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《あなたは死にました》
《あなたには選択肢が与えられます》
《死後の世界へ行きますか?》
《生まれ変わりますか?》
「人間に生まれ変われるの?」
《可能です》
「すごい幸運に恵まれて、いくらでも魔法が使えて、幸せになれる世界に行きたい!!」
《魔法》
「うん! 魔法!! イメージを実現できちゃう能力!! 欲しい!」
《可能です》
「やった! じゃ、お願いしまーす!」
すっげぇ!
イメトレしてきて良かった!
神様にちゃんと希望を言えた!!
大魔法使いになれるって!!
夢じゃないよな。
まぁ、夢でもいいか。
楽しい夢をみせてくれよ!
───────────────────
「ほぎゃぁ ほぎゃぁ ほぎゃぁ」
「おぉ、よしよし。元気な子だねぇ。しかも髪が真っ黒だ。目は? あぁ、そんなに泣いていては分からないねぇ。まさか双黒じゃあるまいね。まぁ、すぐに分かるだろう」
「マルテ、よく頑張ってくれたね」
「あなた、子供を見せてください」
「もちろんだ。みてごらん、こんなに髪が黒い」
「まぁ、これなら将来は魔道具の発明家でしょうか?」
「治療師になれるかも知れないよ?」
「不器用でも生きていけますね」
ちょっと!
なんだか不安なこと言ってるけど大丈夫なの? 幸運に恵まれて魔力チートで無双するんだよね? もしかして、うちって貧乏?
そんな不安を胸に抱えたまま過ごし、次に意識がはっきりしたのは3歳の誕生日だった。ぼく、今まで何してたん?
「あら、今日はご機嫌ね」
「3歳になって落ち着いたのか? それならありがたいが」
どうやらぼくは何かとぐずる手のかかる赤ちゃんだったらしい。なんかすみません。
「そんなに不安そうな顔、しなくていいのよ。私達はあなたを愛しているんだもの」
「まぁま……」
「いまっ! ママ、って?」
「まぁま」
「パッ! パパは? パパは言えるか?」
「ぱっぱ」
「「あぁっ! 神様!! 感謝いたします!!」
名前呼んだだけだよ?
でも3歳で初めて喋ったんだとしたら、おおげさでもないのかなぁ? 心配かけちゃったんだね。
「ぱっぱ、まぁま、いこね」
ベッドの脇で神様に祈りを捧げる父と母の頭を撫でた。心配かけてたのはぼくだけど、記憶にないので仕方がない。それに、ちびっ子のなでなでって癒されるでしょ?
2人で号泣してるけど、喜んでるんだよね?
はじめて喋るせいか、言葉がちびっ子らしい。なんでだろう?
まぁ、変に思われるより年相応でいいか。
それからぼくは良い子になった。
スプーンやフォークはまだちゃんと持てないけど、ゆっくりこぼさず食べられる。お着替えだって自分でできるし、添い寝してもらえればグズらずに眠れる。
前は寝グズが酷かったんだって。
「良い子に寝てくれるようになって、嬉しいわ」
と言いながらお母さんは少しだけ寂しそう。泣きながらぎゅっと縋り付いてくるのが嬉しかったらしい。
「まま! しゅき! いっぱいしゅき!!」
「あらあら、まあ。うふふ、優しい子ね」
お母さんの気持ちを聞いて、なんだかとっても胸が熱くなって、抱きついてちゅっちゅしてしまった。精神年齢は15歳+3歳のはずなのに……。
お母さんはピンク色の髪の癒し系美人。お父さんは水色の髪のイケオジ。年齢差結構ありそうだけど、どんな出会いだったんだろう? ちょっと気になる。
「アーテル、明日は神殿へ行く。3歳になった子供は健やかに育つよう、神様から加護をいただくんだ」
「騒ぎにならないかしら?」
「なにしろ奇跡の双黒だからなぁ」
きせきのそうこく、ってなんだろ?
*******
神殿で初めて、同じ歳の子供はもちろん、お父さん、お母さん以外の人を見た。そう言えば家から出たこと、なかったな。そんなに狭くはないけど、広くもない家でずーっと過ごしてたら、ぐずるよね。
先月3歳になったこの街の子供は3人。毎月やってるから多くはない。加護をもらわないと外に出してはいけないらしく、子供達は興奮してる。
だって見たことのない彫刻やステンドグラス、長い椅子が並ぶ部屋。飾られたお花。ワクワクしちゃう!!
