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第138話 【BLACK EDGE 其の138 手を伸ばせ】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第138話
【BLACK EDGE 其の138 手を伸ばせ】
フェアは核である紙に向かって手を伸ばす。
この術の核は紙を中心に掌サイズの半透明な丸い球体に包まれている。それが部屋の中心で浮いており、淡い光を放っていた。
ブラッドが武器持ちの死人を足止めしてくれたことで、フェアは術の核である紙の目の前までやってくることができた。
フェアは紙に向かって手を伸ばす。そして半透明な球体の中に手を突っ込んだ。
すると球体の中は炎で燃えているかのように熱く。その熱さにフェアは苦しい表情をする。
それを見たブラッドがフェアを心配するように叫んだ。
「大丈夫か!?」
だが、フェアは手を退くことはなかった。炎の中に手を突っ込んでいる状態のように、フェアの手は火傷する。だが、それでも手を戻すことはない。
「大丈夫。これは私の役目だから…………この程度、あの子達の苦しみに比べれば、全然痛くない!!」
フェアがずっと助けようとしてきたのは、フェアと同じ施設に捕まっていた子供達だ。
子供達の多くは龍の適応者となるために実験をされたが、適応することはなく多くの者が命を落としてしまった。
フェアはその白龍に適応して、龍の適応者になることはできた。
その子供達のことを考えると、フェアにとってはこの程度の痛みはどうってことない。
そしてまだ組織に捕まっている子供達を助けるために、フェアはこの術を破壊しなければならない。
ここをどうにかすれば、子供達に会える気がする。会うための何かヒントを手に入れられる気がする。だから、ここを絶対に乗り越えるんだ。
フェアは熱い球体の中から紙を取り出した。
そしてフェアは紙を手に取ると、それを両手で掴み二つに破った。
するとその紙は青い炎に焼かれて消滅する。
それと同時にブラッドと戦っていた死人は苦しみ出すと、半透明になって消えていった。
廊下にいた死人達も次々と消えていく。
「終わったのか……」
雪山に現れた黒い雲も消えて、術は破壊されたようだ。
こうしてアリエルが仕掛けた術は終わったのであった。
二人が玄関に戻ると、イエティとクリスがいた。フェアはイエティの傷を治す。
それを見たクリスが驚いた。
「これが龍の力なのか……」
驚いているクリスを見てブラッドは聞く。
「ん? 知っていたわけじゃないのか?」
「私の力は万能じゃないからな。お前達が龍の適応者とは知っていたが、どんな力を持っているのかはしなかった」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第138話
【BLACK EDGE 其の138 手を伸ばせ】
フェアは核である紙に向かって手を伸ばす。
この術の核は紙を中心に掌サイズの半透明な丸い球体に包まれている。それが部屋の中心で浮いており、淡い光を放っていた。
ブラッドが武器持ちの死人を足止めしてくれたことで、フェアは術の核である紙の目の前までやってくることができた。
フェアは紙に向かって手を伸ばす。そして半透明な球体の中に手を突っ込んだ。
すると球体の中は炎で燃えているかのように熱く。その熱さにフェアは苦しい表情をする。
それを見たブラッドがフェアを心配するように叫んだ。
「大丈夫か!?」
だが、フェアは手を退くことはなかった。炎の中に手を突っ込んでいる状態のように、フェアの手は火傷する。だが、それでも手を戻すことはない。
「大丈夫。これは私の役目だから…………この程度、あの子達の苦しみに比べれば、全然痛くない!!」
フェアがずっと助けようとしてきたのは、フェアと同じ施設に捕まっていた子供達だ。
子供達の多くは龍の適応者となるために実験をされたが、適応することはなく多くの者が命を落としてしまった。
フェアはその白龍に適応して、龍の適応者になることはできた。
その子供達のことを考えると、フェアにとってはこの程度の痛みはどうってことない。
そしてまだ組織に捕まっている子供達を助けるために、フェアはこの術を破壊しなければならない。
ここをどうにかすれば、子供達に会える気がする。会うための何かヒントを手に入れられる気がする。だから、ここを絶対に乗り越えるんだ。
フェアは熱い球体の中から紙を取り出した。
そしてフェアは紙を手に取ると、それを両手で掴み二つに破った。
するとその紙は青い炎に焼かれて消滅する。
それと同時にブラッドと戦っていた死人は苦しみ出すと、半透明になって消えていった。
廊下にいた死人達も次々と消えていく。
「終わったのか……」
雪山に現れた黒い雲も消えて、術は破壊されたようだ。
こうしてアリエルが仕掛けた術は終わったのであった。
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それを見たクリスが驚いた。
「これが龍の力なのか……」
驚いているクリスを見てブラッドは聞く。
「ん? 知っていたわけじゃないのか?」
「私の力は万能じゃないからな。お前達が龍の適応者とは知っていたが、どんな力を持っているのかはしなかった」
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