世界最強の兵器はここに!?

ピラフドリア

文字の大きさ
10 / 31
サージュ村編

 第9話  【洞窟へ】

しおりを挟む


 エリスは完全に逃げ場を失った。



 ここまで期待され、頼まれると、断りづらい。
 だが、エリス。この程度では諦めない。



「私も手伝ってあげたいのは山々なんだけど、あれだけ大きな魔法を放った後だと、魔力が回復するまで数日掛かるのよ。だから、ギルドへ向かうのをお勧めするよ」



 そう言い、逃げようとするエリスをパトは横目で睨む。



 実際に大災害(デザストル・トネール)は超強力な上級魔法。通常はフラスコの中で実験などに使う程度の魔法だと聞く。
 広範囲攻撃感覚で使うのはエリスくらいだろう。



 しかし、あれほどの規模の魔法を使えば、魔力を使い果たし、目眩や眠気などに襲われても、おかしくない。だが、エリスはピンピンしている。つまり、エリスは魔力は全然有り余っているということだ。



「そ、そうか、それは残念だ……」



 リトライダー達は立ち上がると頭を下げ、荷物を持つ。



「どちらにせよ。迷ってる暇はない。急ぐぞ」



 リトライダーに連れられ、ダズとミエも一礼し、荷物を持って出て行こうとする。



 荷物を持ち、旅立とうとする三人をパトほ引き留めようとする。
 洞窟の魔力にゴーレム。彼らの居た洞窟には謎の部分が多い。それらはもしかしたら、モンスター大量発生と関係があるかもしれない。

 しかし、そんなことはできない。
 パトには彼らを助ける力がない。権利もない。彼らを見送ることしかできないのだ。



 その時、扉が開く。



「待ちたまえ!! 冒険者達!!」



 玄関から声が聞こえ、振り向くとそこにいたのはパトの父親である、ガオ・エイダーだった。



「父ちゃん!? 帰ってきてたの!?」



 パトは立ち上がり、ガオの側へと駆け寄る。



「ああ、さっきな!!」



 ガオがコートを脱ぐと、パトとはそれを受け取り、玄関先にあるコートを掛けに掛ける。
 パトは心配そうにガオを見る。



「村長会議は……」



 もしかしたら、ゴブリン襲撃の騒ぎを嗅ぎつけ、会議を中断して帰ってきたのかもしれない。
 しかし、それは違った。



「ああ、それなんだが……。モンスター大量発生の発生源を突き止めることができた」



 ガオの言葉にパト、そしてエリスも驚く。



「それは…………一体……」



「プティ洞窟だ」



 それを聞いた、冒険者達三人、そしてパトとエリスは顔を合わせる。



「それって、リトライダーさん達の言っていた……」



「ああ、そうだ」



 ガオの言葉を聞いたエリスは発生源を突き止めた方法を知りたそうに、顔を睨む。
 エリスですら、知ることのできなかったモンスター大量発生の情報。その情報源が気にようだ。



 ガオは腕を組む。



「俺も詳しくは分からん。だが、あいつらが言うんだ……。否定は出来ない」



「あいつらって……」



「シルバの姉、コノエ・マーキュリー。そして六英雄の一人、カレン・ミアだ」



「な、なんでそんな人達が……」



 パト達は驚く。



 六英雄、カレン・ミアとは、70年ほど昔、地上に大災害をもたらしたドラゴンを倒し、人類を救ったとされる大英雄。
 しかし、ドラゴンとの戦闘後、姿を消し、伝説のみが受け継がれてきた。



 そしてコノエ・マーキュリー。シルバ・マーキュリーの実の姉であり、国一番の科学文明(アルシミー)の研究家。
 だが、コノエはシルバと仲違いし、その後行方不明だった。



 そんな二人がなぜ、同時に現れ、モンスター大量発生を知っていたのか、教えてくれたのか。理由は分からない。
 だが、一つだけ言えることがある。その二人が言ったと言うことは、信憑性が高い。



