転生神子は『タネを撒く人』

香月ミツほ

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17.水の中でも気持ちいい

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昼食を軽く食べ、水やりをして夜の宴会の前に禊をする。

神官長も宴会の準備に駆り出されているから禊の間にはおれ達3人だけ。これは実験のチャンス!

「サラセニア神官長が言っていたの、試したいんだけど……。いい?」
「この中でヤるやつか」
「そそそ、そう。今なら他の人に見られないで済むから」
「3人だけで、ですね?」
「うん」

2人が頷いてくれたので、服を脱いで交互にキスをする。水の中では滑りが足りなくなる気がするので、前戯の後、挿入してから水に入ります。エキベン……、てなんだろう?

この部屋にはベッドはもちろん、ソファもない。マットもない。アルシャーブさんが神子様を硬い床に寝かせるわけにはいかない!と言って、幼児のおしっこスタイルで抱えられてます……。

膝立ちになったアルシャーブさんの顔の前に、膝裏を持ち上げられて大股開き。恥ずかしいところを差し出される!

「ここここ、これ、恥ずかしい……!!」
「いい眺めだぞ? それに、恥ずかしさなんてすぐに気にならなくなる」
「ふあぁぁぁぁっ……」

蜜壺の入り口を舐められると身体の力が抜ける。不思議と気持ちよくて、完全になすがままになる。なんで?

「あぁ、中からも蜜が溢れてくるようになったな」
「え……? そこ、蜜を溜めておくところだから……、蜜壺って、言うんじゃない……、の?」
「それもあるが、成熟すると中からトロリとした蜜が溢れてくるんだ」
「……それ、サバールさんも?」
「入れたい、のか?」
「そういうわけじゃないけど!! ちょっと好奇心で……」
「神子様の雄蕊は人の蜜を纏わせてはいけないんですよ」

そうだったね。
清らかなままの童貞が良いんだもんね。

でも味見くらいしたいじゃない?

「それより頑張るのですよね」
「う……、そう。い、いっぱい出して、ここの人達の冬が辛くないようにしたいから、サバールさん、ちょうだい?」
「あぁ、すぐに」

言葉通りすぐに、とはいえ、やっぱり多少の時間をかけて奥まで入れた。大きいからね。

「ふぁんっ! 深っ、あぁん……」

繋がった部分を支点にして、アルシャーブさんから受け渡される。サバールさんはおれを軽々と持ち上げて、プールの中に続く階段を降りる。

……一歩ごとにズン、ズン、と奥を突かれる。リズム良く突かれるとそのタイミングに気持ちよさを期待するからか、すぐに昂って水に浸かる前に暴発した……。

いや、出すのが目的だから暴発とは言わないのかな?

くったりともたれかかると今度は滑るように移動した。衝撃がまるでない! ……わざとやってたのか!!

「ひゃんっ!」
「ん? どうした?」

中でピクピクさせておいてしらばっくれてる。むぅ、いたずらは返さないと。

「ふぬぅ!」
「うっ……」
「きもちいい?」
「気持ちいい、が。そのかけ声は……、ふはっ!」
「神子様、何かいたずらなさったのですか?」
「お尻に、力入れたの。んんっ!」
「いや、締まるけど、ぶふっ!」

おれは中でピクピクするの感じちゃうんだけど、サバールさんは笑っちゃうの? むぅ。

「そろそろ動くぞ」
「んん……、動いて……。あ、ん……」
「お手伝いさせていただきますね」

いたずらっぽいじゃれあいは終了し、水の中で動き始めると宣言される。するとアルシャーブさんが背後から手を伸ばし、首とか耳とか、乳首とか腰とか、いやらしく触ってくれた。

「あぁん……、アルシャー、ブさん……!それ、気持ちいいよぅ」
「中がうねる……! くそっ! 持っていかれる!!」
「あぁ、神子様……、お可愛らしい」
「はぁぁぁぁぁんっ!!」



少し余韻を味わってサバールさんとアルシャーブさんが交代する。さっきと同じように向かい合って抱っこされる感じ。でもアルシャーブさんはおれをぎゅっと抱きしめて微妙に腰を揺らすので、焦れる。

「参加させろ」
「ダメです」

待たされてるサバールさんがおれを触ろうとすると、アルシャーブさんが逃げる。さっき自分は触っていたのに!

でも素早さはサバールさんの方が上らしく、ぴったりくっついてる前面は触れないけど、背中や腰、お尻はさわさわさわさわ。

焦ったい!!

「ね、おしべ、触って? ダメなの?」
「ダメではありませんが……」
「ち、ちくびも……、寂しいから、触って……?」
「はい!」

少しだけ身体を離して、胸を舐めてくれる。
指でくにくにされるのも気持ちいいけど、ぬるりとした舌で擦られるのは、もっと気持ちいい。身体を揺らして擦り付けてしまう。

「あぁっ! それ、気持ちいい!!」

アルシャーブさんに舐められながら、反対の胸をサバールさんの太い指で摘ままれ、転がされる。同時に脇腹から腰にかけて撫で回され、痙攣しながら高みへと上り詰めた。

「あぁ、もう! もっと焦らして楽しみたかったのに」
「それは馬車でやってるだろ」

出ちゃったら交代らしい。
アルシャーブさんはおれの痙攣につられてしまったようで悔しがっているけど、サバールさんと致してる時、参加したよね?

5回出してぐったりです。
気持ち良かったけど、楽しくてえっちっぽくなかったなぁ。でもちょっと……、2人と仲良くなれた気がして嬉しい。

ここの神殿には神官長さんと神官長見習いさんしかいないので、アルシャーブさんが神官長見習いさんに濃度が濃いことを伝えていた。

……はっちゃけちゃったけど、これ、恥ずかしくない!?

「まだ恥ずかしさがおありですか?」
「みんなの役に立ちたい、って気持ちのどこが恥ずかしいんだ?」

気持ちは恥ずかしくない!
やってることが恥ずかしいの!!

って、通じないのか。

「これから慣れていきます……」


*******


夜の宴会は神殿の大広間でやる。

神殿と聞くと石造の大きな建物が浮かぶけど、自然石を積み上げて漆喰で固めた、教会って感じの建物だ。その中に30人くらい入れそう部屋が田の字に繋がっていて、それをまとめて大広間と呼ぶ。

壁と柱で屋根を支えているので、あまり高くも広くもできないらしい。

雪崩が起きたらこの建物が町を守るんだって。

もちろん、全ての町の人が入れるわけじゃないから、宴会は交代制。それでも200人くらいだから1回入れ替われば足りる。料理も半分に分けて、おれ達はどちらにも出る。

歓迎してもらってるからね!

「神子様、どうぞお召し上がりください」
「ありがとうございます。これはなんですか?」
「幸せの実のお酒です」
「幸せの実?」
「はい。白、桃色、赤の3色の実をつけるのですが、時々、とても酸っぱい実があるのです。それで、甘い実を食べられる幸せを噛み締めて食べる実、から『幸せの実』と呼ばれるようになりました」
「色と味は関係ないのですか?」
「ありません。そして酸っぱい実を入れないと美味しいお酒にならないのが、まるで人生のようでしょう?」

酸いも甘いも噛み分けて、ってやつか。

アルシャーブさんもサバールさんも、お酒を止めなくなったのでいただきます!

爽やかで美味しい!
ジュースみたいだ!!

(ジュースで割って、かなり薄くなってますがよろしいのですか?)
(神子様はお酒に弱く、いつも二日酔いで苦しまれるのです。私の薬効で治せますが、少しでも苦しませたくないのです)
(そうですか。ジュース割りでも気に入ってくださったようですね。ではこの味でお出しします。皆にも言い含めてありますので)
(心遣いに感謝いたします)

町長さんとアルシャーブさんが小声で何か言ってるけど、町の人達が入れ替わり立ち替わり話しかけてくれるので、そちらに意識が向くことはなかった。

ここのお酒は美味しいなぁ。
こんなに飲んでもふわふわするだけで、あんまり酔ってないみたい。でも幸せな気持ちになれちゃうなんて、ホントに『幸せの実』だな!!
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