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第一章
女神の加護
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ソフィアの声にライルは咄嗟に後ろを振り向いたその瞬間。
「グルァ! 」
赤い光のを持った黒い影が襲い掛かってくる。
「な! 」
ライルは右腕を出し顔を防ぐ。
すると黒い影はライルの右腕に噛みついてくる。
「ぐッ 」
ライルは苦悶の表情を浮かべるがすぐに黒い影を振り払う。
黒い影が振り払われ地面に倒れる。
「クソッやられた 」
「ライル…大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルが左手で押さえている右腕の傷を見つめ言った。
噛まれた後から血が出ている。
「手当ては後だ! 先にこいつらをなんとかする 」
そう言うとライルは腰に吊っているサーベルを一本抜く。
「グルルル 」
さっきライルが振り払った黒い影が体を起こした。
ソフィアはその姿を見る。
黒い体毛が身体中に生え、四本の細い足で立ち鋭い爪が生えている。
赤い光だと思っていたのは煌々と光る目だった。
口には爪と同じ様に鋭い牙が並んでいる。
ライルを襲ったのは狼だった。
「ライル、この狼は? 」
するとライルは額に汗を浮かべながら言う。
「ガルム、夜行性の魔獣だ 」
ライルがそう言うと森の中から次々とガルムが出てくる。
「チッ 数が多い。ソフィアは下がってろ 」
ライルはサーベルを構える。
そして飛びかかってきたガルムを斬る。
ガルムの首が鮮血と共に宙を舞う。
その後も次々とガルムは襲い掛かってくる。
ライルは襲い掛かってくるガルムを容赦無く斬り捨てる。
するとガルム達が踵を返し森の中に逃げて行く。
「ふーなんとかなったか 」
ライルはサーベルを鞘に戻し一息つく。
「大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルに駆け寄る。
「ああ、止血だけやっとく 」
ライルは着ているロングコートを脱ぐ。
するとソフィアがライルの傷口を見て言った。
「私が手当てします、とりあえず座って下さい 」
ライルはソフィアの言う通りにする。
「ライル、シャツも脱げますか? 」
「あ、ああ分かった 」
ライルはシャツも脱ぐ。
「それではライル傷口を見せて下さい 」
ライルは右腕をソフィアに向ける。
ソフィアは自分の黒い手袋を外すと傷口に手の平を当てる。
するとたちまち血が止まり傷口が塞がっていく。
ライルはこの光景に衝撃を受ける。
何故ならアルテス教の聖職者が使える治癒魔術でも止血し痛みを消す位しか出来ないからだ。
しかしソフィアは傷口を跡形も無く治していく。
(この力は、間違いない。ソフィアは…… )
ライルは頭の中で結論を出しソフィアに聞く。
「ソフィア、その力は『女神の加護』か? 」
するとソフィアは微笑み言う。
「はい、アンナさんはそう呼んでいました。ライルはこの力を知っているのですか? 」
「ああ、前に女神に聞いたんだよ 」
ライルがそう言うとソフィアは大声を上げ言った。
「な、な、女神アルテス様に会ったことがあるのですか! 」
「ん? ああ、あるよ。勇者に選ばれた時にちょっとな……で?ソフィアはどうして『女神の加護』なんて代物を手に入れた? イルミア王国が血眼で探しているものだぞ 」
ライルは傷口がすっかり無くなった右腕を見つめてソフィアの聞く。
するとソフィアは力を手に入れたの経緯を話してくれる。
「そんな大した話でも無いのですが、四年前に私がいつも通り朝の礼拝をしていた時にですね、何やら頭の中で女性の声が聞こえてきまして、私には直ぐに女神様の声だと分かりました。そして女神様が私にこの力を授けて下さったのです 」
「ふむ、それはソフィアが敬虔な信徒だから女神がソフィアを気に入ったんだ 」
ライルが抜いだシャツを着なおしながらそう言うとソフィアは嬉しそうな表情になる。
「貴重な力だ、大事にしろよ。くれぐれも他の聖職者に気付かれるなよ 」
ライルはロングコートを羽織るとそう言った。
「何故気付かれてはいけないのですか? 」
ソフィアは首を傾げる。
「言ったろイルミア王国の聖職者はその力を喉から手が出るほど欲しがってる。もしソフィアの存在がバレれば君は旅どころじゃ無くなる 」
「わ、分かりました。気を付けます 」
ソフィアはコクリと頷いた。
「さ、もう寝ようぜ。見張りは俺がやるから 」
「そうですね、ですがライルだけに見張りはやらせておけません。交代でやりましょう 」
「分かった。最初はソフィアがどうぞ 」
ライルはソフィアに寝るように促す。
「分かりました。それではよろしくお願いします 」
ソフィアはそう言うと服の入った荷物を枕にして眠りに着く。
予想以上に疲れていたのか直ぐに眠気に襲われた。
ライルはスースーと寝息を立てているソフィアに少しドギマギしながら視線をソフィアから星空に移す。
本当に綺麗な星だ 、こんなにゆっくり星を眺めたのはいつ以来だろう。
魔王討伐の旅以来だろうか。
あの時は夜遅くまで皆んなで騒いでたっけ。
ライルは過去の思い出を夜空を見上げながら考える。
そしてソフィアに再び視線を移す。
いつもは意志の強い大人びた雰囲気の彼女だが寝顔は少しあどけない。
