166 / 418
記憶を無くしたレジィリアンス
レジィリアンスと再会するエルデリオン
しおりを挟む
ラステル配下の連絡を受け、エルデリオンはすっ飛んで来た。
廊下で待つ、エウロペ、ラステル、エリューンが顔を上げる。
が、エルデリオンは三人と目を合わせず、目前を通り過ぎると。
扉を開け、室内へと駆け込む。
バンッ!
背後からデルデロッテとロットバルトもやって来て、廊下の一同は、こっそり室内を覗った。
「…レジィ様!」
エルデリオンは歓喜の表情で叫んだけど。
レジィはびっくりして、横のテリュスに身を寄せ、背の後ろに顔を隠して叫ぶ。
「嫌!!!
あの人、嫌っ!!!」
テリュスは自分の背に顔を擦り付け、顔を隠してるレジィに。
心から困惑して、囁く。
「…エルデリオンだぞ?
ってかまず、覚えてるの?
覚えてて…ヤなの?」
レジィは混乱して、返答せず叫ぶ。
「嫌!!!
僕…あの人、嫌い!!!」
廊下の皆は、歓喜に溢れたエルデリオンの表情が…。
どんどん悲しげに…辛そうに変わるのを、見た。
レジィリアンスはテリュスの背に顔を隠したまま、しがみついて離れないので。
とうとうエウロペは室内に入って来ると、エルデリオンの手首を握り、引いて室内から連れ出した。
エルデリオンを出した後、扉を閉め様、テリュスに頷く。
テリュスは自分の背後にしがみつく、レジィに囁いた。
「ほら、もう居ない…。
大丈夫だから。ね?
…そんなに、嫌い?」
レジィリアンスは頷く。
「…分かんない…。
でもあの人近くで見ると、頭が割れるように痛くなる…」
エウロペはそれを聞くなり、ため息と共に廊下に出た。
廊下では。
閉め出されたエルデリオンが、ショックで真っ青になり。
ロットバルトが側で、顔を覗っていた。
デルデロッテでさえ、どう慰めていいか分からず、顔を上げてエウロペを見つめる。
ロットバルトにまで見つめられ、エウロペは言い訳た。
「言ったように、君らがシュテフザインに攻め込んで来た頃から昨夜までの、記憶が戻ってない。
嫌とは言ってるけど…理由は頭痛が激しくなるから。
…多分…思い出そうとして、無意識に思い出すのを拒否し、頭痛が激しくなってると考えられる」
エルデリオンはそれを聞いて、がっくり首を下げた。
「…やはり…彼の父王を傷つけたから?」
エウロペは頷く。
「やっと安心出来ると、城に戻った矢先。
突然また、不安に襲われ…。
心に深く、その時の恐怖と不安が、刻み込まれているんだと思う」
エルデリオンが俯いたまま、涙を滴らせるので、ロットバルトもラステルもぎょっ!!!とし、二人共が首振って髪散らし、デルデロッテを見る。
見つめられたデルデロッテは、年上二人に言って聞かせた。
「…だから…。
私は万能な、魔法使いじゃない」
けれどエルデリオンに寄って行くと、目前で囁いた。
「出来事がショックなんであって。
一連の出来事の、後の君を思い出せば大丈夫。
心から、嫌ってないから」
が、エウロペは真っ直ぐ、ラステルに寄って行く。
「…多分まだ、飲まされた媚薬の効果が、残ってると思う」
ラステルは頷く。
「ショニ?」
エウロペは眉寄せる。
「あれは確かに強烈だが…効き目はせいぜい半日。
ダルトじゃないか?」
ラステルは顔上げる。
「ダルトは一週間効果が保つが、さ程強烈じゃない」
「エネ?」
エウロペの問いに、ラステルも頷いた。
「強烈で三日ほど保つ。
エネですね、多分」
「誘拐犯のレガートはまだ、会えないか?」
「傷口からばい菌が入って高熱が続き、殆ど意識がナイので。
…このまま命を落とすかもと、側付きの医師が」
「…死なせても良いのなら、私が尋問する」
ラステルは顔を下げる。
「…出来れば生かしときたい」
エウロペは沈んだ表情で、頷いた。
そして呟く。
「が。
エルデリオンはダメで、侯爵をレジィリアンスに宛がうのは、死んでも嫌だ」
「貴方は簡単に死なない。
侯爵は貴方に、殺される危険があるけど」
「言い方を間違えた。
侯爵を殺してしまうので、嫌だ」
ラステルは暗澹たる気持ちで、ぼやく。
「でもレジィ殿が今現在、こういう場合頼れるのって…侯爵ですよね?」
エウロペは思い切り、暗くなる。
「…侯爵にレジィを触れさせる位なら、私が相手したいところだけど…」
ラステルも、頷く。
「貴方は肉親代わり。
非常時過ぎれば、貴方は平気でしょうが。
レジィ殿は意識しまくって、収拾付かない」
エウロペも、予想出来すぎて、頷く。
ふ…と。
二人同時に、デルデロッテを見る。
「…似て…なくも…無い?」
ラステルが言うと、エウロペも頷く。
「この中では、一番近い」
デルデロッテは一瞬で察すると、二人を怒鳴りつけた。
「目の色が違う!!!
どこをどう見て、あのニヤケ男と私が似て見える!!!
あんた方の視力は、絶対イカれてる!!!」
突然、エウロペは扉を開けると室内に入り…。
テリュスに宥められてる、レジィに問いかける。
「侯爵の、どこまで覚えてる?
どんな顔だった?」
突然言われ、レジィは顔を上げた。
「…え…と…。
ぼんやりしてたし…。
髪が、長くて焦げ茶。
顔…は、長めで…」
「目の色は?」
レジィは首を横に振る。
「…分かんない。
だって…直ぐいやらしい事したし、顔は…一度近くで見たけど…」
言った後、顔を上げる。
「凄く、ぼやけてる」
エウロペの背後から。
ラステルもエリューンも、デルデロッテもがレジィの返答を覗ってたけど。
背を向けてたエウロペが振り向くので、一斉にエウロペの背後から離れた。
エウロペは扉を、バタン!と閉める。
「…決まりだ」
ラステルは顔を下げる。
「エルデリオンはもっと、落ち込みそうですけど。
自分はダメで、デルデロッテだなんて」
デルデだけは、怒りまくって言い放つ。
「…どうして本人の意思も聞かず、決めるんです?」
テリュスも扉を開けて、室内から出て来ると
「…俺も、デルデさんなら安心だけど。
どう見ても…侯爵より、綺麗系だろう?
目もあんな、バカに見えるほどデカくなくて、涼やかだし」
エリューンも頷く。
「明らかに侯爵より、体付きも引き締まってる。
動作に隙も無い。
格好いい具合から見ても、だらしなさそうでキザ男の侯爵とは、雲泥の差…」
エウロペは素早く、言い放つ。
「そういう贅沢は、言ってられない」
ラステルが、提案した。
「これから尋問に出向きますから。
比べて見たらどうです?」
エウロペは頷き、背を向け始めるラステルの後に続こうとして、テリュスとエリューンに首を振る。
テリュスとエリューンは頷き返すと、両側からデルデロッテの腕を掴み、連行した。
デルデロッテは振り払わなかったけど。
憮然と文句垂れる。
「君ら本気で…!」
「比べてみないと」
テリュスが言うと、エリューンも頷く。
「レジィのタメです」
デルデだけが。
「比べなくったって!
一目瞭然だろう?!」
と怒鳴った。
残されたロットバルトは、落ち込みまくるエルデリオンに囁く。
「エウロペ殿らの事も、最初は覚えて無かったのを。
半日後に、思い出したんですから。
希望はあります」
エルデリオンは俯いたまま、微かに頷くと。
侯爵の尋問に地下室への階段を降りて行く、一行とは反対に。
二階への階段を、暗い足取りで、上がり始めた。
廊下で待つ、エウロペ、ラステル、エリューンが顔を上げる。
が、エルデリオンは三人と目を合わせず、目前を通り過ぎると。
扉を開け、室内へと駆け込む。
バンッ!
