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5.神官は薬草が多いらしい
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「おれ、あじみしてみたい」
「「「神子様!?」」」
「だっていろんなあじがあるでしょう?」
「はい!」
切れ長のスッキリしたハンサム顔の上級神官くんがアルシャーブさんの膝に頭を乗せたおれを抱き上げて恭しく唇を重ねた。
薄い唇の間から差し出された舌に吸い付き、唾液を味わう。
「……しぶい」
「そんなっ!」
「ききそうなあじー」
「え……?」
「もっとちゅーしてあげるー」
戸惑う上級神官くんにもう一度吸い付くと嬉しそうに舌を絡めてきた。
「はい、そこまで」
「んあっ!」
アルシャーブさんに引き離された。
「神子様、ここにいる神官たちが全員味見して欲しがってるぞ。どうする気だ?」
サバールさんに言われて見回すと30人くらいの神官さんが期待に満ちた眼差しでにじり寄って来ていた。
「ちょっとずつならいーよ」
「「神子様!!」」
「「感謝致します!!」」
呆れる2人に謝りながら次々に味見をする。苦かったり甘かったり爽やかな香りがしたり。面白い!!
「……大神官長様」
「す、すまぬ。気の迷いが……」
「えらいひとなのに、おかしいねぇ」
外見的に初老の大神官長様にも、んちゅーっとしたらシャキーン! として軽やかにスキップしながら席に戻って行った。
「みんなちゅーでげんきになるの?」
「そうですよ。神子様の身体から出る液体は全て、薬草系の我々とはまた違った薬なのです」
「身体から出る液体……?」
「はい」
まさかしっ、しっこも……?
「その通りです。欠損すら再生しますし、更に多幸感に包まれるのです。ただ、以前の神子様がそれを嫌がり、具合を悪くされてからは禁断の薬となりました。今はただ、生命樹や特殊な薬草の栄養剤としてのみ用いられます」
自分のでも人のでも、それは嫌だなぁ。
「よかったぁ……」
「お休みになりますか?」
「ん……、ねる……」
部屋に運んでもらい、ぽやぽやしながらベッドに入った。
「サバ……しゃ……、だっこ……」
よく覚えてないんだけど、添い寝を要求したらしく、みんなにちゅーした時は機嫌が悪かったサバールさん、朝はとてもご機嫌だった。
「サバしゃん、しゅき、ってな。可愛くしがみついて来てな。擦り付けてきたんだ」
「え゛……?」
「あるしゃんもしゅき、とおっしゃって下さって、たくさん口づけをして下さいました」
「あわわわわ……、は、恥ずかしい……」
「今朝はオレの番だ。良いな?」
「あんっ! な、なんでそんなとこ……?」
「そろそろ胸も開発して良い頃かと思ってな」
「陰茎に触れずに出された白愛液が一番薬効が高い、と言われています。だからここだけでイけるようになりましょうね」
「……乳首だけでイけるの?」
「難しければこっちでも良いんだ。良く解してやろう」
そこってお尻!?
無理だよね?
あ、禊のプールがジャグジーなのはそのためか!! 泡と水流で気持ち良くなれるなら触った事にならないんだね。
朝の一番搾りを終え、朝食の前に禊。朝、しっかり乳首を弄られたせいで感度が上がった気がする……っ!!
朝食を終えても恥ずかしさが消えず、紛らわそうと生命樹の様子を見に行った。大きな樹は、それは見事に花を咲かせていた。
「花が……」
「神子様のお陰で、新たな花が咲きました。どの種の花粉が受粉するか、楽しみです」
生命樹は薄紅色で6枚花弁の花を無数に咲かせていた。ここに受粉した植物の性質を持った人が生まれてくるのだそうだ。どんな種類の花粉でも良いの?
不思議な世界。
おれが大神殿に来た翌日、王様から神子降臨の発表があって、参拝者が増えた。ここで拝むのは生命樹。
様々な花と果物が供えられる。
近くに花を置く事で受粉の可能性が高まるので綺麗な花や香りの良い花が多い。好きな花から生まれた子は好みにぴったりだから……、ってお嫁さん?
見つかるともみくちゃにされるかも知れないから、参拝時間は2階からこっそり眺めています。
……国中を回る時はどうするんだろう?お忍び旅? あ!
