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第281話 【BLACK EDGE 其の281 巨人】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第281話
【BLACK EDGE 其の281 巨人】
Bブロック予選。ハードを倒したバンダナの男を選手たちが囲う。
「おーっと、ギアム選手が囲まれた!!」
司会がハードを倒したバンダナの選手を実況する。
ハードを倒してから、かなり目立っていた選手だ。他の選手からすれば、強そうな選手は早めに倒したいためこうして共闘することもある。
武器を持った5人の選手が同時に飛びかかる。しかし、ギアムは二本の短剣を持って構えると、それで襲いかかる5人の選手を次々と倒していく。
ギアムの剣技は素早く、目に止まらぬ速さで踊るように振られる。
選手達の剣は空を切るが、ギアムの剣は選手達を切り裂いた。
そんなギアムとは反対側。そこではスキンヘッドの男が戦っていた。
他の選手に比べても巨漢。2メートル以上はあるであろう身長に、岩のような体格。
そんな大きさでその選手は、片手で他の選手を掴むと、そのまま場外まで投げ飛ばす。
その選手の名前はマイケル・サムソン。
サムソンはBブロック予選でサムソンの次に巨漢の選手すらも投げ飛ばしてしまった。
そんな無双を続けるサムソンに一人の男が近づいてきた。
「おい、デカイの……貴様はここまでだ」
サムソンの前に現れたのは、ムスリカ帝国騎士団師団長ポラリス。
鎧を着ており、立派な剣を構えている。
「…………」
サムソンは無言でポラリスの方を向く。
「……ほう、俺には興味はないか」
しかし、ポラリスを一目見たあと目を逸らす。そんなことをされたポラリスは静かに怒る。
そして剣を両手で持って構えると、サムソンに向かって切り掛かった。
しかし、サムソンはポラリスの剣を片手で止めた。
「な、なんだと……」
ほとんど身体を動かすことなく、簡単に剣を止められたことをポラリスは驚く。
「動かない……だと……」
ポラリスは剣を引っ込めようとするが、剣は1ミリも動かない。サムソンのポラリスの剣を両手で掴むと、剣をクシャリと握りつぶした。
剣の中間部分が曲げられてしまい、それを見たポラリスは驚いて声も出なくなる。そんなポラリスを置いてサムソンは他の選手の元へと行こうとするが、ポラリスもこのままでは終われない。
「ま、待ちやがれ……」
ポラリスの声は震えていた。それでもポラリスはサムソンに立ち向かおうとする。
剣を捨て今度は素手でサムソンに殴りかかる。だが、サムソンはその巨漢でありながらポラリスよりも早く動き、背後を取ると首を掴んで場外へと投げ飛ばした。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第281話
【BLACK EDGE 其の281 巨人】
Bブロック予選。ハードを倒したバンダナの男を選手たちが囲う。
「おーっと、ギアム選手が囲まれた!!」
司会がハードを倒したバンダナの選手を実況する。
ハードを倒してから、かなり目立っていた選手だ。他の選手からすれば、強そうな選手は早めに倒したいためこうして共闘することもある。
武器を持った5人の選手が同時に飛びかかる。しかし、ギアムは二本の短剣を持って構えると、それで襲いかかる5人の選手を次々と倒していく。
ギアムの剣技は素早く、目に止まらぬ速さで踊るように振られる。
選手達の剣は空を切るが、ギアムの剣は選手達を切り裂いた。
そんなギアムとは反対側。そこではスキンヘッドの男が戦っていた。
他の選手に比べても巨漢。2メートル以上はあるであろう身長に、岩のような体格。
そんな大きさでその選手は、片手で他の選手を掴むと、そのまま場外まで投げ飛ばす。
その選手の名前はマイケル・サムソン。
サムソンはBブロック予選でサムソンの次に巨漢の選手すらも投げ飛ばしてしまった。
そんな無双を続けるサムソンに一人の男が近づいてきた。
「おい、デカイの……貴様はここまでだ」
サムソンの前に現れたのは、ムスリカ帝国騎士団師団長ポラリス。
鎧を着ており、立派な剣を構えている。
「…………」
サムソンは無言でポラリスの方を向く。
「……ほう、俺には興味はないか」
しかし、ポラリスを一目見たあと目を逸らす。そんなことをされたポラリスは静かに怒る。
そして剣を両手で持って構えると、サムソンに向かって切り掛かった。
しかし、サムソンはポラリスの剣を片手で止めた。
「な、なんだと……」
ほとんど身体を動かすことなく、簡単に剣を止められたことをポラリスは驚く。
「動かない……だと……」
ポラリスは剣を引っ込めようとするが、剣は1ミリも動かない。サムソンのポラリスの剣を両手で掴むと、剣をクシャリと握りつぶした。
剣の中間部分が曲げられてしまい、それを見たポラリスは驚いて声も出なくなる。そんなポラリスを置いてサムソンは他の選手の元へと行こうとするが、ポラリスもこのままでは終われない。
「ま、待ちやがれ……」
ポラリスの声は震えていた。それでもポラリスはサムソンに立ち向かおうとする。
剣を捨て今度は素手でサムソンに殴りかかる。だが、サムソンはその巨漢でありながらポラリスよりも早く動き、背後を取ると首を掴んで場外へと投げ飛ばした。
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