召喚農夫の田舎暮らし

香月ミツほ

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結婚しよう5

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「今夜は家に帰ります!」
『スイの家じゃないのか?』

コナンさんの言葉に全裸の人が質問をする。

「ケルピーなの?」
『そうだ』
「うわぁ! 人の姿になったの初めて見た!!」

精悍な顔立ちでがっしりとしていて、髪は馬の姿のときと同じ青銀の長い髪。そして立派すぎる屹立。

「裸なんだ……」
『服など不要だ』
「その姿で出歩かないで下さいね。他人の目があるときは馬の姿に戻って下さいね」

ブリアンに注意されたけど不満そうだ。

『こいつからも他人のいる所で人の姿になるなと言われたが、それがヒトの決め事か』
「そうだよ。あと大ちゃんはちゃんと服着てるよ?」
『ワームの嗜好など知らん。我らはそれぞれ気に入ったからスイの呼び出しに応じていたのだ。ニンゲンの言う仲間意識や上下関係など存在しない』
「もしかしてりんちゃんも人の姿になれる?」
『本人に聞いてみろ』

ケルピー素っ気ないなぁ。まぁいいや。

「じゃぁぼく達は帰るね。またねー!」
「は、はい、お気をつけて」
「コナン、明日は領地へ行くからほどほどにな」
「ももももちろんです!」

コナンさんよりケルピーの問題だと思うけど、言っても仕方ないのかな?
ぼくたちはりんちゃんに乗せてもらって家に帰った。

「りんちゃん、ありがとう。ねぇ、りんちゃんも人型になれるの?」

こくりと頷き、ふわりとした光を纏ってりんちゃんが人型になった。褐色の肌に金髪金目の小柄な少年。

『スイ、好き。やっと言える』
「りんちゃんがぼくを好きな事なら知ってたよ?」
『ボクたちは人型を望まれなければその姿をとることはできない。ぼくはスイが好きだから何でもしてあげたい。その代わり、スイをちょうだい?』
「スイは渡しません!」
『ワームの王はもらったのに、ボクにはくれないの? スイの精が欲しいよぅ』
「……それって、りんちゃんもぼくとエッチな事したいって事?」
『時々見てたけど、人間同士だとスイの精を捨ててしまうでしょう? そんな事しないで、ボクにちょうだい』

えーと、つまり。
ぼくは入れてもらう方で、ぼくのはたまに飲まれているくらいで捨てているから、それが欲しいと。

「それなら構いません。りんちゃんにはこれからも頼る事になりますし、りんちゃんの力が上がるなら歓迎します」
「恥ずかしいけど…… い、いいよ?」

でも今夜は魔力不足ぎみだから美味しくないかも知れないなー、って思ったんだけど。杞憂でした。 

「あぁぁあの! りんちゃんて、まだ子供?」
『ぼく達に大人とか子供とかはないよ。力の強さで見た目が変わるの。ぼくはまだ弱いからこんな姿なんだ』

夕食後に部屋に迎えるとりんちゃんは服を着てなかった。そう言えばさっきも服と言うか毛皮がパンツみたいになってただけだったかも???
で、いまは髪の毛と耳と可愛い小さなしっぽだけがもふもふしてる。

……ちっちゃい。

小柄な美少年に相応しい、かわいいおちんちんがちょこんとついていて子供にしか見えないんだけど。

『スイ、疲れてるでしょ? 早くちょうだい? それで休んで?』

ってベッドの上で四つん這いになってこちらに向けたお尻をふりふりしています。鹿によく似たしっぽをピコンとあげて。

「えぇっ!? そっ……! そこに入れるの? ぼくが?」
『入れて? だって気持良いんでしょ?』
「気持良いけど、巧く出来る自信がないよぅ」
「スイ、まずは様子を見ましょう。りんちゃん、私も手伝っていいですね?」
『いいよー!』

よく分かってなさそうなりんちゃんのお尻を軽く触ってみた。
ふにふに押してみると思ったよりは柔らかい。

『ふふふっ…… くすぐったーい!』

ブリアンが潤滑剤を持って来た。

……時々依頼があって作っていた潤滑剤。自分で使う日が来るなんて思えない時もあったけど、今は消費に負けないように5日に1度はまとめて作るようにしてる。売り物にはほんの少しの催淫剤を入れてるけど、自分のに入れたら大変な事になるから入れない!

それからブリアンに教えてもらいながらお尻を解して指が2本入ったらもう大丈夫、って言われた。ブリアンとファーガスさんは指3本でも入れる時、きついよね……。

「りんちゃん、苦しくない?」
『大丈夫』
「そろそろ入れて…… あぁ、スイ、これじゃ入りませんよ。」
「あ…… ん……!」

色々考え過ぎてふにゃふにゃのままのぼくの中心をブリアンはぱくりと咥えてちゅぷちゅぷ舐めて一瞬で硬くしてくれた。いっくぞー!!

はやくはやくとくねらせる腰を抑えてぼくの先端を押し当てれば軽い抵抗だけで飲み込んでいく。

「ふわぁぁ…… りんちゃん、気持ち良い…… 苦しくない? 動いて平気?」
『硬くて熱い…… 苦しくないから、動いて』

苦しくないのはぼくのが小さいからだろうなぁ。気持ち良いから良いや。

ほんの少し擦れるだけで痺れるほどに気持ちいい。夢中で腰を振っていたけど、背後にブリアンの気配が……?

「スイ…… 私もご一緒してよろしいですか?」

そう言いながらぼくのお尻を解しにかかる。
え? このまま入れるの???

「あぁ、毎日しているから柔らかくてすぐにも入れられますね。なんて素晴らしいんでしょうか」
「ふにゃぁぁぁぁんっ!」
『あぁぁんっ! スイ、気持良い! すごい……っ!!』
「もう! あっ!! イク!! あっ、あっ、あぁぁぁっ!」
『んあぁぁぁぁぁ……っ!』

「あぁ……少し落ち着くまで待ちましょうか。これからですよ」

どうもりんちゃんはぼくの精液に籠った魔力を受けて絶頂するようで、ぼくとほぼ同時にイった。そうすると締め付けるのでぼくが感じてブリアンを締め付けてブリアンが追いかけて来る。でもブリアンが1回達するまでにぼくは2回は出ちゃう。すぐに体力の限界がきた。

「ブリアン、も…… むり……」

ブリアンの2回目にぼくは限界を訴えた。ちなみにりんちゃんは絶頂するごとに元気になって行く。もっともっとと強請られたけど、意識は遠のいて行った。

「りんちゃん、今日はもうスイを休ませてあげましょう」
『うん。ブリアンありがとう。ボク、いつでも2人を乗せるからね』
「これは?」
『契約印だよ。これでスイが寝ちゃってもぼくを呼べるから』

そんな会話が聞こえたような気がしたけど、夢なのか現実なのかは目が覚めるまで分からなかった。

ブリアンは毎日、りんちゃんに乗って領地へ行ける事になってとっても感謝してくれたけど、感謝はぼくじゃなくてりんちゃんにすれば良いんじゃない?



朝、目が覚めるとりんちゃんは帰っていた。 
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