「テントでも買ってあげれば良かったか…… 」
ライルはソフィアの寝顔を見つめながらそう呟いた————。
「グルァ! 」
赤い光のを持った黒い影が襲い掛かってくる。
「な! 」
ライルは右腕を出し顔を防ぐ。
すると黒い影はライルの右腕に噛みついてくる。
「ぐッ 」
ライルは苦悶の表情を浮かべるがすぐに黒い影を振り払う。
黒い影が振り払われ地面に倒れる。
「クソッやられた 」
「ライル…大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルが左手で押さえている右腕の傷を見つめ言った。
噛まれた後から血が出ている。
「手当ては後だ! 先にこいつらをなんとかする 」
そう言うとライルは腰に吊っているサーベルを一本抜く。
「グルルル 」
さっきライルが振り払った黒い影が体を起こした。
ソフィアはその姿を見る。
黒い体毛が身体中に生え、四本の細い足で立ち鋭い爪が生えている。
赤い光だと思っていたのは煌々と光る目だった。
口には爪と同じ様に鋭い牙が並んでいる。
ライルを襲ったのは狼だった。
「ライル、この狼は? 」
するとライルは額に汗を浮かべながら言う。
「ガルム、夜行性の魔獣だ 」
ライルがそう言うと森の中から次々とガルムが出てくる。
「チッ 数が多い。ソフィアは下がってろ 」
ライルはサーベルを構える。
そして飛びかかってきたガルムを斬る。
ガルムの首が鮮血と共に宙を舞う。
その後も次々とガルムは襲い掛かってくる。
ライルは襲い掛かってくるガルムを容赦無く斬り捨てる。
するとガルム達が踵を返し森の中に逃げて行く。
「ふーなんとかなったか 」
ライルはサーベルを鞘に戻し一息つく。
「大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルに駆け寄る。
「ああ、止血だけやっとく 」
ライルは着ているロングコートを脱ぐ。
するとソフィアがライルの傷口を見て言った。
「私が手当てします、とりあえず座って下さい 」
ライルはソフィアの言う通りにする。
「ライル、シャツも脱げますか? 」
「あ、ああ分かった 」
ライルはシャツも脱ぐ。
「それではライル傷口を見せて下さい 」
ライルは右腕をソフィアに向ける。
ソフィアは自分の黒い手袋を外すと傷口に手の平を当てる。
するとたちまち血が止まり傷口が塞がっていく。
ライルはこの光景に衝撃を受ける。
何故ならアルテス教の聖職者が使える治癒魔術でも止血し痛みを消す位しか出来ないからだ。
しかしソフィアは傷口を跡形も無く治していく。
(この力は、間違いない。ソフィアは…… )
ライルは頭の中で結論を出しソフィアに聞く。
「ソフィア、その力は『女神の加護』か? 」
するとソフィアは微笑み言う。
「はい、アンナさんはそう呼んでいました。ライルはこの力を知っているのですか? 」
「ああ、前に女神に聞いたんだよ 」
ライルがそう言うとソフィアは大声を上げ言った。
「な、な、女神アルテス様に会ったことがあるのですか! 」
「ん? ああ、あるよ。勇者に選ばれた時にちょっとな……で?ソフィアはどうして『女神の加護』なんて代物を手に入れた? イルミア王国が血眼で探しているものだぞ 」
ライルは傷口がすっかり無くなった右腕を見つめてソフィアの聞く。
するとソフィアは力を手に入れたの経緯を話してくれる。
「そんな大した話でも無いのですが、四年前に私がいつも通り朝の礼拝をしていた時にですね、何やら頭の中で女性の声が聞こえてきまして、私には直ぐに女神様の声だと分かりました。そして女神様が私にこの力を授けて下さったのです 」
「ふむ、それはソフィアが敬虔な信徒だから女神がソフィアを気に入ったんだ 」
ライルが抜いだシャツを着なおしながらそう言うとソフィアは嬉しそうな表情になる。
「貴重な力だ、大事にしろよ。くれぐれも他の聖職者に気付かれるなよ 」
ライルはロングコートを羽織るとそう言った。
「何故気付かれてはいけないのですか? 」
ソフィアは首を傾げる。
「言ったろイルミア王国の聖職者はその力を喉から手が出るほど欲しがってる。もしソフィアの存在がバレれば君は旅どころじゃ無くなる 」
「わ、分かりました。気を付けます 」
ソフィアはコクリと頷いた。
「さ、もう寝ようぜ。見張りは俺がやるから 」
「そうですね、ですがライルだけに見張りはやらせておけません。交代でやりましょう 」
「分かった。最初はソフィアがどうぞ 」
ライルはソフィアに寝るように促す。
「分かりました。それではよろしくお願いします 」
ソフィアはそう言うと服の入った荷物を枕にして眠りに着く。
予想以上に疲れていたのか直ぐに眠気に襲われた。
ライルはスースーと寝息を立てているソフィアに少しドギマギしながら視線をソフィアから星空に移す。
本当に綺麗な星だ 、こんなにゆっくり星を眺めたのはいつ以来だろう。
魔王討伐の旅以来だろうか。
あの時は夜遅くまで皆んなで騒いでたっけ。
ライルは過去の思い出を夜空を見上げながら考える。
そしてソフィアに再び視線を移す。
いつもは意志の強い大人びた雰囲気の彼女だが寝顔は少しあどけない。
「テントでも買ってあげれば良かったか…… 」
ライルはソフィアの寝顔を見つめながらそう呟いた————。
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