93 / 307
囚われのアシュアーク
しおりを挟む
アシュアークには分からなかった。
どうして彼らが縛るのか。
けどとても乱暴に腕を掴まれたし、彼らはドラーケンよりも大きくて力も強かったから、逃げ出す事も出来なかった。
第一スフォルツァが教練に入ってから、アシュアークは数える程しかシてなくって、ほとんど干物。
ラフォーレンは気に入った女の子と“いいカンジになってるから"って、全然相手してくれなくて、幾度スフォルツァの元へ飛んで行こうかと思った程。
だから二人が、ドラーケンに代わって自分とシたいんだとは、分かったけど…。
でも縛られてると抱きつけなくて、あんまり相手の温もりを得られなくて、アシュアークは動ける範囲で、身もがいた。
板のようなものに、貼り付けられるように両手首を横に、縛られてもがいていると、二人は正面に立って、にやにや笑ってる。
衣服をはだけられて体を触って来るから、つい感じて反応すると、二人はちょっと怖い感じで、けど興奮してるのが分かったから、ついアシュアークは「欲しい」と目で、訴えた。
けど標本みたいに貼り付けられて、動けずじれてる姿を、見てるのが好きなのか。
二人して体を嬲る癖に、全然その先をしてくれなくて、アシュアークは涙目になった。
金髪の、幼いけれど身もがく姿がたいそう色っぽい美少年の、衣服がはだけたしどけない姿に興奮しきった二人は、極上品をゆっくり楽しむつもりでいた。
「…いつも、グーデンがシてるのを、見てるだけだもんな…」
「もう…感じてるみたいだぜ?
幾つだ?こいつ…」
「めちゃめちゃ、そそるよな…」
そう交互につぶやきながら、あちこち触ってはアシュアークを思い切り泣かせ…そして煽り立て、虐めて楽しもう。
そう考えてる様子に見えた。
手で触れると、アシュアークの肌の手触りは最高。
いやらしくなぜると、アシュアークは辛そうにもがく。
長い金の艶やかな髪が散り、大きな青い瞳は潤みきって、真っ赤な愛らしい唇からは、高いトーンの喘ぎ声がもれる。
白い肌はピンクに染まり、熟れた瑞々しい桃を思わせた。
まだ幼い少年のすんなりした体が、触れる度色香を伴ってもがく様は、生唾モノ。
「…最高だぜ…。
綺麗どころの愛玩達は、グーデンか上級しか、相手しないもんな…」
「けどこいつの方がよっぽど、グーデンの愛玩達より綺麗で色っぽい…」
「だな。
…グーデンだって…こんな美少年相手に、楽しんだこと無いぜ、きっと…」
でもアシュアークはそれどころじゃない。
「あ…っんっ」
愛撫されて喘ぐと…二人はもっと興奮するのか。
ますます両側から、あちこちに唇を這わせてくる。
正直、二人同時にシた事無かったから。
二人にされて、アシュアークは嬉しかった。
最初は。
乳首を唇に含まれ、お尻の蕾に指を深く差し込まれて…。
首筋に唇が這い、もう片方の乳首を指で摘ままれたりすると…。
もう限界だった。
じれてじれてたまらなくって、交互に顔を上げて顔を見つめて来る二人を、見つめ返す。
けど二人は、必死に『ちょうだい』って、アシュアークが訴えるように見つめるのに。
また顔を下げて、感じる場所の愛撫に戻る。
「やっ…!もう………ダメっ…」
だが二人は。
嫌がる美少年を、もっと煽り立て、泣いて「止めて!」と哀願させといて、でも強引に犯したい。
と思っていたから。
簡単に、挿入しようとはしない。
アシュアークは嫌がるどころか、さっさと突いて欲しかった。
涙が滴りそうだった。
“縛られて…もがく姿、だけがイイの?"
アシュアークは今までの男達は全部、直ぐ挿入して来たから。
こんなにジラされた事なんて無くって、たまらなくて泣いて訴える。
「もう…シて…抱いて…」
泣きながら哀願するのに、一人は顔を上げて
「シてるだろう?」
ってまた、乳首をきつく噛む。
「ああんっ!」
髪を振って仰け反ると、二人はますます目を見開き、輝かせ。
じれるアシュアークの、色っぽい姿に興奮するのに…。
縄を、解く様子は無い。
“手が自由だったら…彼らの興奮した股間に、手を這わせられるのに…!
そしたら直ぐ気づいて…突いてくれるはずなのに!"
やっと一人が、正面に立って腿を持ち上げ、腰を密着させてくる…。
けど抱きつけない。
“きつく抱き合って…突かれるのが好き…"
アシュアークが、外れない縄で両手首を横に釘づけられたまま、何とか外れないかと、必死にもがいてると。
突然、扉が開いた。
人が部屋へ飛び込んで来て、二人に怒鳴る。
「オーガスタスが、直来るぞ!」
それを聞いた途端、二人は血相変え、一気にばっ!とアシュアークから離れる。
そして入って来た人を突き飛ばす勢いで、部屋から飛び出して行った。
アシュアークは呆然とし…もう、泣いていた。
“こんなにして、放っといて、逃げ出すなんて!"
けれど入って来た人は、横をすり抜けて行く二人をひらりと身軽に交わし、入れ替わりに部屋へ、入って来る。
そして直ぐ横に来ると、手首を縛る縄を、解いてくれた。
腕を解かれ、アシュアークは思い切り、助け人にしがみつく。
抱きついた雰囲気が…温かくて優しそうで、細身だけどしっかりした筋肉で、アシュアークはもうじれまくっていたから、きつく縋り付いた。
背を抱き返してはくれるけど…爽やかで、信頼出来る雰囲気で…。
アシュアークはその感じのいい人に、抱いて欲しくって体をすり寄せた。
けど…その人は耳元で囁く。
「…誰に、会いに来たって?」
アシュアークは興奮しきって、切なくて…じれるように身を寄せるのに。
彼はまた、耳元で囁く。
「面会に来たんだろう?
誰に会いに?」
アシュアークはまだじっと、しがみついて…腰をよじったけど。
その人が興奮する様子は無くて…。
安心で爽やかで…温かな温もりのままだったから、アシュアークは仕方なしに、顔を上げてささやき返す。
「一…年の、スフォルツァ………」
言葉を返した途端。
その人は頷くと、手早く衣服を直してくれ、一気に抱え上げてくれた。
どうして彼らが縛るのか。
けどとても乱暴に腕を掴まれたし、彼らはドラーケンよりも大きくて力も強かったから、逃げ出す事も出来なかった。
第一スフォルツァが教練に入ってから、アシュアークは数える程しかシてなくって、ほとんど干物。
ラフォーレンは気に入った女の子と“いいカンジになってるから"って、全然相手してくれなくて、幾度スフォルツァの元へ飛んで行こうかと思った程。
だから二人が、ドラーケンに代わって自分とシたいんだとは、分かったけど…。
でも縛られてると抱きつけなくて、あんまり相手の温もりを得られなくて、アシュアークは動ける範囲で、身もがいた。
板のようなものに、貼り付けられるように両手首を横に、縛られてもがいていると、二人は正面に立って、にやにや笑ってる。
衣服をはだけられて体を触って来るから、つい感じて反応すると、二人はちょっと怖い感じで、けど興奮してるのが分かったから、ついアシュアークは「欲しい」と目で、訴えた。
けど標本みたいに貼り付けられて、動けずじれてる姿を、見てるのが好きなのか。
二人して体を嬲る癖に、全然その先をしてくれなくて、アシュアークは涙目になった。
金髪の、幼いけれど身もがく姿がたいそう色っぽい美少年の、衣服がはだけたしどけない姿に興奮しきった二人は、極上品をゆっくり楽しむつもりでいた。
「…いつも、グーデンがシてるのを、見てるだけだもんな…」
「もう…感じてるみたいだぜ?
