237 / 354
第235話 【BLACK EDGE 其の235 旅の始まり】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第235話
【BLACK EDGE 其の235 旅の始まり】
ブラッドとフェアの旅にスカイが加わることになった。
父であるキースよりも母親に似ていることを願うしかない。
だが、一緒に旅をすることになったんだ。故郷に帰す責任はしっかりと果たす。
宿で一晩を越した三人は馬車に向かった。
馬車に荷物を詰め込むと、早速マルグリットに向けて出発した。目指すは東北にある隣国だ。
馬車を操作しながらブラッドはスカイに喋りかける。
「そういえば、お前達はマルグリット出身だったんだな。知らなかったよ」
「まぁ、パパは故郷があまり好きではないみたいですから……」
そういえば、前にキースと喋っている時に故郷の文句を言っていることがあった。
確かにキースは基本はガルデニアで生活していたし、故郷に帰っているところを見たことがない。
嫁と娘がいるのに帰らないってどんだけなんだか…………。
「なんがあったのか?」
ブラッドが聞くと、スカイは答える。
「叔父さんと問題があったみたいで…………。私とママは大丈夫なんですけど、父だけはやけに嫌っていて…………」
キースの性格上、一度何かあるとずっと根に持っていそうだ。
「それでか……。ま、あいつのことだし、どうにかなるだろ。まずはお前を家に帰すよ」
「ありがとうございます」
馬車は順調に進んでいく。馬車の左側には広大な湖が続いている。
フェアとスカイはそんな湖を眺めている。
ここの湖はブルジョネという名前であり、この辺りで最も大きな湖だ。
この湖には巨大な怪物が住んでいるという噂があるが、それが本当かは定かではない。
そんな怪物を神として祀っている宗教団体もおり、そこではその怪物を湖の神だとしているらしい。
「ねぇ、ブラッド」
フェアが湖を見ながら話しかけてきた。
「どうした?」
「スカイが落ちた……」
「え!?」
ブラッドが後ろを見るとスカイが地面を転がっている。
「何があったァァァァァ!?」
ブラッドは馬車を止めて、スカイの元に駆け寄る。
「おい、大丈夫か?」
何があったのかは分からないが、馬車から落ちたんだ。
すると、スカイが目を開ける。
「ハッ!? 寝てました!!」
そして目をキリッと見開いたスカイが言った。
「…………………え」
どうやらフェアと共に湖を見ていたら眠たくなって眠ってしまったらしい。そして力が抜けて馬車から転げ落ちたと……………。
「どうしてそうなの!?」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第235話
【BLACK EDGE 其の235 旅の始まり】
ブラッドとフェアの旅にスカイが加わることになった。
父であるキースよりも母親に似ていることを願うしかない。
だが、一緒に旅をすることになったんだ。故郷に帰す責任はしっかりと果たす。
宿で一晩を越した三人は馬車に向かった。
馬車に荷物を詰め込むと、早速マルグリットに向けて出発した。目指すは東北にある隣国だ。
馬車を操作しながらブラッドはスカイに喋りかける。
「そういえば、お前達はマルグリット出身だったんだな。知らなかったよ」
「まぁ、パパは故郷があまり好きではないみたいですから……」
そういえば、前にキースと喋っている時に故郷の文句を言っていることがあった。
確かにキースは基本はガルデニアで生活していたし、故郷に帰っているところを見たことがない。
嫁と娘がいるのに帰らないってどんだけなんだか…………。
「なんがあったのか?」
ブラッドが聞くと、スカイは答える。
「叔父さんと問題があったみたいで…………。私とママは大丈夫なんですけど、父だけはやけに嫌っていて…………」
キースの性格上、一度何かあるとずっと根に持っていそうだ。
「それでか……。ま、あいつのことだし、どうにかなるだろ。まずはお前を家に帰すよ」
「ありがとうございます」
馬車は順調に進んでいく。馬車の左側には広大な湖が続いている。
フェアとスカイはそんな湖を眺めている。
ここの湖はブルジョネという名前であり、この辺りで最も大きな湖だ。
この湖には巨大な怪物が住んでいるという噂があるが、それが本当かは定かではない。
そんな怪物を神として祀っている宗教団体もおり、そこではその怪物を湖の神だとしているらしい。
「ねぇ、ブラッド」
フェアが湖を見ながら話しかけてきた。
「どうした?」
「スカイが落ちた……」
「え!?」
ブラッドが後ろを見るとスカイが地面を転がっている。
「何があったァァァァァ!?」
ブラッドは馬車を止めて、スカイの元に駆け寄る。
「おい、大丈夫か?」
何があったのかは分からないが、馬車から落ちたんだ。
すると、スカイが目を開ける。
「ハッ!? 寝てました!!」
そして目をキリッと見開いたスカイが言った。
「…………………え」
どうやらフェアと共に湖を見ていたら眠たくなって眠ってしまったらしい。そして力が抜けて馬車から転げ落ちたと……………。
「どうしてそうなの!?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる