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第219話 【BLACK EDGE 其の219 兵器を止めろ】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第219話
【BLACK EDGE 其の219 兵器を止めろ】
カメリアから少し外れた山上。そこに白いワンピースを着た男と、その部下達が居た。
彼らの目線の先には八本足の巨大な兵器が王都に向けて侵攻していた。
足は八本あり、左右に三つずつの足を使い歩いている。残りの二本は前方で手の役割をしており、歩行の邪魔にある岩や木を破壊している。
その兵器が現れたのはカメリアと王都を繋ぐ道の外れだ。そこは地下通路と繋がっていた場所であり、兵器は地面を破壊しながら現れた。
兵器は自然を破壊しながら王都へと近づいていた。
その様子を見ていたスワンが苛立つ。
「…………酷いことするわ」
スワンを中心に集まっていたブルーバードの近くに、カラスの群れがやって来た。
クロウが前に出るとカラス達と対話する。そして得た情報をスワンに伝えた。
「赤崎の目的は王都にある破壊らしいです。それを破壊することで世界のバランスは崩壊するとか」
カラス達はブラッドとシャドー達が喋っているところを遠くから見ていた。そして彼らの会話から得た情報をクロウがスワンに伝えた。
「グリモワールとブラッドは……?」
スワンが聞くとクロウはカラスに聞く。そして情報を得たクロウはそれをスワンに伝える。
「グリモワールとブラッドはあの兵器を破壊するために行動するらしいです」
「そう、それなら私たちがやるべき事は決まったわね」
スワンはそう言うとブルーバードの部下達の方を向く。そして大きな声で指示を出した。
「あなた達!! これより任務を与えるわ!! あの兵器を全力で止めるわよ! ブラッド達が来るまで、絶対に王都には辿り着かせないわ!!」
スワンが部下達にそう指示すると、部下達は大声を上げた。
指示を出したスワンに傷の癒えたフェザントが近づいてきた。
部下達は戦闘の準備をしているため、フェザントとスワンの会話は聞こえない。
「傷は大丈夫かしら? フェザントちゃん」
「ああ、クレインのおかげでな…………。スワン、聞いて良いか?」
「ええ、良いわよ」
フェザントは兵器の方を見る。
「あいつを連中が倒せると思うか?」
ブラッドとグリモワールが兵器の破壊のために動くという情報を得た。だが、それがどんな方法かはわからない。
どれだけ時間を稼いでも成功する保証はない。
「ええ、破壊できるわよ」
スワンは断言する。
「私は彼らを信じるわ」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第219話
【BLACK EDGE 其の219 兵器を止めろ】
カメリアから少し外れた山上。そこに白いワンピースを着た男と、その部下達が居た。
彼らの目線の先には八本足の巨大な兵器が王都に向けて侵攻していた。
足は八本あり、左右に三つずつの足を使い歩いている。残りの二本は前方で手の役割をしており、歩行の邪魔にある岩や木を破壊している。
その兵器が現れたのはカメリアと王都を繋ぐ道の外れだ。そこは地下通路と繋がっていた場所であり、兵器は地面を破壊しながら現れた。
兵器は自然を破壊しながら王都へと近づいていた。
その様子を見ていたスワンが苛立つ。
「…………酷いことするわ」
スワンを中心に集まっていたブルーバードの近くに、カラスの群れがやって来た。
クロウが前に出るとカラス達と対話する。そして得た情報をスワンに伝えた。
「赤崎の目的は王都にある破壊らしいです。それを破壊することで世界のバランスは崩壊するとか」
カラス達はブラッドとシャドー達が喋っているところを遠くから見ていた。そして彼らの会話から得た情報をクロウがスワンに伝えた。
「グリモワールとブラッドは……?」
スワンが聞くとクロウはカラスに聞く。そして情報を得たクロウはそれをスワンに伝える。
「グリモワールとブラッドはあの兵器を破壊するために行動するらしいです」
「そう、それなら私たちがやるべき事は決まったわね」
スワンはそう言うとブルーバードの部下達の方を向く。そして大きな声で指示を出した。
「あなた達!! これより任務を与えるわ!! あの兵器を全力で止めるわよ! ブラッド達が来るまで、絶対に王都には辿り着かせないわ!!」
スワンが部下達にそう指示すると、部下達は大声を上げた。
指示を出したスワンに傷の癒えたフェザントが近づいてきた。
部下達は戦闘の準備をしているため、フェザントとスワンの会話は聞こえない。
「傷は大丈夫かしら? フェザントちゃん」
「ああ、クレインのおかげでな…………。スワン、聞いて良いか?」
「ええ、良いわよ」
フェザントは兵器の方を見る。
「あいつを連中が倒せると思うか?」
ブラッドとグリモワールが兵器の破壊のために動くという情報を得た。だが、それがどんな方法かはわからない。
どれだけ時間を稼いでも成功する保証はない。
「ええ、破壊できるわよ」
スワンは断言する。
「私は彼らを信じるわ」
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