「アンブロシア……だっけ? あれ、もう2つ残ってたよね?」
「はい。大切に保管してあります」
「腐らない?」
「あれは特別ですので、腐る事はありません。召し上がりますか?」
「そうじゃなくて、貴重な実なら大神殿とか王様とかにあげた方が良いかな? って」
「それならば大神官長様にお話しいたしましょう」
すっかり忘れてたけど腐らなくて良かった。貴重な実だから2人が先に話したかと思ったけど、おれが言い出すまで待っていたらしい。
気を遣い過ぎな気もするけど。
連絡を聞いた大神官長様は慌てて王様も呼んで会議を開き、スピード重視の少数精鋭で騎士がアンブロシアを採りに行く事になった。猿が食べ尽くす前に行かないとなんだって。
先に言ってよ!!
「あ! あの森入ったら怪我するんじゃなかった?」
「肌を晒さなければ問題ありません。……神子様の体液を与えれば更に安全になりますが……」
お見送りのちゅーくらいお安いご用だよ!
選ばれた3人の騎士にディープキスを贈り、見送ると王様が羨ましそうに見てた。おれに近づけないよう、サバールさんに邪魔されてたけど。
3人はペガサス騎士だった……。
ペガサスには新聖水を与えた新鮮な草を食べさせたから元気いっぱいなんだって。毛皮があるからあの森でも怪我をしないし、翼は小さく折りたためるとか。今度乗せてもらえないかな?
「神子様に重ね重ねのお願い、大変心苦しく……」
「大神官長様、どうしたんですか?」
「実は……」
ペガサス騎士を見送った翌日、大神官長様が恐縮しながらお願いに来た。
聞けば一昨日生まれた子が長い間栄養不良だったためかずっとぼんやりしていて言葉が出ない。そして少し目を離すとベッドの奥や窓に挟まっている事があり、とても心配だと言う。
……窓に挟まる?
よく分からないけどキスが足りなかったのかな?
神殿内の医務室に行くと、あの時の美少年がぽやんと佇んでいた。
「神子様はこちらへ、ルスキニアはここに座りなさい」
ぽやんとしながらも言葉は理解しているようでおれの前の丸椅子に座る。でもなぜ背を向けて座るのか。
「ルスキニア、こちらを向いて」
「……」
彼は無言で立ち上がり、おれの膝に座ってふにゃっと笑った。
「「「ルスキニア!!」」」
みんなの大きな声に驚いて抱きついて余計に叱られる。どこまで本気なのか?
「喋れるようになるかも知れないから試したい事があるんだけど、良いかな?」
難しかったのか首を傾げている。
ならば身振りで伝えようとおれは自分の唇を指し示し、次いでルスキニアの唇に触れた。
あ、唾液を舐めさせれば良いのか?
思いついた事を実行すべく、人差し指をぺろりと舐めて口元に差し出し、ルスキニアの唇をつついた。
ぺろん
「!!」
ひと舐めして気に入ったのか手を掴んで指をしゃぶる。でもついた唾液は少量で満足できなかったらしい。すぐさま理解して口に吸い付いて来た。
「神子様!!」
「ルスキニア!」
勢いで椅子ごとひっくり返りそうになり、支えてもらったけどのしかかられて重い。この前の膝に抱える方が楽だったな。
手を上げてサバールさんに助けを求め、一度離れてもらってベッドに寝かせ、覆い被さって唾液を流し込んだ。翡翠色の光に包まれて身体が少し成長する。
「……っ! はぁっ……、うぅ……」
「おお、声が!」
「んちゅ……、おいし……」
「もういいですね」
「やぁっ!」
アルシャーブさんに引き剥がされ、縋りつこうとするルスキニアくん。可愛い。
「喋れるようになって良かったね。また明日もちゅーしようね」
「あした?」
「そう、明日。良い子にして周りの人の言う事聞いて、暗くなったら眠って。良い子にできたら来るからね」
「いいこにする!」
気合いを入れるルスキニアをなでなでして医務室を出た。
「生まれたばかりで喋れるの、すごいね」
「我々は果実の中で外の音を聞き、学習しながら生まれ落ちるのを待ちます」
生まれてすぐに本人の希望を聞いて適性を調べ、養育者の元で指導を受けると聞いて驚いた。あの子は何になるのかな?