「あいつらの目的がなんなのかは分からない。だが、俺としては発生源の可能性がある場所が分かった以上、その原因を突き止めたい。だから、ちょうど良い機会だ」



 ガオはパトを示す。



「パト、お前が行ってこい」



 ガオの言葉にパトは戸惑う。



「な、お、俺が!?」



「ああ、お前が村長になるための良い経験になる。人助けは俺たちの使命みたいなもんだ。モンスター大量発生とその冒険者達の件。二つとも片付けて来い!」







 ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎





「よし、それじゃあ、行ってくる」



 ガオに言われ、プティ洞窟に行くことになったパト達は洞窟に向かって進んでいた。



 三人の冒険者達に案内され、その後ろをパトとヤマブキ、エリスの三人が付いて行く。



 パトが洞窟に行くということになったら、エリスとヤマブキが付いてくると言ってきた。
 実際二人がいるのは心強いのだが、あまり無茶をして欲しくないのが本心である。とはいえ、パトだけでは自衛手段も頼りなく、天才魔法使いのエリスと、科学文明の武器を持つヤマブキがいた方が、モンスターに襲われたとしても問題はない気がする。



 エリスが魔力探知で警戒してくれているとはいえ、村の外に出る機会の少ないパトはマティルさんから預かった槍を大事に抱え、用心深く進んでいく。



 草原を超え、森を抜け、しばらく進むと何の変哲もない洞窟に辿り着いた。



「ここだ。ここがプティ洞窟だ」



 冒険者達は装備を整え、早速洞窟に入ろうと準備をする。
 しかし、



「待って」



 エリスが冒険者達を止める。
 そして真剣な眼差しで洞窟の奥を警戒する。



「何が来る」



 エリスの言葉でこの場にいた全員が、武器を取り警戒態勢を取るが、中からは何も訪れない。
 冒険者は首を傾げ、不思議そうに洞窟を覗くが、暗さもあり何も発見できなかったようだ。



「何が来るのかしら? エリスちゃん」



 ミエは杖を握りながら、エリスに尋ねる。エリスは無言のまま、返事をしない。



 一時の沈黙。
 この場でエリスしか分からない。何かが起きている。しかし、それが分からない以上、下手な行動も推測もできない。
 それでもこの場にいる誰もがエリスの言葉を、冗談などとは考えていなかった。この中で一番優秀な魔法使いは間違いなくエリスだ。魔力探知で探れる範囲もどこまでか想像もできない。
 だが、そんなエリスだから、そしてそんなエリスの言葉だからこそ、疑うことは死に直結すると思える。



 無言の時間に重い空気が漂う。鼓動が直に聞こえ、次の瞬間起こる出来事に恐怖を感じる。



「…………っ」



 パトが唾を飲んだ。その時、



「来る……ッ!! みんな避けて!!」



 エリスが叫ぶと同時に、地響きが洞窟の中から聞こえ、こちらに近づいてくる。



「なっ!!」



 エリスは周りを見渡すと、近くにあった草むらに飛び込む。
 パトも近くにいたヤマブキを引き連れ、急いで近くにあった草むらに飛び込む。



「…………おい!! お前らも早く!!」



 草むらに隠れたパトは冒険者達に叫ぶ。



「りょ、了解っす!!」



「ああ……」



「そうね……」



 冒険者達は急いでパト達の隠れる草むらに駆ける。
 リトライダー、ダズと草むらに入り、残るミエが間に合えば安心というところで、




「きゃっ!」


 焦ったミエが杖に足を引っかけ転んでしまう。
 ミエは地面にうつ伏せに倒れ込む。



「ミエ!!」



「ミエさん!!」



 リトライダーとダズがミエを助けに行こうとするが、エリスに止められる。



「もう来る!!」



 足音は入り口付近まで近づいてきていた。
 それはもう誰が聞いても明らかだ。



 現段階で飛び込んでもリスクが上がるだけ、それら彼らだって分かっている。
 しかし、それでも仲間を見捨てられないのが冒険者だ。



 リトライダーとダズはミエを助けに行こうと、飛び出そうとする。
 しかし、それよりも早く。



「パト!?」



 パトが草むらを飛び出していた。



 パトは倒れているミエを抱えると、洞窟から大量のゴブリン達が猛ダッシュで駆けてくる。
 パトはミエを抱え、間一髪のところで草むらへ飛び込む。
 もう少しでゴブリン達の下敷きになるところだった。