長椅子の下を覗き込んでいたら長椅子のトンネルをくぐって出てきた、赤髪の子と目が合った。
ゴンッ
「いて!」
「だっ、だいじょぶ?」
「おう! へっちゃらだぜ! ……おまえ、かみのけまっくろ」
「う、うん。きみのかみ、あかいね」
「へへん! きれいだろ。おまえは……、きたないな」
がーん!!
見慣れた黒髪が、きたない……?
お父さんもお母さんもすごいって、きれいって褒めてくれるのに、きたない?
「うっ、ふぇっ……うぇぇぇぇんっ!!」
「アーテル、どうしたの?」
「どこかぶつけたか? 怪我はないか?」
お父さんもお母さんも心配してくれて、説明したいけど悲しくて涙が止まらなくて、ぼくはお母さんにしがみついて、ぴーぴー泣いた。
「どちたの? いたいいたい? だいじょぶ?」
もう1人の子供も心配してくれた。
この子はプラチナブロンドにアイスブルーの瞳で、どこからどう見ても天使だった。
思わずみとれて涙が止まる。
お母さんはぼくを下ろしてくれた。
「いたっ、いたく、ない。かみのけ、きたないって、いわれてっ!!」
説明していたらまた悲しくなってきた。
「きたなくない。きれいなくろ。いいな」
「ひっく、……きれい? でも、きみのほうがきれい……」
プラチナブロンド、キラキラしてるよ?
きれいな深緑の髪の神官さんが部屋に入ってきて、1番前の席にみんなで座った。赤髪くんは通路を挟んだ向こう側の席。プラチナブロンドくんはぼくの手を握ってくれたので、そのまま並んで座る。プラチナブロンドくんのお父さんとお母さんは、暗い色の髪の毛だった。
「子供達の健やかな成長を願い、祈りを捧げます。3人とも、こちらへ」
促されて前に並ぶと、赤髪くんがプラチナブロンドくんを見て言った。
「おまえはしらがか。おれがいちばんだな!」
「しらがじゃない! きんぱつ! こんなにきれいなのに、まだそんなこというの!?」
ショックから立ち直ったぼくは、プラチナブロンドくんに代わって、ちゃんと言い返した!!
「なっ! おれの……」
「静かに。君はルーベルですね。人の髪の色を悪く言うのはいけないことです。分かりますか?」
「だって、かみのけのいろが きれいなほうがえらいんだろ! だからオレはえらいんだ!」
「「ルーベル!!」」
赤髪改めルーベルの両親が大きな声をだした。2人ともルーベルより少し明るい、茶色と緑の髪だった。
「まだ3歳ですからしかたありませんが、ご両親はきちんと教えるように」
「「はい!」」
神官さんが話してくれたのはこの国の神話で、精霊が肉体を持ち、属性ごとの髪色、目の色をした人間になったと言う。それぞれの魔法で大地を潤し、発展して国を作った。
そして髪色が濃いほど魔力を多く持つという。
じゃあ、黒は?
「色が濃いほど暗い色、つまり、黒に近づきます。人の身であなたほどの魔力を持つ者はそういません」
「じゃあ、くろいのは いいこと? きたなくない?」
「黒くて艶々で、とてもきれいですよ」
神官さんが優しい笑顔で言ってくれて、ぼくは安心した。
あれ?
それじゃあ、プラチナブロンドくんは魔力が少ないの?
「ラナリウス。あなたも成長と共に必要な魔力を作り出せるようになるだろうから、あまり無理をしないように」
プラチナブロンドくんはラナリウスって名前か。友達になりたいな。
「らな、らなりーしゅ、らなりうしゅくん、ぼく、アーテル。おともだちになってくれる?」
「いいの? アーテルくん、しゅごいんだよ?」
「しゅごい……? よくわかんない。らな、りうしゅくん、やさしいから、しゅき」
「ぼ、ぼくも、おともだちになりたい」
こうしてぼく達は友達になり、アーティ、ラナ、と呼び合うようになった。ルーベルは知らない。
あと驚いたのはラナが領主の一人息子だったこと。お父さんとお母さんは当然、領主様夫妻を見たことがあったからすぐに気がついたけど、ぼくが知るわけないし。
初めて遊びに行った時は、お屋敷が立派すぎてぽかーんとしちゃった。
そして、ハグすると魔力が流れ込んでラナの体調が良くなることも分かり、毎日ハグして欲しい、と領主様から頼まれた。
そのために敷地内に建つ使用人用の家に引っ越し。お父さんはそこから通勤、お母さんは料理人補佐になった。
《あなたには選択肢が与えられます》
《死後の世界へ行きますか?》
《生まれ変わりますか?》
「人間に生まれ変われるの?」
《可能です》
「すごい幸運に恵まれて、いくらでも魔法が使えて、幸せになれる世界に行きたい!!」
《魔法》
「うん! 魔法!! イメージを実現できちゃう能力!! 欲しい!」
《可能です》
「やった! じゃ、お願いしまーす!」
すっげぇ!
