記憶の書庫

週刊 なかのや

文字の大きさ
5 / 6

A-1-d 毒吐く

しおりを挟む
嫌な事が現実であって「嗚呼辛い」とか「消えてしまって無になりたい」とか思った今日も携帯越しに病んだ君の無理に笑った表情一つで僕の悩みは消えちゃって、君が心配になってね。
「体だるいから寝てくる」って言う君の心は辛いんだろうな。少し遠過ぎる君に「大丈夫だよ、傍に居るよ」なんて言えないからさ、君を想って僕は君と寝るよ。君が独りってのは嫌だからね、僕が君の横に居られたら良いんだけど、離れてるからさ。心を傷めた君が寂しくないように、僕が君とまだ居られるように。
君に対しての気持ちが未だに「好き」って感情なのか、ただの「依存」なのかまだ分からないところあるよ。「依存」ってさ、病気らしいよ…ネットで見たから本当かどうか怪しいけどね。僕は大切なものが一つあれば他や自分含めてどうだっていいって思ったよ。大切な人が幸せになれるなら僕も何度も何度も鰹節みたいに削って骨しか残らなくたって君が幸せならいいかなって思うよ。
けどそれは病気だから君のことを好きって思った僕が君に依存するために作った口実なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。自分のことを何度見つめ直しても答えは出てこないし、他に聞けば病気って言われるならもう考えるのをやめて病気だっていいよ。それをさ、治したいって思うかと言ったら思わないよ…だって君といたいから。
じゃあさ、僕が君といる事が世間的にパチンコとかの依存症と同じとしても僕は辞めるつもりは無いよ。誰に何言われたって「そういう生き方もあるんだな」とか思ったりするけどね、そんなことより「君は今頃寝てるのかな」とか「夜ご飯何作ったのかな」とかそんな君のことしか出てこない僕は異常らしいけれど、それを僕は「君が好き」って言うよ。
他人に君のことどうこう言われると怒るのは君が僕の彼女だからってそういう訳じゃなくて、彼女って言ったら型にハマっててじゃなくて僕の大切な人だから。僕の親が僕を想って「こうした方いい」って言うのもわかるよ、親に反抗したい訳じゃなくて大切な人といたいんだ。途中からなんの話してるか分からなくなってきたけど。
取り敢えず僕は今悩んでます。貯めた金で車代返済するか貯めるかを。車が欲しい。君といるために。
自分がこの家に居て少しづつだけど良く変わってる部分が1割あって9割は良くないことあるのも知ってる。その中の一つが幻聴でさ、親とか上司(親)が話すと「こうしたほういいよ」って僕を考えてくれる声と同時に「お前は無能だ」とかそんな悪口みたいなのが聞こえてきて、どんなにいい事言われても心を刃物でグリグリ抉られてる気分なんだ。毎日それがあって仕事でもそうで帰ってきても君と話してる時以外全部そういう風に聞こえてきて毎秒死にたいって思うよ。それと寝る時、寝ても何度も起きるんだ。怒鳴り声だとかネチネチとした陰口が遠くから聞こえてその方向に歩いても誰もいなくて、ってそんなのが毎日あったりして僕はどうしたらいいんかな…君と話してると癒されるよ。僕は君と話してる時間が一番幸せだよ。死にたいって思っても引き止めるのは君を一人残すのは嫌だとか君への心配が8の周りの人が2で思うさ。
「今日はやめとこ」って。寝る前は毎夜生まれてきてから何あったとか考えて誰に迷惑かけて誰の足引っ張って生きてきたか思って寝るよ。まぁ最悪何してでも逢いにいくよ、その後の事はわからないけど。僕にとっての幸せは君といる時間だけど、親が僕に通したい意見の幸せに君は要らないようだから君が辛くなったら二人で消えたいね。死んで無になるのかな、地獄とか行くのかな、分からないけど君と二人なら僕はどこだっていいや。
♪♪♪…
おはよ、大好きな君。朝ご飯なにがいい?昨日の夜はカレーだったから軽いのにしようか、じゃあサンドウィッチにでもしようかね。あぁ君はトマト嫌いなんだよね、覚えてる。ならベーコンでも挟もうか?好きだよね?ベーコン。はい、出来たよ朝ご飯。頂きます…僕の料理の腕さ、上がったんじゃないかな?ふふ君は何食べたって美味しいっていうから参考にならないよ。今日は何する?え、あぁごめん昨日の続きで千羽鶴作るのね…別に忘れてた理由じゃないからね、君以外に興味無いからさ…いてっ何すんだよ、ん?でも本当の事だしさ、僕君以外…痛いっ…ごめん、他の人のことも考えるよ。うん、君が考えて欲しいなら頑張るよ…君は優しい人だよね、、、指輪が欲しい?いつもは要らないって言うのにどうしたの。急に欲しいってことは昨日なんかあった?心変わりするのは良い事だけど感情に任せて物事を決めるのは良くないよ。話し合いをしよう、どこから話そうか。そうなの?僕は普段通りにしているよ。君は大丈夫?僕の心配より君が心配だよ。僕の大切な君。どうしたの悲しいの。僕も凄く凄く幸せなのに、とっても昨日より一昨日より君が愛おしく感じるのに悲しくて悲しくて涙が今も零れているよ。さようならは言わない約束でしょ。




     作・沈没寸前
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...