 パトは安心のあまり、力が抜けて尻をつく。



「あ、危なかった~」



「それはこっちのセリフよ。何やってるのよ」



「そりゃー、危ないところだったから」



「それはそうだけど……。お人好しもいいけど、自分の心配もしなさいよね」



 エリスはパトの行動に叱咤する。
 リトライダーとダズはミエに抱きつき、「無事で良かった良かった」と泣きついている。
 ミエは苦笑しながら二人を宥めると、パトに感謝を伝える。



「ありがとう。助かったよ」



「ああ、無事で良かった」



「でもあんなこともう二度としないでよ。これでも私だって冒険者の端くれよ。村人に助けられたんじゃ、冒険者の恥よ」



 ゴブリン達は洞窟を出ると、森の奥へと走っていったため、もうその姿は見えない。
 ゴブリンの姿が見えなくなったのを確認し、パト達は草むらから出る。



「それじゃあ、先を急ぎましょう」



 パト達は洞窟に入って行く。



「光魔法(エクレレ)」



 ミエが光魔法で光源を作り、辺りを照らす。
 薄暗かった洞窟は、小さな光源に照らされ、彼らをより奥へと導く。



「そうね。確かにこの洞窟、異常ね」



 エリスは辺りを見渡すと一人でに納得する。
 パトは首を傾げ、眉をひそめる。



「どう言うことだ?」



「普通、魔素はある一定量が貯まると、突然変異を起こしてモンスター化するの。でも、これだけの魔素が漂っているのにモンスター化しない。いや、そうじゃない、特定のタイミングでモンスター化する。これは明らかに異常な事態よ」



 パトは息を呑む。



 確かにエリスの言っている通りだ。魔素がある程度あるなら、それはモンスター化しているはずだ。だが、そうはならず、あるタイミングで爆発するようにモンスター化している。
 異常だ。自然にはこうはならないだろう。人の手が加わらない限り……。



 パトは静かに心の奥に潜む、燃えるような怒りを抑え呟く。



「やはり魔術師なのか……」



「そう考えるのが妥当ね」



 さらに洞窟の奥へと進む。
 奥に進むにつれて、洞窟入り組み、分かれ道が増えて行く。
 最初は一度この洞窟に来たことのあるリトライダー達を頼ろうとしたパトだが、



「確か……ここは左だな」



「違うよ。この時は私がジャンケンで勝って、真ん中選んだでしょ」




「二人とも記憶力大丈夫っすか? この時は右っすよ」



「あぁ? ダズ!! 今なんてった?」



「そうよそうよ! リトライダーはともかく、私の記憶力は完璧よ!」



 こんな調子で分かれ道になるたびに喧嘩を始める。彼らに痺れを切らしたエリスは、魔素の流れを頼りに、彼らの言葉を無視して進んでいくことにする。



「…………下ね」



 パトは彼らよりはエリスの方が信用できるし、ヤマブキもエリスの選ぶ道に異論はないようだ。



 順調に深層に進み、太陽の光が少し恋しくなってきた頃。先行を歩いていたエリスが足を止める。



「また何か来る……」



 エリスの魔力感知に再びモンスターが引っかかったようだ。
 それにヤマブキも続ける。



「大量ノ生命反応ガ接近シテキマス」



 リトライダー達はうろたえる。



「な、またっすか!?」



 入り口出会ったゴブリンとは足音が違う。カサカサと這い回るような、小さな足音が無数に近づいて来る。



「先程ノモンスターヲ遥カニ超エル。接近反応デス」



 冷静な口調だが、ヤマブキもどこか焦っている風に感じる。



 無数の足音は洞窟を這い回り、羽を鳴らす。
 暗闇に同化した暗黒の身体は、紅瞳を強調し輝かせる。
 紅瞳は洞窟という夜空に浮かぶ、星々を思わせる。



「ま、まさか!! あのモンスターは!?」



 黒い胴体から生えた六つの細い足。どこかで見たことがあるような虫の体。
 ゴミだろうが、同胞だろうが食らう。その虫は多くの物から嫌われ、恐れられている。



「キャファールだぁ!!」



 それはゴキブリが巨大化したモンスターだった。




 続く

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります

はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。 「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」 そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。 これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕! 毎日二話更新できるよう頑張ります!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる

書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。 鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。 だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。 その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。 俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。 ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。 なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

処理中です...