BLACK EDGE

ピラフドリア

文字の大きさ
213 / 354

 第211話  【BLACK EDGE 其の211 認めた】

しおりを挟む
 BLACK EDGE


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第211話
 【BLACK EDGE 其の211 認めた】



 ブラッドは赤崎の攻撃を避ける。ロジョンの時と同じように攻撃したが、今回はあの時よりも威力が下がっている。



「うまくいかないな」



 時間もない。早くその技を成功させてフェアを助けたい。だが、まだ慣れない攻撃方法だ。そう簡単にはうまくいかない。



 だが、他の方法もない。



 ブラッドは拳を握りしめて、もう一度赤崎に向かって走り出す。



 赤崎は今度は肩からビームを放つ。だが、それももう何度も見た。同じ攻撃を何度も喰らうことはない。



 ブラッドは接近すると、赤崎に連続でパンチを放つ。その一撃一撃を意識して放っているが、どれも成功しない。



 そして途中で赤崎がブラッドを腕を掴んで止めた。



「何か作戦があるのか?」



 掴んだまま赤崎はブラッドを地面に叩きつけた。



「ぐっ……」



 ブラッドは地面に叩きつけられて、地面を跳ねる。そして地面に倒れたブラッドを狙って赤崎が炎の剣を振り下ろす。



 ブラッドは身体を転がして、炎の剣を避けた。しかし、赤崎は振り下ろした後、そのまま横に振って転がったブラッドを追いかける。



 炎がブラッドに迫る中、ブラッドは右手に黒いオーラを溜めると、それをムチ状にして赤崎の剣を持つ手に引っ掛ける。そしてそれを引っ張り赤崎の腕を動かす。



 それにより赤崎の剣は軌道をずれて、炎はブラッドに当たることなく横を通っていく。



 炎を避けることができたブラッドは立ち上がると、ブラッドは左足に力を込める。
 そして赤崎のことを蹴り飛ばした。



 赤崎は吹っ飛び、地面を転がる。だが、これも失敗だ。何度やってもうまくいかない。



 片腕だけでなく身体のあらゆる場所に集中して力をコントロールしないといけない。大雑把なブラッドにはかなり苦手な作業だ。



 赤崎は落とした剣を拾うと立ち上がった。



「ふむ、何かやろうとしているみたいだが、苦戦しているようだね」



 そして赤崎にもブラッドが新たな試みをしていることがバレた。警戒された状態でこの技を成功させるのは至難の業だ。



「チャレンジは嫌いじゃない。新しいことをやることは大事なことだ」



 立ち上がった赤崎はすぐに攻撃してくる訳でなく喋り出した。



「私がなぜ、この兵器を作ったか、君には教えよう」



 突然の発言にブラッドは疑問に思う。



「なぜそんなことを言う。時間稼ぎか?」



 近くではロジョンがモニターに向かって何かをしている。いつ準備が終わってもおかしくない。



「そうじゃない。私は君を認めたということさ」







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた

黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。 そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。 「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」 前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。 二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。 辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。

竜皇女と呼ばれた娘

Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ 国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……

老聖女の政略結婚

那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。 六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。 しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。 相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。 子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。 穏やかな余生か、嵐の老後か―― 四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。

捨てられた王妃は情熱王子に攫われて

きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。 貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?  猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。  疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り―― ざまあ系の物語です。

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

処理中です...