「「「神子様!?」」」
「だっていろんなあじがあるでしょう?」
「はい!」
切れ長のスッキリしたハンサム顔の上級神官くんがアルシャーブさんの膝に頭を乗せたおれを抱き上げて恭しく唇を重ねた。
薄い唇の間から差し出された舌に吸い付き、唾液を味わう。
「……しぶい」
「そんなっ!」
「ききそうなあじー」
「え……?」
「もっとちゅーしてあげるー」
戸惑う上級神官くんにもう一度吸い付くと嬉しそうに舌を絡めてきた。
「はい、そこまで」
「んあっ!」
アルシャーブさんに引き離された。
「神子様、ここにいる神官たちが全員味見して欲しがってるぞ。どうする気だ?」
サバールさんに言われて見回すと30人くらいの神官さんが期待に満ちた眼差しでにじり寄って来ていた。
「ちょっとずつならいーよ」
「「神子様!!」」
「「感謝致します!!」」
呆れる2人に謝りながら次々に味見をする。苦かったり甘かったり爽やかな香りがしたり。面白い!!
「……大神官長様」
「す、すまぬ。気の迷いが……」
「えらいひとなのに、おかしいねぇ」
外見的に初老の大神官長様にも、んちゅーっとしたらシャキーン! として軽やかにスキップしながら席に戻って行った。
「みんなちゅーでげんきになるの?」
「そうですよ。神子様の身体から出る液体は全て、薬草系の我々とはまた違った薬なのです」
「身体から出る液体……?」
「はい」
まさかしっ、しっこも……?
「その通りです。欠損すら再生しますし、更に多幸感に包まれるのです。ただ、以前の神子様がそれを嫌がり、具合を悪くされてからは禁断の薬となりました。今はただ、生命樹や特殊な薬草の栄養剤としてのみ用いられます」
自分のでも人のでも、それは嫌だなぁ。
「よかったぁ……」
「お休みになりますか?」
「ん……、ねる……」
部屋に運んでもらい、ぽやぽやしながらベッドに入った。
「サバ……しゃ……、だっこ……」
よく覚えてないんだけど、添い寝を要求したらしく、みんなにちゅーした時は機嫌が悪かったサバールさん、朝はとてもご機嫌だった。
「サバしゃん、しゅき、ってな。可愛くしがみついて来てな。擦り付けてきたんだ」
「え゛……?」
「あるしゃんもしゅき、とおっしゃって下さって、たくさん口づけをして下さいました」
「あわわわわ……、は、恥ずかしい……」
「今朝はオレの番だ。良いな?」
「あんっ! な、なんでそんなとこ……?」
「そろそろ胸も開発して良い頃かと思ってな」
「陰茎に触れずに出された白愛液が一番薬効が高い、と言われています。だからここだけでイけるようになりましょうね」
「……乳首だけでイけるの?」
「難しければこっちでも良いんだ。良く解してやろう」
そこってお尻!?
無理だよね?
あ、禊のプールがジャグジーなのはそのためか!! 泡と水流で気持ち良くなれるなら触った事にならないんだね。
朝の一番搾りを終え、朝食の前に禊。朝、しっかり乳首を弄られたせいで感度が上がった気がする……っ!!
朝食を終えても恥ずかしさが消えず、紛らわそうと生命樹の様子を見に行った。大きな樹は、それは見事に花を咲かせていた。
「花が……」
「神子様のお陰で、新たな花が咲きました。どの種の花粉が受粉するか、楽しみです」
生命樹は薄紅色で6枚花弁の花を無数に咲かせていた。ここに受粉した植物の性質を持った人が生まれてくるのだそうだ。どんな種類の花粉でも良いの?
不思議な世界。
おれが大神殿に来た翌日、王様から神子降臨の発表があって、参拝者が増えた。ここで拝むのは生命樹。
様々な花と果物が供えられる。
近くに花を置く事で受粉の可能性が高まるので綺麗な花や香りの良い花が多い。好きな花から生まれた子は好みにぴったりだから……、ってお嫁さん?
