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⑰なんだか寂しい
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「リノ、どうした?」
真っ青な顔で震えるリノに、オレは可能な限り優しい穏やかに話しかけた。
「あ……、う……、ごめ……、なさ……」
「うん?」
オレを見た途端、大粒の涙をこぼして謝ろうとする。なんだぁ?
「泣かなくていい。お前は何も悪いことしてないだろう?」
「わ、わるいこと、わる……、ぅえぇぇぇぇっ!」
「にぃちゃ? ちゅめた……」
「うわぁぁぁぁん!!」
リノの泣き声で目を覚ましたノエが何か言いかけたらリノがさらに泣き出した。
「大丈夫、大丈夫。泣かなくていいから訳を話して……、あぁ」
おねしょか。
「ほら、泣かない泣かない。これくらいなんて事ないぞ。シーツはすぐ綺麗になるし、ベッドだってすぐ乾く」
そう言って抱き上げ、頭を撫でるがなかなか泣き止まない。プライドが傷ついたのだろうか。
「にいちゃ、いいこねー。だいじょぶよー?」
ノエがリノの足をポンポンしながら慰める。
なにこれ、尊い……。
そこにエルピディオが来たのでシーツを剥がしてもらい、風呂場で浄化した。もちろん、リノとノエも。あとでマットも浄化するそうだ。頼んだ。
「ほら、なんともないだろ?」
「でも、ぼく……」
リノを抱いたままダイニングへ行き、とりあえず座る。先に食べ始めたノエが食べ終わる頃、ようやく落ち着いて話ができるようになった。リノは両親と離れる時、『いい子にしてたらすぐに迎えに行くからね』と言われていた。それで頑張っていい子にしていたのに、気が緩んでそそうしてしまったから、いい子にできなかった、お母さんが迎えに来れなくなる、と考えてしまったらしい。
「リノのお父さんとお母さんはちゃんと迎えにくるよ。大丈夫、おねしょはただの失敗で、悪い子になったわけじゃない」
「わるいこじゃ、ない……?」
「もちろん! きっと道に迷ってるだけだよ。お母さん、早く来たくて慌ててるんじゃないかな」
「おかあさん、まいご?」
「そう、まいご」
「おとななのに、まいごなんて、へんー」
ようやく微笑みを浮かべたリノ。ノエは笑顔になったリノに熱心に朝食を勧めていた。パンケーキにしたから美味しかったのだろう。
全員が朝食を食べ終わったからマットをきれいにする。
風呂場に運んで一瞬で浄化だ。
めっちゃ便利!!
「それじゃ、お手伝いをしてもらいます!」
何もしないのは退屈だろう、とロバの世話と畑の世話をしてもらうことにした。
と言ってもロバは自由に雑草を食べるし水は敷地を流れる小川で勝手に飲んでいる。スキンシップのためにたまにブラッシングするだけなので世話というほどのことはない。でも見守りは必要なのだ。たぶん。
畑の方は薬草畑に近づかないことと、瓢箪の様子見、あと家に絡まる蔦から取った汁を集める事。
「この、硬い蔓から伸びた柔らかい蔓をこのくらいの長さで切ってビンにセットすると、次の朝には汁が溜まってるからそれを集めるんだよ」
「うん!」
「ちゅるちる、おいち?」
ノエは蔓汁を飲み物だと考えたようだけど、残念。
「これはお薬を作るんだよ」
「おいちくない?」
「味はしないよ。ほら」
「んくんく……、おいち!」
「えぇ? 美味しいかな?」
ついみんなで味見したけど味はなかったので、ノエは喉が渇いていたのかも知れない。
家に戻って早生の冬ぶどうを食べた。早生の冬ぶどうって普通に秋のぶどうじゃないのか、と思ったら普通のぶどうよりは完熟するのが遅いのだそうだ。爽やかな甘さで皮ごと食べられて最高。種子はあるけどね。
*******
2日ほどしてリノとノエを運んでくれた行商人から連絡が来た。なんと、叔母夫婦はこの町ではなく、次の町に住んでいたそうだ。叔母夫婦は心配しながら子供達を待っていたが、子供を預けたはずの顔馴染みの行商人が1人で来たのでどうしたのか聞いたところ、間違えて前の町で降ろしてしまったと言われた。
