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満たされぬ日々の終わり(受け視点)
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「恥ずかしい……」
必要に迫られ、魔力枯渇症の症状を緩和する研究に協力している。
新たに作られた魔道具は溜め込んだ魔力を人体に流し込むもの。その魔力を効率よく魔力回路に流し込むため、なるべく回路の近くに差し込まねばならない、と言われた。
魔力回路は下腹部にあるので魔道具は直腸へ挿入する。
初めの頃は細くて楽に挿入できたのに、腸壁を伸ばして薄くした方がより効果的であるとされ、今ではいわゆる巨根サイズになった。
これを使用して快楽を得てしまっている浅ましい自分が情けない。これが癖になってしまったなんて、誰にも言えない……。
恥ずかしさと戸惑いと快楽への期待を胸に、毎晩の作業が自慰行為へと変わった。
「はぁっ、あ、ふぅ……、あぁん!」
浴室の床にペニスによく似た魔道具を固定し、魔力の通りを良くするジェルを塗る。そこに向けて腰を沈めれば強い圧迫感とともに、満たされる身体。
そしてある日、前触れなくとてつもない快感が訪れた。
「ひっ! あ、うぅ……、あーっ、あっ、あっ、あっ……」
常より遥かに多い魔力が流れ込み、軽い魔力酔いに陥る。
と、いっても体調はとても良い。
よく聞く魔力酔いの症状は酩酊感と不快感、頭痛や吐き気なのに、ぼくには酩酊感と多幸感だけだった。
あんなに気持ちよくて、こんなに心地いいなんて、どうしてしまったのだろう。
定期検診で担当医に相談した。
「ふむ、そんなことが。実はその治療器具は内蔵された魔力を注ぐのではなく、1日かけて世界に漂う魔力を集め、人の身体に注ぐものなんだよ。この凄さが分かるかい? 形のないエネルギーを召喚する、この偉業を!!」
しばらく理解できない自慢話を聞かされた後、どこかの魔力スポットと繋がったのかも知れない、と言われた。引き続き使用して様子を報告するように指示される。
魔力スポットとは湧水のように魔力が噴き出している場所だ。かつてはパワースポットと呼ばれ、迷信半分に信仰を集めてきた場所。召喚先をそこに固定できれば、ずっとあの気持ちよさを感じられるかも知れない。
ぼくは座標が固定されることを強く願った。
*******
「はぁっ、はっ、うぅん……、あぁ、も……」
嬉しいことに、あの日からずっと魔力の流入量は多いままだ。座標が固定されたのかな。そうだと嬉しい。
性的な快楽に加え、体調も以前よりずっと楽で、嬉々として腰を振る日々。浅ましいなんて考えることもなくなり、すっかり快楽の虜だ。
そして1ヶ月経った頃、動くはずのない魔道具が胎内を突き上げた。
「あぁっ!!!! な、なんで? あんっ! うご、動くヤツじゃないのに、あぁん……」
動くはずのない無機物に翻弄され、またしても新たな快楽の扉が開く。受け止めるだけで精一杯になり、動けないのにどうやってか内部を抉る熱い楔。
絶頂した後、呆然としながら魔道具を抜けば、やはりいつも通りの姿で。魔力酔いで幻覚でも見たのだろうか。
それにしても……。
「気持ち良すぎ……」
*******
それから何故か1度で終わらなくなった。
満たされる感覚があると終わってしまうので、やはり人と繋がっているのではないかと考える。どこかの誰かが、魔力を注いでくれている。
そうとしか考えられない。
やがてそれは確信に変わった。
「気持ちいい、よぅ。乳首、舐めてぇ……。ふぁっ、おちんちん擦っちゃダメェ……っ!!」
身体を弄られる感覚、触れる肌の感覚、相手の体温。さらには胸を舐られる感触!!
後孔を犯されながら熱い舌が胸の飾りにぬるりとまとわりつき、吸われ、擦られる。さらには勃ち上がった陰茎までこすられる。
相変わらず『誰か』の姿は見えないのに、これはもう、確実に性行為だ。
ぼくは誰かに抱かれている……!!
