111 / 354
第109話 【BLACK EDGE 其の109 過去の因縁】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第109話
【BLACK EDGE 其の109 過去の因縁】
「いや、何よそれ?」
くだらないとスカイとフェアが言う。ブラッドも頷くが、キースは熱く語る。
「これは大事なことなんだ!!」
ブラッドは諦めてソリから降りた。
「ちょっとだけだぞ」
そして戦闘の構えをする。キースからの挑戦を受けることにした。
「そうこなくっちゃな」
キースは嬉しそうに剣を抜いた。
子供の前で子供のようにはしゃぐキース。
「タイミングは?」
「いつでも来い!」
ブラッドが聞くとキースは答えた。
「分かった」
するとブラッドはキースに向かい走り出した。真っ直ぐとキースの方に走る。
しかし、足元が雪のためいつものようなスピードが出せない。
キースは剣を両手で持ち、ブラッドを待ち構える体制だ。
ブラッドは飛び上がる。そしてキースに向かいジャンプしながらキックをした。
だが、雪のため高くは飛び上がれていない。足場が不安定なのがブラッドの機動力を下げていた。
キースは派手に動くことはなく、身体を少しだけずらす。そしてブラッドの蹴りを避けた。
そして避けたタイミングでブラッドに剣を振り下ろす。
着地したブラッドはギリギリのところでキースの剣を受け止めた。右腕でキースの剣を掴んで防ぐ。
刃の部分には触れないようにして、剣を端を指で掴んだ。少しでもタイミングがずれていれば、ブラッドの手は真っ二つになっていただろう。
ブラッドはそのままキースの剣を握り引っ張る。キースは剣を持っていかれないように、踏ん張るがブラッドの力は強くキースの身体は剣に引っ張られてしまう。
キースの身体がブラッドにより、ブラッドの周りを半回する。
そしてブラッドはキースを攻撃しやすい角度に誘導すると、残った左手でキースの顔面を殴ろうとした。
だが、キースは上半身だけを動かし、ブラッドの攻撃を躱す。剣は固定されているためキースの動きは制限されているというのに、最低限の動きで回避した。
だが、キースは剣を持っているため、両手が塞がっている。そして反撃ができない。
もう一度ブラッドがキースを攻撃する。今度はキースの腹を殴る。
今度はキースは腹に力を入れてブラッドのパンチを受け止める。
ブラッドの拳がキースの腹を直撃する。だが、ブラッドの拳はキースの筋肉に弾かれた。
驚くブラッドは剣をつかむ腕の力を緩めてしまう。その隙にキースは剣を動かしてブラッドから剣を離させた。
そしてキースはブラッドを蹴り飛ばして距離を取る。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第109話
【BLACK EDGE 其の109 過去の因縁】
「いや、何よそれ?」
くだらないとスカイとフェアが言う。ブラッドも頷くが、キースは熱く語る。
「これは大事なことなんだ!!」
ブラッドは諦めてソリから降りた。
「ちょっとだけだぞ」
そして戦闘の構えをする。キースからの挑戦を受けることにした。
「そうこなくっちゃな」
キースは嬉しそうに剣を抜いた。
子供の前で子供のようにはしゃぐキース。
「タイミングは?」
「いつでも来い!」
ブラッドが聞くとキースは答えた。
「分かった」
するとブラッドはキースに向かい走り出した。真っ直ぐとキースの方に走る。
しかし、足元が雪のためいつものようなスピードが出せない。
キースは剣を両手で持ち、ブラッドを待ち構える体制だ。
ブラッドは飛び上がる。そしてキースに向かいジャンプしながらキックをした。
だが、雪のため高くは飛び上がれていない。足場が不安定なのがブラッドの機動力を下げていた。
キースは派手に動くことはなく、身体を少しだけずらす。そしてブラッドの蹴りを避けた。
そして避けたタイミングでブラッドに剣を振り下ろす。
着地したブラッドはギリギリのところでキースの剣を受け止めた。右腕でキースの剣を掴んで防ぐ。
刃の部分には触れないようにして、剣を端を指で掴んだ。少しでもタイミングがずれていれば、ブラッドの手は真っ二つになっていただろう。
ブラッドはそのままキースの剣を握り引っ張る。キースは剣を持っていかれないように、踏ん張るがブラッドの力は強くキースの身体は剣に引っ張られてしまう。
キースの身体がブラッドにより、ブラッドの周りを半回する。
そしてブラッドはキースを攻撃しやすい角度に誘導すると、残った左手でキースの顔面を殴ろうとした。
だが、キースは上半身だけを動かし、ブラッドの攻撃を躱す。剣は固定されているためキースの動きは制限されているというのに、最低限の動きで回避した。
だが、キースは剣を持っているため、両手が塞がっている。そして反撃ができない。
もう一度ブラッドがキースを攻撃する。今度はキースの腹を殴る。
今度はキースは腹に力を入れてブラッドのパンチを受け止める。
ブラッドの拳がキースの腹を直撃する。だが、ブラッドの拳はキースの筋肉に弾かれた。
驚くブラッドは剣をつかむ腕の力を緩めてしまう。その隙にキースは剣を動かしてブラッドから剣を離させた。
そしてキースはブラッドを蹴り飛ばして距離を取る。
0
あなたにおすすめの小説
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~
おやっつ
ファンタジー
王国魔導師団指南役をしていたシューファはある日突然、王様に追放されてしまう。王様曰く、シューファみたいなアラサーが教えていたら魔導師団が衰えるとのことだった。
突然の追放で行く場所を失ったシューファは貴族社会の王国では卑下されていた冒険者での強さが全ての帝都に行くことにした。
シューファが帝都に行ったと報告を受けたかつての弟子達はガクに会いに自分の仕事を放棄して帝都に向かう。
そう、彼女らの仕事は国の重鎮だというのに───
小説家になろうにも投稿中です!
毎日投稿していこうと思うので、ブクマなどをしていただけると励みになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる