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陵辱
エスカレートする行為
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下ろされたズボンはブーツの上で束になり、足を拘束された形になって、レジィリアンスは上がらぬ腕と束ねられた足を、僅か動く範囲で必死にいざらせる。
縛られてされるがままエルデリオンの舌先で蕾を犯され、レジィリアンスはそれこそ渾身の理性を振り絞って、漏れる声を堪えた。
ぬめぬめと生暖かい感触が、くすぐるように蕾とその周囲。
そして蕾の中へと差し入れられては引き、また舐め上げられ突き入れられる。
「…っ!ぅんっ!…ぁ…あっ!」
微かな喘ぎを漏らすと、エルデリオンは更に煽られたように、熱烈に舌を蕾の周囲でくねらせた。
「…っ!!!」
肩を揺すり腰を左右に揺らすけど。
エルデリオンの手はがっちりと、腿を掴み押さえつける。
「…お…願いっ!
もう……」
必死に懇願した時、ようやくエルデリオンの舌は、動きを止めた。
レジィリアンスはピンクに染まった肩で息をし、金の髪を胸に垂らして顔を下げ、切れ切れに吐息を、真っ赤に染まった小さな唇から吐き出す。
そしてか細い声で、訴えた。
「お……願…い…です…。
もう…衣服…を…直させて……」
エルデリオンはその可愛らしい声を聞き、顔を上げた。
青く美しい瞳は潤みきり、眉を切なげに寄せたその表情は、ひどく可憐で、けど痛々しく見えた。
…もしエルデリオンがそれに気づき、レジィリアンスに同情を寄せたなら…。
二人はこの時、救われたかもしれない。
けれど同時にその時のレジィリアンスは、例えようも無く艶やかで初心な色香を放ち、自分のものとなって輝くばかりの美しさを、まとっているように見えたから。
エルデリオンは行為を、止めようとしなかった。
「……すみません。こんな場所で」
レジィリアンスはエルデリオンの言葉に、目を見開く。
意味が分かりかねて、首を横に振る。
なぜってエルデリオンは瞬間身を起こし、手を彼の股間に持って行くと、自身のものを取り出し始めたから。
人と抱き合うことが初めてのレジィリアンスは、それが何を意味するのか。
全く分からなかった。
「(…もしかして…彼がしたように、僕の口の中に…?)」
予測出来たのは、そんな事。
どのみち、手足を拘束されたも同然で、更に体も大きく力も強いエルデリオンに、レジィリアンスは抗う術は無い。
さらりと明るい栗色の前髪が、エルデリオンの白い額を滑る様子を、レジィリアンスは怯えながら見守る。
エルデリオンはいきなりのしかかって来、レジィリアンスは押され、背もたれに背を押しつけられ、顔を横に背けた。
…次の瞬間、腿を掴まれ、上へと持ち上げられる。
何をされるか分からないレジィリアンスは、虐げられた者のように間近に顔を近づける、エルデリオンの高貴で端正な顔を見つめた。
エルデリオンはその視線を受け、苦痛があるように少し眉を歪め…。
それでも表情を崩す事なく、熱いヘイゼルの瞳で、レジィリアンスを見つめ返す。
熱に浮かされ、夢見心地なヘイゼル(黄緑色)の瞳で熱く見つめ返され、レジィリアンスは思わず身を震わせた。
“もし…かして…エルデリオンは僕が…。
この行為を望んで…喜んで…る…と…思って…る…?!”
レジィリアンスは信じられず、自分に視線を向けながらも、本当の自分を見ていない…。
まるでどこか別の、幻の自分を見つめているようなエルデリオンの瞳を、もう一度見つめ返した。
縛られてされるがままエルデリオンの舌先で蕾を犯され、レジィリアンスはそれこそ渾身の理性を振り絞って、漏れる声を堪えた。
ぬめぬめと生暖かい感触が、くすぐるように蕾とその周囲。
そして蕾の中へと差し入れられては引き、また舐め上げられ突き入れられる。
「…っ!ぅんっ!…ぁ…あっ!」
微かな喘ぎを漏らすと、エルデリオンは更に煽られたように、熱烈に舌を蕾の周囲でくねらせた。
「…っ!!!」
肩を揺すり腰を左右に揺らすけど。
エルデリオンの手はがっちりと、腿を掴み押さえつける。
「…お…願いっ!
もう……」
必死に懇願した時、ようやくエルデリオンの舌は、動きを止めた。
レジィリアンスはピンクに染まった肩で息をし、金の髪を胸に垂らして顔を下げ、切れ切れに吐息を、真っ赤に染まった小さな唇から吐き出す。
そしてか細い声で、訴えた。
「お……願…い…です…。
もう…衣服…を…直させて……」
エルデリオンはその可愛らしい声を聞き、顔を上げた。
青く美しい瞳は潤みきり、眉を切なげに寄せたその表情は、ひどく可憐で、けど痛々しく見えた。
…もしエルデリオンがそれに気づき、レジィリアンスに同情を寄せたなら…。
二人はこの時、救われたかもしれない。
けれど同時にその時のレジィリアンスは、例えようも無く艶やかで初心な色香を放ち、自分のものとなって輝くばかりの美しさを、まとっているように見えたから。
エルデリオンは行為を、止めようとしなかった。
「……すみません。こんな場所で」
レジィリアンスはエルデリオンの言葉に、目を見開く。
意味が分かりかねて、首を横に振る。
なぜってエルデリオンは瞬間身を起こし、手を彼の股間に持って行くと、自身のものを取り出し始めたから。
人と抱き合うことが初めてのレジィリアンスは、それが何を意味するのか。
全く分からなかった。
「(…もしかして…彼がしたように、僕の口の中に…?)」
予測出来たのは、そんな事。
どのみち、手足を拘束されたも同然で、更に体も大きく力も強いエルデリオンに、レジィリアンスは抗う術は無い。
さらりと明るい栗色の前髪が、エルデリオンの白い額を滑る様子を、レジィリアンスは怯えながら見守る。
エルデリオンはいきなりのしかかって来、レジィリアンスは押され、背もたれに背を押しつけられ、顔を横に背けた。
…次の瞬間、腿を掴まれ、上へと持ち上げられる。
何をされるか分からないレジィリアンスは、虐げられた者のように間近に顔を近づける、エルデリオンの高貴で端正な顔を見つめた。
エルデリオンはその視線を受け、苦痛があるように少し眉を歪め…。
それでも表情を崩す事なく、熱いヘイゼルの瞳で、レジィリアンスを見つめ返す。
熱に浮かされ、夢見心地なヘイゼル(黄緑色)の瞳で熱く見つめ返され、レジィリアンスは思わず身を震わせた。
“もし…かして…エルデリオンは僕が…。
この行為を望んで…喜んで…る…と…思って…る…?!”
レジィリアンスは信じられず、自分に視線を向けながらも、本当の自分を見ていない…。
まるでどこか別の、幻の自分を見つめているようなエルデリオンの瞳を、もう一度見つめ返した。
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