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人物紹介
しおりを挟む古書館に眠る手記を読んで下さりありがとうございました。
ここでは本作の人物紹介をさせていただきます。
---登場人物---
ルーカス・フォーゲル
19世紀オーストリア帝国 ホーフブルク宮廷の文官。
地下書庫で偶然発見した手記を通し、「エルミア王国」の記録を読み解いてゆく。
フレート・ヴィーザー
ルーカスが見つけた古びた手記の著者。
エルミア宮廷の文官で、風変わりな王女の記録を私記として綴った。
ルディカ・フォン・エルミア
手記の主たる人物として記されている王女。フレートの人生に大きく影響を与える。
リントナー
ルーカスの友人。革命派に身を投じ、ルーカスから手記を託される。
彼の運命が"記録”の行方を決める。
アンマント・フォン・ノイヴァールト
エルミアの宰相で、フレートの上官。
中立の立場を取り、長きに渡り王国を支える。
ティル・フォン・グラーツ
エルミア宮廷の秘書官。フレートの先輩として彼を導く。
アロイス・シェンク
フレートの友人で、王女ルディカを救うため罪を被った青年。信念を貫いたまま命を絶った。
---登場史実人物---
クレメンス・フォン・メッテルニヒ
オーストリア帝国宰相。ヨーロッパ均衡外交の中心人物。
本作では失脚の直前、静かに政変の影を落とす。
フェルディナント一世
オーストリア皇帝。善良であったが政治的決断に乏しく、革命の嵐に翻弄される。
ゾフィー大公妃
強い政治的野心を持ち、のちにフランツ・ヨーゼフの後見的存在となる。
フランツ・アントン・フォン・コロブラート=クラウスベルク伯爵
ピレルスドルフの前任にあたる宰相。改革派として登場。
フランツ・フォン・ピレルスドルフ
内務大臣。本作では帝国憲法草案者として登場。
フランツ・ヨーゼフ一世
若くして皇帝の座に就き、68年もの間、帝国を統べた絶対君主。
エリザベート皇妃(シシィ)
若くして帝国に嫁いだバイエルン公女。リベラル思想家ではないが、自己を強く持っていた。
本作では未来への希望として象徴的に触れられる。
※本作に登場する史実人物・出来事の描写は史実を元にした創作です。
並びに、物語を制作するに当たって参考にさせていただいた素晴らしい図書を敬意を込めてここに記します。
---参考資料---
『メッテルニヒ回想録』(中央公論社)
『1848年ヨーロッパ革命の研究』(岩波書店)
『ハプスブルクの涙 皇妃エリザベート』M・V・インゲンハイム/西川賢一訳(集英社)
『シシィ 皇妃エリザベート伝』(白水社)
『ハプスブルク帝国史』(岩波新書)
『東洋医学のしくみ』(新星出版社)
『ウィーンの世紀末文化』(講談社学術文庫)
『シェーンブルン宮殿と庭園』作者不明(オーストリア観光局資料)
『古き良き城、宮殿、街並みなどにも癒される!! いつか行ってみたい世界の美しい庭園』MdN編集部
オーストリア国立図書館デジタルアーカイブ(ÖNB Digital)
図書館閲覧資料(ウィーン史、建築、美術関連図書)
この記録があなたの心に僅かでも残ることを願って。
猫戸針子
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みんなの感想(4件)
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必死に書いた作品ですので、こうして具体的な感想を頂けるのは幸せです。
読んで下さり、本当にありがとうございました。
すごく読みやすかったです!応援🥰🥰
ありがとうございます。
オーストリアが好きなので、こちらを見つけて「おっ?!」ってなりました。
これから楽しみです!
ホーフブルクの空気を少しでも伝えることができたなら、幸いです。