背後からデルデロッテとロットバルトもやって来て、廊下の一同は、こっそり室内を覗った。
「…レジィ様!」
エルデリオンは歓喜の表情で叫んだけど。
レジィはびっくりして、横のテリュスに身を寄せ、背の後ろに顔を隠して叫ぶ。
「嫌!!!
あの人、嫌っ!!!」
テリュスは自分の背に顔を擦り付け、顔を隠してるレジィに。
心から困惑して、囁く。
「…エルデリオンだぞ?
ってかまず、覚えてるの?
覚えてて…ヤなの?」
レジィは混乱して、返答せず叫ぶ。
「嫌!!!
僕…あの人、嫌い!!!」
廊下の皆は、歓喜に溢れたエルデリオンの表情が…。
どんどん悲しげに…辛そうに変わるのを、見た。
レジィリアンスはテリュスの背に顔を隠したまま、しがみついて離れないので。
とうとうエウロペは室内に入って来ると、エルデリオンの手首を握り、引いて室内から連れ出した。
エルデリオンを出した後、扉を閉め様、テリュスに頷く。
テリュスは自分の背後にしがみつく、レジィに囁いた。
「ほら、もう居ない…。
大丈夫だから。ね?
…そんなに、嫌い?」
レジィリアンスは頷く。
「…分かんない…。
でもあの人近くで見ると、頭が割れるように痛くなる…」
エウロペはそれを聞くなり、ため息と共に廊下に出た。
廊下では。
閉め出されたエルデリオンが、ショックで真っ青になり。
ロットバルトが側で、顔を覗っていた。
デルデロッテでさえ、どう慰めていいか分からず、顔を上げてエウロペを見つめる。
ロットバルトにまで見つめられ、エウロペは言い訳た。
「言ったように、君らがシュテフザインに攻め込んで来た頃から昨夜までの、記憶が戻ってない。
嫌とは言ってるけど…理由は頭痛が激しくなるから。
…多分…思い出そうとして、無意識に思い出すのを拒否し、頭痛が激しくなってると考えられる」
エルデリオンはそれを聞いて、がっくり首を下げた。
「…やはり…彼の父王を傷つけたから?」
エウロペは頷く。
「やっと安心出来ると、城に戻った矢先。
突然また、不安に襲われ…。
心に深く、その時の恐怖と不安が、刻み込まれているんだと思う」
エルデリオンが俯いたまま、涙を滴らせるので、ロットバルトもラステルもぎょっ!!!とし、二人共が首振って髪散らし、デルデロッテを見る。
見つめられたデルデロッテは、年上二人に言って聞かせた。
「…だから…。
私は万能な、魔法使いじゃない」
けれどエルデリオンに寄って行くと、目前で囁いた。
「出来事がショックなんであって。
一連の出来事の、後の君を思い出せば大丈夫。
心から、嫌ってないから」
が、エウロペは真っ直ぐ、ラステルに寄って行く。
「…多分まだ、飲まされた媚薬の効果が、残ってると思う」
ラステルは頷く。
「ショニ?」
エウロペは眉寄せる。
「あれは確かに強烈だが…効き目はせいぜい半日。
ダルトじゃないか?」
ラステルは顔上げる。
「ダルトは一週間効果が保つが、さ程強烈じゃない」
「エネ?」
エウロペの問いに、ラステルも頷いた。
「強烈で三日ほど保つ。
エネですね、多分」
「誘拐犯のレガートはまだ、会えないか?」
「傷口からばい菌が入って高熱が続き、殆ど意識がナイので。
…このまま命を落とすかもと、側付きの医師が」
「…死なせても良いのなら、私が尋問する」
ラステルは顔を下げる。
「…出来れば生かしときたい」
エウロペは沈んだ表情で、頷いた。
そして呟く。
「が。
エルデリオンはダメで、侯爵をレジィリアンスに宛がうのは、死んでも嫌だ」
