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第93話 【BLACK EDGE 其の93 任務を手伝う】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第93話
【BLACK EDGE 其の93 任務を手伝う】
アルファから新しいアイテムを貰ったグリムとヒート。シャドーには用意が間に合わなかった。
そして今回はその装備で任務を行うことにした。
「それで今回の任務はなんなんだい?」
アルファが三人に聞く。それにグリムが答える。
「ああ、王都に潜伏しているブルーバードの幹部を捕らえるのが今回の任務だ」
それを聞いたアルファは三人に聞く。
「その幹部の居場所はわかってるの?」
三人は下を向いてしょげた。そして同時に答えた。
「分からない……」
「そうなんだね…………」
アルファは苦笑いした後、あることを提案した。
「それじゃあ、僕がその潜伏中のターゲットを見つけてあげようか!」
「そんなのことができるの?」
ヒートが尋ねると、アルファは頷いた。そして奥からあるアイテムを持ってきた。
「ああ、可能だとも!! その代わり僕の願いを聞いてくれるかい?」
こうしてアルファが今回の任務を手伝ってくれることになった。
潜伏中の敵を見つけるために外に出ることになったのだが、そこで問題が起きた。
ブルーバードの狙いはこの施設の可能性がある。そのため一人はここに残らないといけなかった。
「それで誰が残るかだ」
グリムは腕を組む。
アルファはここの兵器開発の重要人物である。彼女を守ることはこの施設を守ることと同じ価値がある。だが、外にいる間に敵がここに攻めてきて、入れ違いになる可能性もあった。
そのためアルファの護衛を二人。残りの一人がここで施設を守るという形になった。
「私は嫌よ。暇だもの」
「俺もだ」
ヒートのシャドーは残るのを否定する。そして一斉にグリムの方を見た。グリムはため息を吐くと、
「分かったよ。俺がやるよ、俺が……」
グリムが施設を守る役をやることになった。二人は適当に感謝する。
「サンキュー、我が弟よ!」
「流石は頼りになるなぁ、弟君は……」
グリムは眉間に皺を寄せる。
「お前らなぁ」
だが、ここで怒っても体力を使うだけなのでグリムは諦めた。そしてアルファ、ヒート、シャドーの三人は施設を出ることになる。
そんな三人をグリムは見送る。
「お前らアルファをしっかりと守れよ」
グリムは二人にアルファをしっかりと守るように言う。二人は当然だと言うと、扉を開けた。
そして扉が閉まる直前。
「あと姉ちゃんもあんまり無茶するなよ。この前負けたばっかりだし!!」
「姉ちゃんって呼ぶな!! あと負けたことも言うな!!」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
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【BLACK EDGE 其の93 任務を手伝う】
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そして今回はその装備で任務を行うことにした。
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それを聞いたアルファは三人に聞く。
「その幹部の居場所はわかってるの?」
三人は下を向いてしょげた。そして同時に答えた。
「分からない……」
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アルファは苦笑いした後、あることを提案した。
「それじゃあ、僕がその潜伏中のターゲットを見つけてあげようか!」
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ヒートが尋ねると、アルファは頷いた。そして奥からあるアイテムを持ってきた。
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潜伏中の敵を見つけるために外に出ることになったのだが、そこで問題が起きた。
ブルーバードの狙いはこの施設の可能性がある。そのため一人はここに残らないといけなかった。
「それで誰が残るかだ」
グリムは腕を組む。
アルファはここの兵器開発の重要人物である。彼女を守ることはこの施設を守ることと同じ価値がある。だが、外にいる間に敵がここに攻めてきて、入れ違いになる可能性もあった。
そのためアルファの護衛を二人。残りの一人がここで施設を守るという形になった。
「私は嫌よ。暇だもの」
「俺もだ」
ヒートのシャドーは残るのを否定する。そして一斉にグリムの方を見た。グリムはため息を吐くと、
「分かったよ。俺がやるよ、俺が……」
グリムが施設を守る役をやることになった。二人は適当に感謝する。
「サンキュー、我が弟よ!」
「流石は頼りになるなぁ、弟君は……」
グリムは眉間に皺を寄せる。
「お前らなぁ」
だが、ここで怒っても体力を使うだけなのでグリムは諦めた。そしてアルファ、ヒート、シャドーの三人は施設を出ることになる。
そんな三人をグリムは見送る。
「お前らアルファをしっかりと守れよ」
グリムは二人にアルファをしっかりと守るように言う。二人は当然だと言うと、扉を開けた。
そして扉が閉まる直前。
「あと姉ちゃんもあんまり無茶するなよ。この前負けたばっかりだし!!」
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