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10 逆転する明暗
ギュンター、完全復活の時
しおりを挟むギュンターはサスベスを一度、刺し貫いた後。
ちょい目眩が起こり、病み上がりを一瞬、意識したものの…。
直ぐ、色香と艶に溢れたエロエロなサスベスを目にした途端。
一気に盛り上がる気分を、味わった。
ディンダーデンとシタ後の相手は大抵、立て続けに刺激を欲しがる。
Mっ気満点。
多少意地悪く感じさせても、たまらなく色っぽくくねってこちらを煽りまくる。
こうまで仕上げるディンダーデンに。
実はギュンターは内心、毎度感心していた。
抱き寄せて口づけると。
もう腕の中で蕩けそうな風情で、感度上がりまくりで。
一気にソノ気をそそられ、ギュンターはまた、理性が飛びかけて…けれど咄嗟に、思い出す。
「(ナロー宿場のハンナだっけ…)」
うつ伏せにさせてから、腰を引き上げる。
高く。
それと共に立ち上がると、腰を抱えたまま…。
真上から、突き刺した。
「ああああああっんっっっ!!!」
激しい喘ぎについ、熱が増す。
突く度、抱えてるサスベスの腰を、上から自分の腰に引き寄せるから…。
重い相手では、腕が保たず絶対無理。
ナロー宿場でハンナから話を聞いた、超、重量級のネナに色目使われた途端。
ディンダーデンと目配せし、二人で脱兎の如く、宿屋を逃げ出したのは、楽しい思い出…。
ディンダーデンは近衛では。
凶暴な野獣として恐れられてるけど。
結構女相手で、逃げ出す経験を共にしてるから、ギュンターは。
ディンダーデンも“ちゃんとマトモな神経のある人間”として、認識してる。
(…ギュンターも普通の神経じゃないと一般には認識されてるから、彼に認識されても“マトモ”とは、とても呼べない)
はっきり言って、突き刺す男側の体力が要る体位だが。
相手が半端なくよがるから、興奮度はMAXを振り切る。
体力の限りがんがん突くと。
突かれた相手は、ヨダレ垂らして乱れまくるので。
幾度もきつく締め付けられ、快感に包まれて天国に近づく。
腕の重みが、天の門を潜ることを、阻んではいるが。
「…っ!」
ギュンターが、満足げに吐息吐いてイくと。
サスベスは三度も、射精してた。
ぐったりした体を、布団の上に横たえる。
髪を梳いて顔を覗き込み、囁く。
「そんな…ヨかったか?」
サスベスはまだ。
朦朧として口もきけない様子。
抱き寄せて、酒をグラスからあおり、口うつしで飲ませてようやく。
サスベスが、囁く。
「…ディン…ダーデン…の…は…ずんっ…て…重たい…感じで………。
凄…く激しい…痺れが、か…らだ…を駆け…巡る………」
ギュンターは、それを聞いて頷く。
「で…も…貴方のは………感じるとこ…を凄く激しく…抉られる…感じで…。
………失神しそう…」
「(俺よりディンダーデンのが、太いせいかな…?
ディンダーデンの前では、対抗意識、バリバリになるから決して言えないが…。
あいつが敵対してるオーガスタスのは、超巨砲で。
一突きでイかせた事がある程の…技要らずな、凄い持ちモノだ。
…なんてディンダーデンの前で、漏らしたが最後。
多分絶対、オーガスタスの入浴時。
ディンダーデンに、覗きに付き合わされる。
オーガスタスに、万が一覗いてる場面なんて見つかったら。
顔を見る度、笑われ倒される………)
…かなり、意識戻ったな?」
問うと、サスベスは真っ赤な唇で。
それでもこくん。と頷いた。
「(多分この回復力が、ディンダーデンのツボなんだろうな。
あいつ、いつも直ぐ回復するから。
相手が一人じゃ、とても足りないもんな)」
ギュンターはサスベスの、表情をあまり出さないクールさと対比する、真っ赤な唇を愛らしく感じ。
つい、押し倒して口づける。
幾度も唇を重ね…次第に舌を刺し入れてくねらせてやると。
身の下でサスベスの身体が、かっ!と燃えた。
もう…口づけながら、サスベスの股の間に膝を入れて開かせ、舌を絡めたまま、サスベスの両足の下に膝を入れて腰を近づけ…。
手を添えて直ぐまた、サスベスの蕾を先端でつついてやると。
サスベスの身はますます熱を増して、くねり始める。
ギュンターは一気に背に腕を入れて抱き寄せ、抱え込んで身を起こすと。
膝の上から、真っ直ぐ下へと突き刺す。
「ああっ…!
あ…んっ!」
“下から突き刺されながら、体を無理矢理もっと深く沈められ、強引に埋め込まれる感覚に。
大抵の相手は悶え狂ったように、激しく身もがくから。
見てると、最高に楽しい”
と、ディンダーデンが感想を述べた体位。
一度、ローランデにした時。
あまりの興奮に、気が狂いそうになって、自重した。
なぜなら。
感じる様子が、目前、間近で見られるし。
だんだん重みで下に沈んでいく度、こちらも奥へとゆっくり飲み込まれ、それはきつく締め付けられて、一瞬意識が飛びそうになる程、イイし。
さらに突き刺される方は、もがきまくって最高に色っぽく身悶え。
始終、きつく収縮を繰り返したりするから………。
腰を突き入れなくても、天国に昇っちゃうくらい、最高に滅茶苦茶、イイ。
「あ…あ…っ!」
サスベスは、嗜虐をそそる表情で、涙目で。
とうとうすっかり、沈み込むと。
熱い吐息を吐いて、じっ…としてる。
つい、意地悪く下から腰を持ち上げてやる。
「っ!!!」
深々と奥まで突き刺され、激しく感じるのか。
この上もなく締め付けてきて、こっちも一瞬、意識が飛ぶ程…。
ギュンターは
「(病み上がりで久しぶりだから…?