イメトレしてきて良かった!
神様にちゃんと希望を言えた!!
大魔法使いになれるって!!
夢じゃないよな。
まぁ、夢でもいいか。
楽しい夢をみせてくれよ!
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「ほぎゃぁ ほぎゃぁ ほぎゃぁ」
「おぉ、よしよし。元気な子だねぇ。しかも髪が真っ黒だ。目は? あぁ、そんなに泣いていては分からないねぇ。まさか双黒じゃあるまいね。まぁ、すぐに分かるだろう」
「マルテ、よく頑張ってくれたね」
「あなた、子供を見せてください」
「もちろんだ。みてごらん、こんなに髪が黒い」
「まぁ、これなら将来は魔道具の発明家でしょうか?」
「治療師になれるかも知れないよ?」
「不器用でも生きていけますね」
ちょっと!
なんだか不安なこと言ってるけど大丈夫なの? 幸運に恵まれて魔力チートで無双するんだよね? もしかして、うちって貧乏?
そんな不安を胸に抱えたまま過ごし、次に意識がはっきりしたのは3歳の誕生日だった。ぼく、今まで何してたん?
「あら、今日はご機嫌ね」
「3歳になって落ち着いたのか? それならありがたいが」
どうやらぼくは何かとぐずる手のかかる赤ちゃんだったらしい。なんかすみません。
「そんなに不安そうな顔、しなくていいのよ。私達はあなたを愛しているんだもの」
「まぁま……」
「いまっ! ママ、って?」
「まぁま」
「パッ! パパは? パパは言えるか?」
「ぱっぱ」
「「あぁっ! 神様!! 感謝いたします!!」
名前呼んだだけだよ?
でも3歳で初めて喋ったんだとしたら、おおげさでもないのかなぁ? 心配かけちゃったんだね。
「ぱっぱ、まぁま、いこね」
ベッドの脇で神様に祈りを捧げる父と母の頭を撫でた。心配かけてたのはぼくだけど、記憶にないので仕方がない。それに、ちびっ子のなでなでって癒されるでしょ?
2人で号泣してるけど、喜んでるんだよね?
はじめて喋るせいか、言葉がちびっ子らしい。なんでだろう?
まぁ、変に思われるより年相応でいいか。
それからぼくは良い子になった。
スプーンやフォークはまだちゃんと持てないけど、ゆっくりこぼさず食べられる。お着替えだって自分でできるし、添い寝してもらえればグズらずに眠れる。
前は寝グズが酷かったんだって。
「良い子に寝てくれるようになって、嬉しいわ」
と言いながらお母さんは少しだけ寂しそう。泣きながらぎゅっと縋り付いてくるのが嬉しかったらしい。
「まま! しゅき! いっぱいしゅき!!」
「あらあら、まあ。うふふ、優しい子ね」
お母さんの気持ちを聞いて、なんだかとっても胸が熱くなって、抱きついてちゅっちゅしてしまった。精神年齢は15歳+3歳のはずなのに……。
お母さんはピンク色の髪の癒し系美人。お父さんは水色の髪のイケオジ。年齢差結構ありそうだけど、どんな出会いだったんだろう? ちょっと気になる。
「アーテル、明日は神殿へ行く。3歳になった子供は健やかに育つよう、神様から加護をいただくんだ」
「騒ぎにならないかしら?」
「なにしろ奇跡の双黒だからなぁ」
きせきのそうこく、ってなんだろ?
*******
神殿で初めて、同じ歳の子供はもちろん、お父さん、お母さん以外の人を見た。そう言えば家から出たこと、なかったな。そんなに狭くはないけど、広くもない家でずーっと過ごしてたら、ぐずるよね。
先月3歳になったこの街の子供は3人。毎月やってるから多くはない。加護をもらわないと外に出してはいけないらしく、子供達は興奮してる。
だって見たことのない彫刻やステンドグラス、長い椅子が並ぶ部屋。飾られたお花。ワクワクしちゃう!!
