食らっているようだ。
立ち上がるがまとめには立てていない。
シャドーの仮面は割れており、顔の半分が見えている。割れている部分に片目があるが、その上を頭から流れる血が垂れており、目を瞑っている。
「…………ブラッドか……。まだ…………終わらねぇのか……?」
シャドーはボロボロの身体でブラッドに言った。それを聞いたブラッドは驚く。クレインは倒した。
しかし、少女とシャドーの戦闘は続いている?
そしてシャドーが転がってきた方から少女も姿を現した。だが、やはりまだ正気には戻っていない様子だ。
となると、クレインを倒せていない? それともクレインが少女を操っているわけではないということなのか。
クレインは植物を操作していた。だが、人を操作している様子はなかった。そうなると植物にのみ操作ができる?
だが、他に隠れているような存在は見当たらない。
「……あの女は倒したはず……」
その時だった。森の奥からクレインが歩いてきた。植物の鎧に身を包み。ボロボロの状態でやってきた。
「この俺が…………やられたと……?」
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