それともサスベスが鍛えてて、普通より締め付けが、キツいからかな?)」
なんて思った。
ローランデも鍛えまくってるから。
締め付けは半端なくキツくて、天国に到達する程。
鍛えてるのに、ゴツく無くて…彫刻家がモデルにしたいと思う程、本当に綺麗な裸体のローランデ………。
「(…俺…マジで、ローランデ飢えしてて…重傷だ………)」
二回、下から腰を突き上げると。
サスベスは射精する。
が、少し揺するとまた、勃ち上がり…。
涙目で、髪ごと顔を振り…。
「あ…あ…あっ!!!」
快楽責めの、拷問を受けてるよう。
ローランデがやたら思い浮かぶのは…鍛えているところが、似てるからのようだった。
相手が女だと、柔軟だし受け入れるのに慣れてるから。
その内、自分で腰を揺すり出す。
けど相手が男だと…。
俯いて瞳を涙でいっぱい溜め…辛い快感な様子、なのに。
締め付けは、女よりもキツくて。
気が遠くなりそうな位、めちゃくちゃイイ………。
けどまた、揺するとキツく締め付けた後、放ってる…。
ついまた、揺すってやると。
簡単に、勃ち上がる。
けどその都度、辛そうに…サスベスは、首を横に振る。
「(…ああ突き刺したまま、無理矢理勃たせるからか…)」
けれど、ローランデを思い浮かべるのも、無理無いと、ギュンターは思った。
「(…これ程で無いにしても…。
ローランデも、早いしな…。
どっちがマシなんだ?
根元縛って、イかないように保たせて…突くのと。
放った後、刺激してまた無理矢理勃たせるのと?)」
けどどうしても…早いローランデに、先にイかれたくなくて…。
毎度縛って、気絶寸前まで感じさせ、自分が放つ時ローランデをも解放して。
一緒にイくのが…この上無く幸福だから………。
ギュンターはローランデの時は。
やっぱり、根元を縛るのが正解と、思った。
なぜってローランデは生え抜きの武人。
幾ら射精直後だからと言って、解き放った後はきっと。
直ぐ、その場からするりと逃げ出してしまうだろう………。
けれどサスベスはまだ。
きつく締め付けて来る。
「(…この辺りが、頭領…なのかな?)」
が。
ギュンターも、もうヨ過ぎて限界だったから。
一度下から激しく揺すり、きつく締め付けられて達してしまい…。
サスベスが放つ液を、腹に浴びた。
ぐったりするサスベスを抱き寄せて、寝台に共に倒れ込む。
サスベスは心細い子供のように、胸に顔を、埋めてくるから可愛くなって…。
「(…こんな…所もローランデに似てる…。
人前で、弱さは出せないから。
こんな風に相手に乱れさせられて、意識が飛ぶと。
心許ない様子も、隠す事無く見せてくれる………)」
暫く休むと、ノックの音と共に、部下の声。
「サスベス様…執務のお時間ですが………」
ギュンターは、まだ朦朧としてるサスベスを見て、言葉を返す。
「もう少し時間を、くれ!
正気を取り戻させて、送り出す!」
そう叫ぶ声が、迫力ある声で。
部下は、廊下を歩くギュンターの姿を初めて目にした時。
すごくちゃらけた美貌の色男に見えた、その外観とはまるで違い。
戦闘に慣れた、武人の声に聞こえ。
思わず目を、見開いた。
部下は黙って扉を閉めると。
閉めた扉越しに、言葉を返す。
「では、お待ち申しております」
ギュンターは通常するように、素早く寝台から飛び出る。
並ぶ扉を二つ程開けて、三つ目。
浴場に続く扉を見つけ、中へ駆け込む。
まず。自分に。
浴槽いっぱいに入った湯を汲み、全身にかけて清め。
その後、水瓶から桶に水をあけ、布で自身を軽く拭いて、別の乾いた布を手に持ち。
寝台に、取って戻ると。
水でサスベスの身を、拭き清め。
きつけの酒を、口移しで飲ませた。
サスベスは、また再開するのかと。
抱き寄せるギュンターにしなだれかかった。
が、ギュンターは耳元で囁いた。
「執務が、あるんだろう?」
サスベスは一瞬で緑の瞳に力を戻し、ゆっくりギュンターの胸元から身を起こし。
まだヨロめく足取りで、寝台から出て。
…そして衣装箪笥の前で、着替えを始めた。
ギュンターも素早く衣服を身につける。
すっかり着終わった頃。
衣服を着たサスベスが、振り返る。
艶や色香は残っていた。
が、意志の強い…頭領の目。
ギュンターは、口を閉じる。
が、サスベスはきつい表情を崩すと、ギュンターに囁く。
「ご一緒…して頂けます?
その…アイリスも…ディンダーデンもが…。
いつも一緒に………」
ギュンターは、頷いてサスベスの、横に来る。
「…行こうか」
サスベスは背の高いその人が、とても引き締まっていて俊敏で。
そしてとても、たくましく感じ、不思議そうに見上げる。
金の豪奢な髪。
紫のキラリと光る、宝石のような瞳。
確かに、その美貌は甘いのに。
彼は最早、甘くは見えなくなって。
サスベスは、彼に従うように、こっくりと、頷いた。
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