行商人は叔母夫婦を連れて慌てて取って返し、連絡先になっていた薬屋で2人のことを知ってここまで迎えに来たそうだ。
「リノ? ノエ?」
「う、うん」
「あい! ノエでちゅ!」
「「無事で良かった!」」
叔母さんは今回初めて2人と会ったようだ。交通手段があまり発達していないので違う町に住んでいるとそうそう会うことはできないのか。
今回、会えるのを心待ちにしていたそうで2人を抱きしめて喜んでいる。旦那さんも涙を拭っているから良い人っぽい。
「いやはや、本当に申し訳なかった」
「あんた、こんな小さい子を放り出して行ってしまうなんて、正気か?」
「い、いや、その……、聞いていた家の特徴があの家と似ていたもんで、『ここの住人は今はいない』って言葉をちょっと出かけてるだけだと思い込んじまって……」
「粗忽者だな」
「うぅ……っ!」
オレはついつい、行商人のおっさんを責めてしまった。だってあんなに小さな兄弟を置いて行くなんて酷すぎるだろう。
「あの、おじさんを怒らないでください。姉の字は癖字で読みにくいんです……」
そう言ってリノ達の母親が書いたという木札のメモを見せられた。……ごめん、オレまだちゃんと読めない。
「ササ、ここ、数字が2なのか3なのかよく分からないよ。それにこっちも木目に引っかかったのか読めなくなってるし……」
「……そうなのか?」
もしかしたら病気で手が震えたりしてたのかも知れない。それじゃあ仕方ない……?
いや、でも!
「ササ、彼だってわざとじゃないんだよ」
「でも、でもっ!!」
「ササさんのお怒りはごもっともです……。この子達に何かあったら私は、2人の両親に申し訳が立ちません。ですが……」
15年も前からずっとこのルートで商いをしている行商人で、リノ達の両親も子供の頃から知っている、村の人達からもとても信用されている人だからこそ、子供を託されたそうだ。
赤の他人の子供を預かって何日もかかる他の町まで運んでくれるなんて確かに良い人なんだろうけど。
「ですがアタシは痩死病が怖くて……。周りに感染するから、うつってしまったら身動きが取れなくなる、と焦ってしまったんです……」
「痩死病って……?」
「私が特効薬を作った病気だね」
「アナタが!?」
どうやらリノ達の両親の病気はエルピディオが特効薬を作ったという例の病気だったようだ。風土病としか聞いてなかったけど、痩死病っていう名前だったのか。それなら特効薬があるからすぐに迎えに来てくれるよね。
叔母夫婦は何度もお礼を言いながらリノ達を連れて帰って行った。
「……寂しい」
「私も……」
たった2日間一緒にいただけなのに、子供の存在感はすごい。2人を保護してくれたお礼として自家製のパンをもらったので、ガーリックトーストにして食べる。子供達にはこのハードパンはまだ硬いかな。フレンチトースト作ってあげたかったな……。
やる気が出ないものの、納品はしなくちゃならないから作業をする。オレは寂しさを紛らわせようとハーブソルト作りとお菓子作りに励んだ。
「ササ、そのお菓子も売る?」
「んー……、どうしよう……」
いつものクッキーと作った記憶もないのに何故かレシピを知っていたパウンドケーキ、あられ、グミ。レシピ検索のチートでも授かったのだろうか。なんにしても食べきれないほどのお菓子だ。ジャコッペに少しはあげたけどボーッとしてたからどれくらい渡したか覚えてない。
「リノ達に届けてあげる?」
「それだ!!」
隣町に行けば会えるじゃん。
両親の家がどこかは知らないけど叔母夫婦の家は隣町だ。名前も聞いてあるし、行けば会える。
オレはウキウキでお菓子を荷車に積み込み、エルピディオと一緒に隣町に向かった。
真っ青な顔で震えるリノに、オレは可能な限り優しい穏やかに話しかけた。
「あ……、う……、ごめ……、なさ……」
「うん?」
オレを見た途端、大粒の涙をこぼして謝ろうとする。なんだぁ?
「泣かなくていい。お前は何も悪いことしてないだろう?」
「わ、わるいこと、わる……、ぅえぇぇぇぇっ!」
「にぃちゃ? ちゅめた……」
「うわぁぁぁぁん!!」
リノの泣き声で目を覚ましたノエが何か言いかけたらリノがさらに泣き出した。
「大丈夫、大丈夫。泣かなくていいから訳を話して……、あぁ」
おねしょか。
「ほら、泣かない泣かない。これくらいなんて事ないぞ。シーツはすぐ綺麗になるし、ベッドだってすぐ乾く」
そう言って抱き上げ、頭を撫でるがなかなか泣き止まない。プライドが傷ついたのだろうか。
「にいちゃ、いいこねー。だいじょぶよー?」
ノエがリノの足をポンポンしながら慰める。
なにこれ、尊い……。
そこにエルピディオが来たのでシーツを剥がしてもらい、風呂場で浄化した。もちろん、リノとノエも。あとでマットも浄化するそうだ。頼んだ。
「ほら、なんともないだろ?」
「でも、ぼく……」
リノを抱いたままダイニングへ行き、とりあえず座る。先に食べ始めたノエが食べ終わる頃、ようやく落ち着いて話ができるようになった。リノは両親と離れる時、『いい子にしてたらすぐに迎えに行くからね』と言われていた。それで頑張っていい子にしていたのに、気が緩んでそそうしてしまったから、いい子にできなかった、お母さんが迎えに来れなくなる、と考えてしまったらしい。
「リノのお父さんとお母さんはちゃんと迎えにくるよ。大丈夫、おねしょはただの失敗で、悪い子になったわけじゃない」
「わるいこじゃ、ない……?」
「もちろん! きっと道に迷ってるだけだよ。お母さん、早く来たくて慌ててるんじゃないかな」
「おかあさん、まいご?」
「そう、まいご」
「おとななのに、まいごなんて、へんー」
ようやく微笑みを浮かべたリノ。ノエは笑顔になったリノに熱心に朝食を勧めていた。パンケーキにしたから美味しかったのだろう。
全員が朝食を食べ終わったからマットをきれいにする。
風呂場に運んで一瞬で浄化だ。
めっちゃ便利!!
「それじゃ、お手伝いをしてもらいます!」
何もしないのは退屈だろう、とロバの世話と畑の世話をしてもらうことにした。
と言ってもロバは自由に雑草を食べるし水は敷地を流れる小川で勝手に飲んでいる。スキンシップのためにたまにブラッシングするだけなので世話というほどのことはない。でも見守りは必要なのだ。たぶん。
畑の方は薬草畑に近づかないことと、瓢箪の様子見、あと家に絡まる蔦から取った汁を集める事。
「この、硬い蔓から伸びた柔らかい蔓をこのくらいの長さで切ってビンにセットすると、次の朝には汁が溜まってるからそれを集めるんだよ」
「うん!」
「ちゅるちる、おいち?」
ノエは蔓汁を飲み物だと考えたようだけど、残念。
「これはお薬を作るんだよ」
「おいちくない?」
「味はしないよ。ほら」
「んくんく……、おいち!」
「えぇ? 美味しいかな?」
ついみんなで味見したけど味はなかったので、ノエは喉が渇いていたのかも知れない。
家に戻って早生の冬ぶどうを食べた。早生の冬ぶどうって普通に秋のぶどうじゃないのか、と思ったら普通のぶどうよりは完熟するのが遅いのだそうだ。爽やかな甘さで皮ごと食べられて最高。種子はあるけどね。
*******
2日ほどしてリノとノエを運んでくれた行商人から連絡が来た。なんと、叔母夫婦はこの町ではなく、次の町に住んでいたそうだ。叔母夫婦は心配しながら子供達を待っていたが、子供を預けたはずの顔馴染みの行商人が1人で来たのでどうしたのか聞いたところ、間違えて前の町で降ろしてしまったと言われた。
行商人は叔母夫婦を連れて慌てて取って返し、連絡先になっていた薬屋で2人のことを知ってここまで迎えに来たそうだ。