長椅子の下を覗き込んでいたら長椅子のトンネルをくぐって出てきた、赤髪の子と目が合った。
ゴンッ
「いて!」
「だっ、だいじょぶ?」
「おう! へっちゃらだぜ! ……おまえ、かみのけまっくろ」
「う、うん。きみのかみ、あかいね」
「へへん! きれいだろ。おまえは……、きたないな」
がーん!!
見慣れた黒髪が、きたない……?
お父さんもお母さんもすごいって、きれいって褒めてくれるのに、きたない?
「うっ、ふぇっ……うぇぇぇぇんっ!!」
「アーテル、どうしたの?」
「どこかぶつけたか? 怪我はないか?」
お父さんもお母さんも心配してくれて、説明したいけど悲しくて涙が止まらなくて、ぼくはお母さんにしがみついて、ぴーぴー泣いた。
「どちたの? いたいいたい? だいじょぶ?」
もう1人の子供も心配してくれた。
この子はプラチナブロンドにアイスブルーの瞳で、どこからどう見ても天使だった。
思わずみとれて涙が止まる。
お母さんはぼくを下ろしてくれた。
「いたっ、いたく、ない。かみのけ、きたないって、いわれてっ!!」
説明していたらまた悲しくなってきた。
「きたなくない。きれいなくろ。いいな」
「ひっく、……きれい? でも、きみのほうがきれい……」
プラチナブロンド、キラキラしてるよ?
きれいな深緑の髪の神官さんが部屋に入ってきて、1番前の席にみんなで座った。赤髪くんは通路を挟んだ向こう側の席。プラチナブロンドくんはぼくの手を握ってくれたので、そのまま並んで座る。プラチナブロンドくんのお父さんとお母さんは、暗い色の髪の毛だった。
「子供達の健やかな成長を願い、祈りを捧げます。3人とも、こちらへ」
促されて前に並ぶと、赤髪くんがプラチナブロンドくんを見て言った。
「おまえはしらがか。おれがいちばんだな!」
「しらがじゃない! きんぱつ! こんなにきれいなのに、まだそんなこというの!?」
ショックから立ち直ったぼくは、プラチナブロンドくんに代わって、ちゃんと言い返した!!
「なっ! おれの……」
「静かに。君はルーベルですね。人の髪の色を悪く言うのはいけないことです。分かりますか?」
「だって、かみのけのいろが きれいなほうがえらいんだろ! だからオレはえらいんだ!」
「「ルーベル!!」」
赤髪改めルーベルの両親が大きな声をだした。2人ともルーベルより少し明るい、茶色と緑の髪だった。
「まだ3歳ですからしかたありませんが、ご両親はきちんと教えるように」
「「はい!」」
神官さんが話してくれたのはこの国の神話で、精霊が肉体を持ち、属性ごとの髪色、目の色をした人間になったと言う。それぞれの魔法で大地を潤し、発展して国を作った。
そして髪色が濃いほど魔力を多く持つという。
じゃあ、黒は?
「色が濃いほど暗い色、つまり、黒に近づきます。人の身であなたほどの魔力を持つ者はそういません」
「じゃあ、くろいのは いいこと? きたなくない?」
「黒くて艶々で、とてもきれいですよ」
神官さんが優しい笑顔で言ってくれて、ぼくは安心した。
あれ?
それじゃあ、プラチナブロンドくんは魔力が少ないの?
「ラナリウス。あなたも成長と共に必要な魔力を作り出せるようになるだろうから、あまり無理をしないように」
プラチナブロンドくんはラナリウスって名前か。友達になりたいな。
「らな、らなりーしゅ、らなりうしゅくん、ぼく、アーテル。おともだちになってくれる?」
「いいの? アーテルくん、しゅごいんだよ?」
「しゅごい……? よくわかんない。らな、りうしゅくん、やさしいから、しゅき」
「ぼ、ぼくも、おともだちになりたい」
こうしてぼく達は友達になり、アーティ、ラナ、と呼び合うようになった。ルーベルは知らない。
あと驚いたのはラナが領主の一人息子だったこと。お父さんとお母さんは当然、領主様夫妻を見たことがあったからすぐに気がついたけど、ぼくが知るわけないし。
初めて遊びに行った時は、お屋敷が立派すぎてぽかーんとしちゃった。
そして、ハグすると魔力が流れ込んでラナの体調が良くなることも分かり、毎日ハグして欲しい、と領主様から頼まれた。
そのために敷地内に建つ使用人用の家に引っ越し。お父さんはそこから通勤、お母さんは料理人補佐になった。
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