*******
ぼくにとって、関わる人といえば家族と医療関係者で、兄弟もいない。読み書きの勉強用に用意された物語は小さな日常を描いたもので、それでも見たことのない生き物や小さな子供、風の冷たさや煙の匂いは想像をかき立てた。
成長して身体に変化が訪れ、身の内に快楽の種が存在していたと知る。けれど、精を吐き出すと体調を崩し、いつも以上に辛くなるのでその探求にのめり込むことはなかった。
変化が訪れたのは改築した家での魔力供給が追いつかなくなったことと、新しい魔道具の開発。担当医が魔力枯渇症の研究をしてくれて、その理論の証明のために魔道具を作ってくれたのだ。
その検証のため、研究施設への入院が決まった。
そしてまさかの現在。
「うーん、誰かに身体を触られてるけど姿は見えない? なんだろう。そんな機能はつけようがないんだけどなぁ。あれ? 魔導回路に変化が……」
魔道具を調べる担当医は自分の世界に入り込んでしまった。
それにしても、洗浄済みとはいえ自分の中に入れてるものを人にまじまじと見つめられる居た堪れなさ。頬が熱い。
「あ、ここが少し変わってる。見たことない形になってるなぁ。でも不具合はないみたいだから継続してデータ取ってね」
無造作に返される魔道具を受け取り、夜を待つ。
1日かけて周りから集めた魔力を補充する、と聞かされているのに繋がった誰か。
どんな人なんだろう?
触り方は優しくて、いやらしくて、力強くて、僕が知らなかった気持ちいいことをたくさん教えてくれる。
会いたいな。
でも魔力枯渇症のぼくなんか、会ったらがっかりされるかな。
どこにいるかも分からない彼のことばかり考えている内に、魔道具に使用可能を示す印が浮かんだ。
服を脱ぎ、浴室に魔道具を設置し、ジェルを塗る。いつも通りに準備をして、魔道具を我が身に招き入れた。
夜毎乱れること数ヶ月。
募る思いは恋情へと変わり、せめてひと目会いたいと希った。
「誰なの? ねぇ、もっとあなたを感じたい。お願い、僕を喚んで……!」
相手は数瞬の間動きを止め、そしてまた律動を開始した。返事がないことから喚んではもらえないのか、と切ない気持ちになるものの、愛撫の手は優しく、突き上げは力強く、容赦なく追い上げる動きに翻弄される。
そして快楽に押し流される瞬間、声が聞こえた。
《会いたい……》
あたりを埋め尽くす光の奔流に目を開いていられなくなり、必死に自分を抱きしめる『彼』に縋り付く。確かに感じていたものの、現実味を伴わなかったかの人の身体が現実となってここにある。
「え……? ここは……」
「初めまし……、て……?」
対面座位で抱き合ったままほんの少し距離をとって見つめ合う。
召喚されたのだ。
目の前にいるのは歳上で黒髪黒目の渋い男性。痩せていて背が高いようだ。こんなに濃い髪色の人がいるなんて……。
これだけ黒ければ確かに魔力も多いだろう。
先程達したはずなのに、ぼくのなかに入ったままの彼の中心はまだ硬度を保っている。
もしかして……。
「あの、大丈夫なら、もう少し、魔力をもらえますか?」
「だ、大丈夫なのか……?」
「ぼく、魔力枯渇症で……」
話をしてみればまさかの魔力過多症で。
しかもとても素敵な人で。
そのまま盛り上がってしまったのは当然の成り行きだっただろう。
心も身体も満たされた。
*******
お世話になった担当医に報告しようと研究施設を探したけど、なぜかその住所は公園になっていて研究施設は見つからなかった。
実は秘密の研究施設で教えられていた住所は嘘だったのか。
後ろ髪を引かれはするけど、どうにもならないので諦めた。
そして住民登録をして仕事を紹介してもらい、初めて働いた。初めての給与でデートをして、いつも以上に盛り上がった。
こちらの国では髪の色が薄くても嫌がられないみたいで、よく誘われる。でもリガほど髪色が濃くて渋い人はいないから、惹かれることはない。それに、魔力枯渇症だと言えばみな、身を引くので安心だ。
ぼくが初めてリガと繋がった日から1年後。
ぼくたちは入籍した。
初めて繋がった日は会えた日じゃなくてリガの魔力がぼくに注ぎ込まれた日。あの日はまだ、ぼくは人の形をした靄にしか見えなかったらしいけど、互いに衝撃だったし、2人の誕生日でもあったから。
リガは30歳の、ぼくは24歳の誕生日だった。
それが運命の歯車が噛み合った奇跡の瞬間で、ぼくたちが永遠の愛を誓うに1番ふさわしいと思ったんだけど、ちょっと、ロマンチックすぎた、かな?
