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第137話 【BLACK EDGE 其の137 勇気】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第137話
【BLACK EDGE 其の137 勇気】
「俺が奴の動きを止める。その隙にフェア、お前があれを破壊してくれ」
「分かった!!」
もう核がすぐそこにあるというのに、ブラッド達の行方を阻んだのは剣と盾を持った死人。
この死人は先程玄関の広場で出会った剣持ちの死人と同じく、戦闘能力が高い。
それに死人はダメージを受けることはない。痛覚がないようで、ダメージを与えても襲ってくる。そのため肉体を破壊するしか、動きを止める手段はない。
だが、この武器持ちの死人を倒すのはかなり難しい。ならば、ブラッドが死人を引きつけて、フェアがこの術の核を破壊したほうが良いだろう。
武器持ちの死人は二人との距離はじわじわと詰めてくる。
その動きは他の死人とは違い、やはりこの死人は実力が高いということがわかる。
まるでその死人は昔は剣士だったかのような動きだ。
そして少し距離を積めると、死人が動いた。
剣を振り上げて襲ってきた。狙う相手はフェアだ。
フェアを狙って剣を振り下ろした死人の剣を、ブラッドはフェアの前に出ると受け止めて止めた。
「お前の相手は俺だ!!」
ブラッドはそう言うと剣を弾く。
そしてブラッドは弾いた後、拳を握って死人を攻撃しようとする。しかし、死人は盾で攻撃を防ぐ。
死人はブラッドの攻撃で身体が少し浮くがダメージはないようだ。
だが、これで動きを封じられた。
「いけ! フェア!!」
ブラッドはそう言うとフェアを行かせる。
フェアはブラッドに言われて急ぎで核の元へと向かおうとする。
武器を持った死人はブラッドがさらに攻撃を加えて、動きを封じる。また盾で攻撃は防がれたが、これで死人はフェアの元に向かうことはできない。
フェアが核の元に進む間、ブラッドはどんどん死人のことを攻撃して、攻撃を防がせる。
死人の身体は地面に着くことなく、ブラッドの攻撃で何度も空中を浮き、数センチ浮いた足をバタバタさせている。
フェアは足にそしてついに核の元へと辿り着いた。核は小さな紙であり、それを囲んで半透明な球体がある。
フェアがその球体に手を突っ込むと、まるで火に手を突っ込んでいるように熱い。
「っ……」
熱さで辛そうな顔をしたフェアを見て、死人を止めているブラッドが叫ぶ。
「大丈夫か?」
「大丈夫。これは私の役目だから…………この程度、あの子達の苦しみに比べれば、全然痛くない!!」
フェアはそう言って手を突っ込んだ。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第137話
【BLACK EDGE 其の137 勇気】
「俺が奴の動きを止める。その隙にフェア、お前があれを破壊してくれ」
「分かった!!」
もう核がすぐそこにあるというのに、ブラッド達の行方を阻んだのは剣と盾を持った死人。
この死人は先程玄関の広場で出会った剣持ちの死人と同じく、戦闘能力が高い。
それに死人はダメージを受けることはない。痛覚がないようで、ダメージを与えても襲ってくる。そのため肉体を破壊するしか、動きを止める手段はない。
だが、この武器持ちの死人を倒すのはかなり難しい。ならば、ブラッドが死人を引きつけて、フェアがこの術の核を破壊したほうが良いだろう。
武器持ちの死人は二人との距離はじわじわと詰めてくる。
その動きは他の死人とは違い、やはりこの死人は実力が高いということがわかる。
まるでその死人は昔は剣士だったかのような動きだ。
そして少し距離を積めると、死人が動いた。
剣を振り上げて襲ってきた。狙う相手はフェアだ。
フェアを狙って剣を振り下ろした死人の剣を、ブラッドはフェアの前に出ると受け止めて止めた。
「お前の相手は俺だ!!」
ブラッドはそう言うと剣を弾く。
そしてブラッドは弾いた後、拳を握って死人を攻撃しようとする。しかし、死人は盾で攻撃を防ぐ。
死人はブラッドの攻撃で身体が少し浮くがダメージはないようだ。
だが、これで動きを封じられた。
「いけ! フェア!!」
ブラッドはそう言うとフェアを行かせる。
フェアはブラッドに言われて急ぎで核の元へと向かおうとする。
武器を持った死人はブラッドがさらに攻撃を加えて、動きを封じる。また盾で攻撃は防がれたが、これで死人はフェアの元に向かうことはできない。
フェアが核の元に進む間、ブラッドはどんどん死人のことを攻撃して、攻撃を防がせる。
死人の身体は地面に着くことなく、ブラッドの攻撃で何度も空中を浮き、数センチ浮いた足をバタバタさせている。
フェアは足にそしてついに核の元へと辿り着いた。核は小さな紙であり、それを囲んで半透明な球体がある。
フェアがその球体に手を突っ込むと、まるで火に手を突っ込んでいるように熱い。
「っ……」
熱さで辛そうな顔をしたフェアを見て、死人を止めているブラッドが叫ぶ。
「大丈夫か?」
「大丈夫。これは私の役目だから…………この程度、あの子達の苦しみに比べれば、全然痛くない!!」
フェアはそう言って手を突っ込んだ。
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