「リノ? ノエ?」
「う、うん」
「あい! ノエでちゅ!」
「「無事で良かった!」」
叔母さんは今回初めて2人と会ったようだ。交通手段があまり発達していないので違う町に住んでいるとそうそう会うことはできないのか。
今回、会えるのを心待ちにしていたそうで2人を抱きしめて喜んでいる。旦那さんも涙を拭っているから良い人っぽい。
「いやはや、本当に申し訳なかった」
「あんた、こんな小さい子を放り出して行ってしまうなんて、正気か?」
「い、いや、その……、聞いていた家の特徴があの家と似ていたもんで、『ここの住人は今はいない』って言葉をちょっと出かけてるだけだと思い込んじまって……」
「粗忽者だな」
「うぅ……っ!」
オレはついつい、行商人のおっさんを責めてしまった。だってあんなに小さな兄弟を置いて行くなんて酷すぎるだろう。
「あの、おじさんを怒らないでください。姉の字は癖字で読みにくいんです……」
そう言ってリノ達の母親が書いたという木札のメモを見せられた。……ごめん、オレまだちゃんと読めない。
「ササ、ここ、数字が2なのか3なのかよく分からないよ。それにこっちも木目に引っかかったのか読めなくなってるし……」
「……そうなのか?」
もしかしたら病気で手が震えたりしてたのかも知れない。それじゃあ仕方ない……?
いや、でも!
「ササ、彼だってわざとじゃないんだよ」
「でも、でもっ!!」
「ササさんのお怒りはごもっともです……。この子達に何かあったら私は、2人の両親に申し訳が立ちません。ですが……」
15年も前からずっとこのルートで商いをしている行商人で、リノ達の両親も子供の頃から知っている、村の人達からもとても信用されている人だからこそ、子供を託されたそうだ。
赤の他人の子供を預かって何日もかかる他の町まで運んでくれるなんて確かに良い人なんだろうけど。
「ですがアタシは痩死病が怖くて……。周りに感染するから、うつってしまったら身動きが取れなくなる、と焦ってしまったんです……」
「痩死病って……?」
「私が特効薬を作った病気だね」
「アナタが!?」
どうやらリノ達の両親の病気はエルピディオが特効薬を作ったという例の病気だったようだ。風土病としか聞いてなかったけど、痩死病っていう名前だったのか。それなら特効薬があるからすぐに迎えに来てくれるよね。
叔母夫婦は何度もお礼を言いながらリノ達を連れて帰って行った。
「……寂しい」
「私も……」
たった2日間一緒にいただけなのに、子供の存在感はすごい。2人を保護してくれたお礼として自家製のパンをもらったので、ガーリックトーストにして食べる。子供達にはこのハードパンはまだ硬いかな。フレンチトースト作ってあげたかったな……。
やる気が出ないものの、納品はしなくちゃならないから作業をする。オレは寂しさを紛らわせようとハーブソルト作りとお菓子作りに励んだ。
「ササ、そのお菓子も売る?」
「んー……、どうしよう……」
いつものクッキーと作った記憶もないのに何故かレシピを知っていたパウンドケーキ、あられ、グミ。レシピ検索のチートでも授かったのだろうか。なんにしても食べきれないほどのお菓子だ。ジャコッペに少しはあげたけどボーッとしてたからどれくらい渡したか覚えてない。
「リノ達に届けてあげる?」
「それだ!!」
隣町に行けば会えるじゃん。
両親の家がどこかは知らないけど叔母夫婦の家は隣町だ。名前も聞いてあるし、行けば会える。
オレはウキウキでお菓子を荷車に積み込み、エルピディオと一緒に隣町に向かった。
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