見つかるともみくちゃにされるかも知れないから、参拝時間は2階からこっそり眺めています。
……国中を回る時はどうするんだろう?お忍び旅? あ!
「アンブロシア……だっけ? あれ、もう2つ残ってたよね?」
「はい。大切に保管してあります」
「腐らない?」
「あれは特別ですので、腐る事はありません。召し上がりますか?」
「そうじゃなくて、貴重な実なら大神殿とか王様とかにあげた方が良いかな? って」
「それならば大神官長様にお話しいたしましょう」
すっかり忘れてたけど腐らなくて良かった。貴重な実だから2人が先に話したかと思ったけど、おれが言い出すまで待っていたらしい。
気を遣い過ぎな気もするけど。
連絡を聞いた大神官長様は慌てて王様も呼んで会議を開き、スピード重視の少数精鋭で騎士がアンブロシアを採りに行く事になった。猿が食べ尽くす前に行かないとなんだって。
先に言ってよ!!
「あ! あの森入ったら怪我するんじゃなかった?」
「肌を晒さなければ問題ありません。……神子様の体液を与えれば更に安全になりますが……」
お見送りのちゅーくらいお安いご用だよ!
選ばれた3人の騎士にディープキスを贈り、見送ると王様が羨ましそうに見てた。おれに近づけないよう、サバールさんに邪魔されてたけど。
3人はペガサス騎士だった……。
ペガサスには新聖水を与えた新鮮な草を食べさせたから元気いっぱいなんだって。毛皮があるからあの森でも怪我をしないし、翼は小さく折りたためるとか。今度乗せてもらえないかな?
「神子様に重ね重ねのお願い、大変心苦しく……」
「大神官長様、どうしたんですか?」
「実は……」
ペガサス騎士を見送った翌日、大神官長様が恐縮しながらお願いに来た。
聞けば一昨日生まれた子が長い間栄養不良だったためかずっとぼんやりしていて言葉が出ない。そして少し目を離すとベッドの奥や窓に挟まっている事があり、とても心配だと言う。
……窓に挟まる?
よく分からないけどキスが足りなかったのかな?
神殿内の医務室に行くと、あの時の美少年がぽやんと佇んでいた。
「神子様はこちらへ、ルスキニアはここに座りなさい」
ぽやんとしながらも言葉は理解しているようでおれの前の丸椅子に座る。でもなぜ背を向けて座るのか。
「ルスキニア、こちらを向いて」
「……」
彼は無言で立ち上がり、おれの膝に座ってふにゃっと笑った。
「「「ルスキニア!!」」」
みんなの大きな声に驚いて抱きついて余計に叱られる。どこまで本気なのか?
「喋れるようになるかも知れないから試したい事があるんだけど、良いかな?」
難しかったのか首を傾げている。
ならば身振りで伝えようとおれは自分の唇を指し示し、次いでルスキニアの唇に触れた。
あ、唾液を舐めさせれば良いのか?
思いついた事を実行すべく、人差し指をぺろりと舐めて口元に差し出し、ルスキニアの唇をつついた。
ぺろん
「!!」
ひと舐めして気に入ったのか手を掴んで指をしゃぶる。でもついた唾液は少量で満足できなかったらしい。すぐさま理解して口に吸い付いて来た。
「神子様!!」
「ルスキニア!」
勢いで椅子ごとひっくり返りそうになり、支えてもらったけどのしかかられて重い。この前の膝に抱える方が楽だったな。
手を上げてサバールさんに助けを求め、一度離れてもらってベッドに寝かせ、覆い被さって唾液を流し込んだ。翡翠色の光に包まれて身体が少し成長する。
「……っ! はぁっ……、うぅ……」
「おお、声が!」
「んちゅ……、おいし……」
「もういいですね」
「やぁっ!」
アルシャーブさんに引き剥がされ、縋りつこうとするルスキニアくん。可愛い。
「喋れるようになって良かったね。また明日もちゅーしようね」
「あした?」
「そう、明日。良い子にして周りの人の言う事聞いて、暗くなったら眠って。良い子にできたら来るからね」
「いいこにする!」
気合いを入れるルスキニアをなでなでして医務室を出た。
「生まれたばかりで喋れるの、すごいね」
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