自分らしく生きられるようになったこと、幸せに過ごしていることを家族に伝えたいけど伝え方が分からない。でもリガに会いたいって書いた日記を読んで、うまくいったと思ってくれると良いな。
今のぼくは、とっても幸せです。
必要に迫られ、魔力枯渇症の症状を緩和する研究に協力している。
新たに作られた魔道具は溜め込んだ魔力を人体に流し込むもの。その魔力を効率よく魔力回路に流し込むため、なるべく回路の近くに差し込まねばならない、と言われた。
魔力回路は下腹部にあるので魔道具は直腸へ挿入する。
初めの頃は細くて楽に挿入できたのに、腸壁を伸ばして薄くした方がより効果的であるとされ、今ではいわゆる巨根サイズになった。
これを使用して快楽を得てしまっている浅ましい自分が情けない。これが癖になってしまったなんて、誰にも言えない……。
恥ずかしさと戸惑いと快楽への期待を胸に、毎晩の作業が自慰行為へと変わった。
「はぁっ、あ、ふぅ……、あぁん!」
浴室の床にペニスによく似た魔道具を固定し、魔力の通りを良くするジェルを塗る。そこに向けて腰を沈めれば強い圧迫感とともに、満たされる身体。
そしてある日、前触れなくとてつもない快感が訪れた。
「ひっ! あ、うぅ……、あーっ、あっ、あっ、あっ……」
常より遥かに多い魔力が流れ込み、軽い魔力酔いに陥る。
と、いっても体調はとても良い。
よく聞く魔力酔いの症状は酩酊感と不快感、頭痛や吐き気なのに、ぼくには酩酊感と多幸感だけだった。
あんなに気持ちよくて、こんなに心地いいなんて、どうしてしまったのだろう。
定期検診で担当医に相談した。
「ふむ、そんなことが。実はその治療器具は内蔵された魔力を注ぐのではなく、1日かけて世界に漂う魔力を集め、人の身体に注ぐものなんだよ。この凄さが分かるかい? 形のないエネルギーを召喚する、この偉業を!!」
しばらく理解できない自慢話を聞かされた後、どこかの魔力スポットと繋がったのかも知れない、と言われた。引き続き使用して様子を報告するように指示される。
魔力スポットとは湧水のように魔力が噴き出している場所だ。かつてはパワースポットと呼ばれ、迷信半分に信仰を集めてきた場所。召喚先をそこに固定できれば、ずっとあの気持ちよさを感じられるかも知れない。
ぼくは座標が固定されることを強く願った。
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「はぁっ、はっ、うぅん……、あぁ、も……」
嬉しいことに、あの日からずっと魔力の流入量は多いままだ。座標が固定されたのかな。そうだと嬉しい。
性的な快楽に加え、体調も以前よりずっと楽で、嬉々として腰を振る日々。浅ましいなんて考えることもなくなり、すっかり快楽の虜だ。
そして1ヶ月経った頃、動くはずのない魔道具が胎内を突き上げた。
「あぁっ!!!! な、なんで? あんっ! うご、動くヤツじゃないのに、あぁん……」
動くはずのない無機物に翻弄され、またしても新たな快楽の扉が開く。受け止めるだけで精一杯になり、動けないのにどうやってか内部を抉る熱い楔。
絶頂した後、呆然としながら魔道具を抜けば、やはりいつも通りの姿で。魔力酔いで幻覚でも見たのだろうか。
それにしても……。
「気持ち良すぎ……」
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それから何故か1度で終わらなくなった。
満たされる感覚があると終わってしまうので、やはり人と繋がっているのではないかと考える。どこかの誰かが、魔力を注いでくれている。
そうとしか考えられない。
やがてそれは確信に変わった。
「気持ちいい、よぅ。乳首、舐めてぇ……。ふぁっ、おちんちん擦っちゃダメェ……っ!!」
身体を弄られる感覚、触れる肌の感覚、相手の体温。さらには胸を舐られる感触!!
後孔を犯されながら熱い舌が胸の飾りにぬるりとまとわりつき、吸われ、擦られる。さらには勃ち上がった陰茎までこすられる。
相変わらず『誰か』の姿は見えないのに、これはもう、確実に性行為だ。
ぼくは誰かに抱かれている……!!
*******
ぼくにとって、関わる人といえば家族と医療関係者で、兄弟もいない。読み書きの勉強用に用意された物語は小さな日常を描いたもので、それでも見たことのない生き物や小さな子供、風の冷たさや煙の匂いは想像をかき立てた。
成長して身体に変化が訪れ、身の内に快楽の種が存在していたと知る。けれど、精を吐き出すと体調を崩し、いつも以上に辛くなるのでその探求にのめり込むことはなかった。
変化が訪れたのは改築した家での魔力供給が追いつかなくなったことと、新しい魔道具の開発。担当医が魔力枯渇症の研究をしてくれて、その理論の証明のために魔道具を作ってくれたのだ。
その検証のため、研究施設への入院が決まった。
そしてまさかの現在。
「うーん、誰かに身体を触られてるけど姿は見えない? なんだろう。そんな機能はつけようがないんだけどなぁ。あれ? 魔導回路に変化が……」
魔道具を調べる担当医は自分の世界に入り込んでしまった。
それにしても、洗浄済みとはいえ自分の中に入れてるものを人にまじまじと見つめられる居た堪れなさ。頬が熱い。
「あ、ここが少し変わってる。見たことない形になってるなぁ。でも不具合はないみたいだから継続してデータ取ってね」
無造作に返される魔道具を受け取り、夜を待つ。
1日かけて周りから集めた魔力を補充する、と聞かされているのに繋がった誰か。
どんな人なんだろう?
触り方は優しくて、いやらしくて、力強くて、僕が知らなかった気持ちいいことをたくさん教えてくれる。
会いたいな。
でも魔力枯渇症のぼくなんか、会ったらがっかりされるかな。
どこにいるかも分からない彼のことばかり考えている内に、魔道具に使用可能を示す印が浮かんだ。
服を脱ぎ、浴室に魔道具を設置し、ジェルを塗る。いつも通りに準備をして、魔道具を我が身に招き入れた。
夜毎乱れること数ヶ月。
募る思いは恋情へと変わり、せめてひと目会いたいと希った。
「誰なの? ねぇ、もっとあなたを感じたい。お願い、僕を喚んで……!」
相手は数瞬の間動きを止め、そしてまた律動を開始した。返事がないことから喚んではもらえないのか、と切ない気持ちになるものの、愛撫の手は優しく、突き上げは力強く、容赦なく追い上げる動きに翻弄される。
そして快楽に押し流される瞬間、声が聞こえた。
《会いたい……》
あたりを埋め尽くす光の奔流に目を開いていられなくなり、必死に自分を抱きしめる『彼』に縋り付く。確かに感じていたものの、現実味を伴わなかったかの人の身体が現実となってここにある。
「え……? ここは……」
「初めまし……、て……?」
対面座位で抱き合ったままほんの少し距離をとって見つめ合う。
召喚されたのだ。
目の前にいるのは歳上で黒髪黒目の渋い男性。痩せていて背が高いようだ。こんなに濃い髪色の人がいるなんて……。
これだけ黒ければ確かに魔力も多いだろう。
先程達したはずなのに、ぼくのなかに入ったままの彼の中心はまだ硬度を保っている。
もしかして……。
「あの、大丈夫なら、もう少し、魔力をもらえますか?」
「だ、大丈夫なのか……?」
「ぼく、魔力枯渇症で……」
話をしてみればまさかの魔力過多症で。
しかもとても素敵な人で。
そのまま盛り上がってしまったのは当然の成り行きだっただろう。
心も身体も満たされた。
*******
お世話になった担当医に報告しようと研究施設を探したけど、なぜかその住所は公園になっていて研究施設は見つからなかった。
実は秘密の研究施設で教えられていた住所は嘘だったのか。
後ろ髪を引かれはするけど、どうにもならないので諦めた。
そして住民登録をして仕事を紹介してもらい、初めて働いた。初めての給与でデートをして、いつも以上に盛り上がった。
こちらの国では髪の色が薄くても嫌がられないみたいで、よく誘われる。でもリガほど髪色が濃くて渋い人はいないから、惹かれることはない。それに、魔力枯渇症だと言えばみな、身を引くので安心だ。
ぼくが初めてリガと繋がった日から1年後。
ぼくたちは入籍した。
初めて繋がった日は会えた日じゃなくてリガの魔力がぼくに注ぎ込まれた日。あの日はまだ、ぼくは人の形をした靄にしか見えなかったらしいけど、互いに衝撃だったし、2人の誕生日でもあったから。
リガは30歳の、ぼくは24歳の誕生日だった。
それが運命の歯車が噛み合った奇跡の瞬間で、ぼくたちが永遠の愛を誓うに1番ふさわしいと思ったんだけど、ちょっと、ロマンチックすぎた、かな?
自分らしく生きられるようになったこと、幸せに過ごしていることを家族に伝えたいけど伝え方が分からない。でもリガに会いたいって書いた日記を読んで、うまくいったと思ってくれると良いな。
今のぼくは、とっても幸せです。
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