「貴方は簡単に死なない。
侯爵は貴方に、殺される危険があるけど」
「言い方を間違えた。
侯爵を殺してしまうので、嫌だ」
ラステルは暗澹たる気持ちで、ぼやく。
「でもレジィ殿が今現在、こういう場合頼れるのって…侯爵ですよね?」
エウロペは思い切り、暗くなる。
「…侯爵にレジィを触れさせる位なら、私が相手したいところだけど…」
ラステルも、頷く。
「貴方は肉親代わり。
非常時過ぎれば、貴方は平気でしょうが。
レジィ殿は意識しまくって、収拾付かない」
エウロペも、予想出来すぎて、頷く。
ふ…と。
二人同時に、デルデロッテを見る。
「…似て…なくも…無い?」
ラステルが言うと、エウロペも頷く。
「この中では、一番近い」
デルデロッテは一瞬で察すると、二人を怒鳴りつけた。
「目の色が違う!!!
どこをどう見て、あのニヤケ男と私が似て見える!!!
あんた方の視力は、絶対イカれてる!!!」
突然、エウロペは扉を開けると室内に入り…。
テリュスに宥められてる、レジィに問いかける。
「侯爵の、どこまで覚えてる?
どんな顔だった?」
突然言われ、レジィは顔を上げた。
「…え…と…。
ぼんやりしてたし…。
髪が、長くて焦げ茶。
顔…は、長めで…」
「目の色は?」
レジィは首を横に振る。
「…分かんない。
だって…直ぐいやらしい事したし、顔は…一度近くで見たけど…」
言った後、顔を上げる。
「凄く、ぼやけてる」
エウロペの背後から。
ラステルもエリューンも、デルデロッテもがレジィの返答を覗ってたけど。
背を向けてたエウロペが振り向くので、一斉にエウロペの背後から離れた。
エウロペは扉を、バタン!と閉める。
「…決まりだ」
ラステルは顔を下げる。
「エルデリオンはもっと、落ち込みそうですけど。
自分はダメで、デルデロッテだなんて」
デルデだけは、怒りまくって言い放つ。
「…どうして本人の意思も聞かず、決めるんです?」
テリュスも扉を開けて、室内から出て来ると
「…俺も、デルデさんなら安心だけど。
どう見ても…侯爵より、綺麗系だろう?
目もあんな、バカに見えるほどデカくなくて、涼やかだし」
エリューンも頷く。
「明らかに侯爵より、体付きも引き締まってる。
動作に隙も無い。
格好いい具合から見ても、だらしなさそうでキザ男の侯爵とは、雲泥の差…」
エウロペは素早く、言い放つ。
「そういう贅沢は、言ってられない」
ラステルが、提案した。
「これから尋問に出向きますから。
比べて見たらどうです?」
エウロペは頷き、背を向け始めるラステルの後に続こうとして、テリュスとエリューンに首を振る。
テリュスとエリューンは頷き返すと、両側からデルデロッテの腕を掴み、連行した。
デルデロッテは振り払わなかったけど。
憮然と文句垂れる。
「君ら本気で…!」
「比べてみないと」
テリュスが言うと、エリューンも頷く。
「レジィのタメです」
デルデだけが。
「比べなくったって!
一目瞭然だろう?!」
と怒鳴った。
残されたロットバルトは、落ち込みまくるエルデリオンに囁く。
「エウロペ殿らの事も、最初は覚えて無かったのを。
半日後に、思い出したんですから。
希望はあります」
エルデリオンは俯いたまま、微かに頷くと。
侯爵の尋問に地下室への階段を降りて行く、一行とは反対に。
二階への階段を、暗い足取りで、上がり始めた。
0
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる