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第1章
感じやすいぼくの話③
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「あぅぅ…しみます~(涙目)」
「すぐ薬が効いてくるから、もう少しだけ我慢な」
「ルーヘン、イクは俺が面倒見るから」
お尻丸出しのままザールさんに持ち上げられ、運ばれる。
「もう効いてきたんじゃないか?」
「そう言えばもうひりひりしない、かな…?」
「赤みも熱も取れたな。…気づかなくて悪かった」
ぼくがひ弱なだけなのに謝られてしまった。
「あの~、もうパンツ履いて良いですかぁ?」
「あぁ、軽く拭くからちょっと待て」
…軽くって言ったのにしっかり丁寧に拭かれた。
「甘やかしてんなぁ」
「ギルマスに頼まれてるからな。あんたに尻を見られたのも触られたのも失態だ」
ルーヘンさんに笑われた。
別に男同士だからお尻くらい、って思ったけど男しかいないんだから小学生の妹のお尻をよく知らない人に見られて触られたのと同じような事か。それは大失態だ!!
でもルーヘンさんに他意はないみたいだよー。
「おかげで眠れそうです。ありがとうございましたー」
ザールさんとルーヘンさんにお休みのハグして荷馬車に戻ろうとしたらルーヘンさんに引き止められた。
「おい、寝る前にはちゃんとションベンしないとだろ。行くぞ」
「え?あの…」
「それなら俺が連れて行く!」
「おれもションベンしたいんだよ。見張りが2人ともいなくなる訳にゃいかんだろう」
「…イクにおかしな事すんなよ」
「えぇ!?あの、1人で行けます!」
「夜行性の魔獣に襲われるぞ?」
「な、なら行かなくても大丈夫です」
「ダメだ」
強引に少し離れた所まで連れて行かれた。
でもさっきお尻を丁寧に拭かれた時とハグの時に感じちゃって…勃ってるからなぁ…1人部屋もトイレも無いし…
「あの…本当に…」
「自分でできるのか?」
「え?」
「勃ってるだろ。自分で処理できるのか?」
自慰できるのか、なんて聞かないで~!
「ほら、こうやって…」
って、教えてもらわなくても毎日してたし…でも大きな手がぼくの手を握って動かすから、自分の手だけどぼくの意思で動いてなくて、人にしてもらうのって…なんか…
「あぁぁぁんっ!」
「早いな。気持ち良かったか?」
「は…はい…あの…えっと………ありがとうございました…」
「ついでだからションベンもしておけ」
「…はい」
よく考えたら恥ずかしい事なのに、ぼーっとしてたせいで言われた通りにルーヘンさんの目の前でしてしまった。後で思い出してのたうち回った。
でも気持ち良かった…
寝て起きたら少しスッキリしてたので朝食の準備を手伝う事ができた。
野菜スープと薫製肉の薄切りとサラダとパン。
侯爵様もみんなと同じ食事を食べるんだって。良い人っぽい。
パンは持って来た物を焚き火で炙るのと野菜を切ってスープ作りを手伝った。
あんまり人手要らないような気がする…いや、朝食だから簡単なのかも。
せっかく治ったお尻がまた痛くなるのかと身構えていたら、侯爵様の馬車に乗せてもらえる事になった。エーレンなんちゃら侯爵様ってめちゃくちゃ良い人だ!!
「家名が覚えにくいならフォルクで良い」
「フォルク様?」
ぼくなんかに愛称呼びを許してくれるなんて良い人通り越して神さまかも知れない…。
執事さんから酔い止めをもらって馬車に乗る。ふかふかの座面はひ弱なぼくのお尻にも優しかった。フォルク様は異世界に興味があるようで色々質問してくる。分かる範囲で答えながらこっちの世界の事を教えてもらった。
おやすみの挨拶でハグはしないって。
親しい人とはするらしいけど、誰とでもする訳ではない。騙されたー。でも冒険者ギルドのみんなは良い人達ばかりで家族みたいに大事にしてくれるから良いのかも。
旅の途中なので昼食は焼いた肉をパンに挟んだだけの物を水を飲みながら食べる。フォルク様だけは飲み物がお茶だ。金属の水筒にお湯を入れて焼いた石を一緒に布袋に入れたらしばらくお湯が温かい。そのお湯で一緒に馬車に乗っている執事さんがお茶を淹れる。程よい熱さのお湯で淹れたお茶はまろやかで美味しかった。
…でもパンには肉だけじゃなくて野菜も挟みたいです。
ぼくもお水で良いって言ったんだけど、イクに淹れてもらう事もあるかも知れないから味を覚えておくように、だって。執事さんも丁寧に教えてくれた。
…それにしても、さっきから馬車の揺れでぐらぐらしちゃうぼくの情けなさったら…
抱き寄せて腰を支えてくれるんだよ? 腰… 親切で支えてくれてるのに感じちゃうぼくって本当に情けない。腰もだけど、腕が当たってるだけの背中の1部分が妙にむずむずして落ち着かない。なんでそんな所が…?
どきどきしてたら野営地点に付いた。
馬車を降りて夕飯の準備。助かったような、残念なような…
野菜たっぷりのシチューとひとくちステーキとパン。
フォルク様はテーブルで食べるけど他の人達は地面に座って食べる。
地面だから1人で食べられるって言ってるのにローデさんが膝に乗せたがって揉めた。
恥ずかしいよー。
「オレの1日の癒しの時間なんだから大人しく座っとけ」
「そこまで子供じゃないのー」
「興味深いな。人の世話を焼く事が癒しになるのか?」
フォルク様って好奇心強い?
「すぐ薬が効いてくるから、もう少しだけ我慢な」
「ルーヘン、イクは俺が面倒見るから」
お尻丸出しのままザールさんに持ち上げられ、運ばれる。
「もう効いてきたんじゃないか?」
「そう言えばもうひりひりしない、かな…?」
「赤みも熱も取れたな。…気づかなくて悪かった」
ぼくがひ弱なだけなのに謝られてしまった。
「あの~、もうパンツ履いて良いですかぁ?」
「あぁ、軽く拭くからちょっと待て」
…軽くって言ったのにしっかり丁寧に拭かれた。
「甘やかしてんなぁ」
「ギルマスに頼まれてるからな。あんたに尻を見られたのも触られたのも失態だ」
ルーヘンさんに笑われた。
別に男同士だからお尻くらい、って思ったけど男しかいないんだから小学生の妹のお尻をよく知らない人に見られて触られたのと同じような事か。それは大失態だ!!
でもルーヘンさんに他意はないみたいだよー。
「おかげで眠れそうです。ありがとうございましたー」
ザールさんとルーヘンさんにお休みのハグして荷馬車に戻ろうとしたらルーヘンさんに引き止められた。
「おい、寝る前にはちゃんとションベンしないとだろ。行くぞ」
「え?あの…」
「それなら俺が連れて行く!」
「おれもションベンしたいんだよ。見張りが2人ともいなくなる訳にゃいかんだろう」
「…イクにおかしな事すんなよ」
「えぇ!?あの、1人で行けます!」
「夜行性の魔獣に襲われるぞ?」
「な、なら行かなくても大丈夫です」
「ダメだ」
強引に少し離れた所まで連れて行かれた。
でもさっきお尻を丁寧に拭かれた時とハグの時に感じちゃって…勃ってるからなぁ…1人部屋もトイレも無いし…
「あの…本当に…」
「自分でできるのか?」
「え?」
「勃ってるだろ。自分で処理できるのか?」
自慰できるのか、なんて聞かないで~!
「ほら、こうやって…」
って、教えてもらわなくても毎日してたし…でも大きな手がぼくの手を握って動かすから、自分の手だけどぼくの意思で動いてなくて、人にしてもらうのって…なんか…
「あぁぁぁんっ!」
「早いな。気持ち良かったか?」
「は…はい…あの…えっと………ありがとうございました…」
「ついでだからションベンもしておけ」
「…はい」
よく考えたら恥ずかしい事なのに、ぼーっとしてたせいで言われた通りにルーヘンさんの目の前でしてしまった。後で思い出してのたうち回った。
でも気持ち良かった…
寝て起きたら少しスッキリしてたので朝食の準備を手伝う事ができた。
野菜スープと薫製肉の薄切りとサラダとパン。
侯爵様もみんなと同じ食事を食べるんだって。良い人っぽい。
パンは持って来た物を焚き火で炙るのと野菜を切ってスープ作りを手伝った。
あんまり人手要らないような気がする…いや、朝食だから簡単なのかも。
せっかく治ったお尻がまた痛くなるのかと身構えていたら、侯爵様の馬車に乗せてもらえる事になった。エーレンなんちゃら侯爵様ってめちゃくちゃ良い人だ!!
「家名が覚えにくいならフォルクで良い」
「フォルク様?」
ぼくなんかに愛称呼びを許してくれるなんて良い人通り越して神さまかも知れない…。
執事さんから酔い止めをもらって馬車に乗る。ふかふかの座面はひ弱なぼくのお尻にも優しかった。フォルク様は異世界に興味があるようで色々質問してくる。分かる範囲で答えながらこっちの世界の事を教えてもらった。
おやすみの挨拶でハグはしないって。
親しい人とはするらしいけど、誰とでもする訳ではない。騙されたー。でも冒険者ギルドのみんなは良い人達ばかりで家族みたいに大事にしてくれるから良いのかも。
旅の途中なので昼食は焼いた肉をパンに挟んだだけの物を水を飲みながら食べる。フォルク様だけは飲み物がお茶だ。金属の水筒にお湯を入れて焼いた石を一緒に布袋に入れたらしばらくお湯が温かい。そのお湯で一緒に馬車に乗っている執事さんがお茶を淹れる。程よい熱さのお湯で淹れたお茶はまろやかで美味しかった。
…でもパンには肉だけじゃなくて野菜も挟みたいです。
ぼくもお水で良いって言ったんだけど、イクに淹れてもらう事もあるかも知れないから味を覚えておくように、だって。執事さんも丁寧に教えてくれた。
…それにしても、さっきから馬車の揺れでぐらぐらしちゃうぼくの情けなさったら…
抱き寄せて腰を支えてくれるんだよ? 腰… 親切で支えてくれてるのに感じちゃうぼくって本当に情けない。腰もだけど、腕が当たってるだけの背中の1部分が妙にむずむずして落ち着かない。なんでそんな所が…?
どきどきしてたら野営地点に付いた。
馬車を降りて夕飯の準備。助かったような、残念なような…
野菜たっぷりのシチューとひとくちステーキとパン。
フォルク様はテーブルで食べるけど他の人達は地面に座って食べる。
地面だから1人で食べられるって言ってるのにローデさんが膝に乗せたがって揉めた。
恥ずかしいよー。
「オレの1日の癒しの時間なんだから大人しく座っとけ」
「そこまで子供じゃないのー」
「興味深いな。人の世話を焼く事が癒しになるのか?」
フォルク様って好奇心強い?
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