幾つだ?こいつ…」
「めちゃめちゃ、そそるよな…」
そう交互につぶやきながら、あちこち触ってはアシュアークを思い切り泣かせ…そして煽り立て、虐めて楽しもう。
そう考えてる様子に見えた。
手で触れると、アシュアークの肌の手触りは最高。
いやらしくなぜると、アシュアークは辛そうにもがく。
長い金の艶やかな髪が散り、大きな青い瞳は潤みきって、真っ赤な愛らしい唇からは、高いトーンの喘ぎ声がもれる。
白い肌はピンクに染まり、熟れた瑞々しい桃を思わせた。
まだ幼い少年のすんなりした体が、触れる度色香を伴ってもがく様は、生唾モノ。
「…最高だぜ…。
綺麗どころの愛玩達は、グーデンか上級しか、相手しないもんな…」
「けどこいつの方がよっぽど、グーデンの愛玩達より綺麗で色っぽい…」
「だな。
…グーデンだって…こんな美少年相手に、楽しんだこと無いぜ、きっと…」
でもアシュアークはそれどころじゃない。
「あ…っんっ」
愛撫されて喘ぐと…二人はもっと興奮するのか。
ますます両側から、あちこちに唇を這わせてくる。
正直、二人同時にシた事無かったから。
二人にされて、アシュアークは嬉しかった。
最初は。
乳首を唇に含まれ、お尻の蕾に指を深く差し込まれて…。
首筋に唇が這い、もう片方の乳首を指で摘ままれたりすると…。
もう限界だった。
じれてじれてたまらなくって、交互に顔を上げて顔を見つめて来る二人を、見つめ返す。
けど二人は、必死に『ちょうだい』って、アシュアークが訴えるように見つめるのに。
また顔を下げて、感じる場所の愛撫に戻る。
「やっ…!もう………ダメっ…」
だが二人は。
嫌がる美少年を、もっと煽り立て、泣いて「止めて!」と哀願させといて、でも強引に犯したい。
と思っていたから。
簡単に、挿入しようとはしない。
アシュアークは嫌がるどころか、さっさと突いて欲しかった。
涙が滴りそうだった。
“縛られて…もがく姿、だけがイイの?"
アシュアークは今までの男達は全部、直ぐ挿入して来たから。
こんなにジラされた事なんて無くって、たまらなくて泣いて訴える。
「もう…シて…抱いて…」
泣きながら哀願するのに、一人は顔を上げて
「シてるだろう?」
ってまた、乳首をきつく噛む。
「ああんっ!」
髪を振って仰け反ると、二人はますます目を見開き、輝かせ。
じれるアシュアークの、色っぽい姿に興奮するのに…。
縄を、解く様子は無い。
“手が自由だったら…彼らの興奮した股間に、手を這わせられるのに…!
そしたら直ぐ気づいて…突いてくれるはずなのに!"
やっと一人が、正面に立って腿を持ち上げ、腰を密着させてくる…。
けど抱きつけない。
“きつく抱き合って…突かれるのが好き…"
アシュアークが、外れない縄で両手首を横に釘づけられたまま、何とか外れないかと、必死にもがいてると。
突然、扉が開いた。
人が部屋へ飛び込んで来て、二人に怒鳴る。
「オーガスタスが、直来るぞ!」
それを聞いた途端、二人は血相変え、一気にばっ!とアシュアークから離れる。
そして入って来た人を突き飛ばす勢いで、部屋から飛び出して行った。
アシュアークは呆然とし…もう、泣いていた。
“こんなにして、放っといて、逃げ出すなんて!"
けれど入って来た人は、横をすり抜けて行く二人をひらりと身軽に交わし、入れ替わりに部屋へ、入って来る。
そして直ぐ横に来ると、手首を縛る縄を、解いてくれた。
腕を解かれ、アシュアークは思い切り、助け人にしがみつく。
抱きついた雰囲気が…温かくて優しそうで、細身だけどしっかりした筋肉で、アシュアークはもうじれまくっていたから、きつく縋り付いた。
背を抱き返してはくれるけど…爽やかで、信頼出来る雰囲気で…。
アシュアークはその感じのいい人に、抱いて欲しくって体をすり寄せた。
けど…その人は耳元で囁く。
「…誰に、会いに来たって?」
アシュアークは興奮しきって、切なくて…じれるように身を寄せるのに。
彼はまた、耳元で囁く。
「面会に来たんだろう?
誰に会いに?」
アシュアークはまだじっと、しがみついて…腰をよじったけど。
その人が興奮する様子は無くて…。
安心で爽やかで…温かな温もりのままだったから、アシュアークは仕方なしに、顔を上げてささやき返す。
「一…年の、スフォルツァ………」
言葉を返した途端。
その人は頷くと、手早く衣服を直してくれ、一気に抱え上げてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる