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初戦 砦防衛
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その砦には一応全兵員分のベッドが運び込まれていたので床で雑魚寝という事は無かったので、それだけは助かった。
ドグァアアアン!ドグァアアアン!ドグァアアアン!
翌朝、ガランガランというドラを連打する音で俺たちは起こされた。それがただの起床の合図では無い事はその激しさで分かった。
帝国軍の侵攻をしらせるものだ。ピリッとした空気の中、全員が素早く支度をして部屋を出ていく。傭兵たちの武装は人それぞれで、自分の弓を持ち込むもの、帝国から支給された弓を担いでいくもの、バリスタという最新の兵器を持ち込んでいるものまでいた。だが、魔法を扱えるものは居ないようだ。
俺とミューは、事前に別の警備地点を振り分けられていたのだが、そんなものは実際の戦乱の中ではあまり意味が無いと判っている。俺はミューと事前に打ち合わせをしておいて、戦闘が始ったら2人ともあるポイントに向かう事を決めていた。それは接続階段が半分破壊されて廃棄された塔だ。
そこに立ち居るには魔法で飛ぶか、特殊技能で潜入するほかないので好都合であった。早速そこに向かうとミューが既に待っていたので、即2人でコンビ魔法の全域調査をする。
「やはり居るのだな‥‥‥」
「あの人たちは監視人っていってるのね」
そうなのだ、昨日王宮前広場で感じたのはミューの言う監視人という連中の事だとその時にハッキリした。何か魔法で移動しているようで、今も2人のコンビ魔法を察知した瞬間に全員が瞬時に消えたのだ。王国は我々に知られないように何かを画策している、そういう事なのだろう。自分たちの傭兵すら信じないとは、流石絶対王政というところか。
そんな事を言っていると、遠くからドドーン!ドドーン!と巨大な地響きが聞こえてくる。
それは巨大な猿のような化け物だった。特に得物は持たず、頭に何か魔法具のようなものを装着しているのだけが見える。身の丈はこの砦と同じ程はある化け物だ。
「はぁ、なんて事だ‥‥‥」
俺はつい愚痴が出てしまった。昆虫の類ならまだしも猿まで魔道兵器にしているとは‥‥‥。帝国の生き物に対する容赦のない態度に腹が立ってしまったのだ。
「では、やろうか」
「はい!」
と言うと2人ほぼ同時に魔法の弓を手に現す。
ビィン!
と音を立て2人の手元に同時に弓矢が現れ、1挙動でミューが矢を放つ。
その後に俺が予測をつけて矢を連射する。
ミューに放たれた矢は超高速で飛翔して正確に巨ザルに当たり風の緊縛魔法を発動する。動けなくなった巨猿の顔面に吸い込まれるように俺の矢が当たり爆発する。俺の矢には火の爆裂魔法を仕込んでいるのだ。魔法矢を使えば得意でない属性魔法でも正確にあたる上に、アルダイルに悟られる可能性も低くできるはず‥‥‥という計算があった。
バンバン!と突如として巨猿の顔面で爆発が起こり、もんどりうって転がる。
ドドドドドド‥‥‥。
魔法矢が見えない傭兵たちは、わけもわからずに歓喜してそこにありったけの投石を放った。
砦に設置された投石器から放たれた大きな石が巨猿の頭にヒットしてボゴンボゴン!と嫌な音を立てる。だがその攻撃は巨猿に殆どダメージが入っていない様子なのが直ぐに判った。風の緊縛魔法が解けた巨猿は頭をポリポリと掻いて立ち上がる。俺の爆裂魔法で視力が少し失せたのか、周囲を見回してウロウロし始める。
そして、そばの大木に自分からぶつかりそれを拳で薙ぎ払い叫んでいる。
ウゴォー!
その凶悪な叫び声だけでもトラウマになり悪夢を見てしまいそうなほどの恐ろしさだった。あたりかまわずデカい口を開けて叫んでいるので、そこに爆裂矢を連射して叩き込む。
ボボボボボン‥‥‥ボシュ‥‥‥
それは嫌な音を立てて巨猿の口の中で爆発し、巨猿はそのまま膝をつく。耳からは血を流しているのがみえた。
ドドーン!
という大きな地響きを立てて倒れ、そして動かなくなった。
「終わったな、行こうか」
ミューのゲート魔法で砦の休憩所に移動する。そこから徒歩で元の持ち場にもどり正騎士の隊長に状況を確認した。
「どうなったのですか?」
「お前どこにいって‥‥‥まぁいい、見ろアレを!猿が倒れている今のうちに門を開けて一気に叩け!」
隊長の指示で開城して大勢で槍を手に雄たけびを上げてその倒れている巨猿に襲い掛かる。
うぉーうぉー!!
巨猿を囲むようにして彼方此方で刺し貫き、巨猿は哀れにも出血をしている。だが既に死亡しているのが俺には判っていた。俺は、巨猿の頭に装着されていた魔道具を砦から持ってきたハンマーで叩き落とし穴を掘って埋めてから破壊した。
「デコンポジション」
‥‥‥それからの帝国軍の後詰め部隊がゆっくりやって来て、巨猿の死骸を発見すると大急ぎで撤収するのを砦から皆でゲラゲラ笑って眺めていた。
その晩は勝利の祝い酒で砦は大いに盛り上がった。
「あの爆発は天誅に違いない」だの「猿が我々を見て恐れて死んだのだ」だのとそれぞれで勝手な議論をしながら酒をのみ勝利を祝っていた。
「‥‥‥だが今はまだこれで良い‥‥‥問題はこの先だ」
俺とミューは端っこの方でお茶を飲みながらつぶやいた。
翌朝、撤収するついでに巨猿の死骸を確認しに行ったら、そこには通常サイズの猿の死骸が転がっていた。周囲に石板は見えないので、恐らく接触による巨大化と言う事なのだろう‥‥‥それは時限の魔法なのかも知れない‥‥‥という事が確認された。
俺が思案していると、隊長が猿の死骸を証拠物品として箱に入れて回収させていた。
それで今回の防衛戦は完了となった。
我々の防衛隊の任務が成功したという知らせはとっくに王宮に届いていたようで、夕前に王宮へ防衛隊が戻る頃には戦勝祝いの大歓待が待ち受けていた。こちらの被害ゼロで完封大勝利と言う事で街道は大いに盛り上がっていた。
防衛隊の隊長は一躍時の人となって居た。王宮に報告に入るにも、常駐していた同盟諸国の戦略担当官が押し寄せて「どうやってあの化け物を退治したのか?」としつこく隊長に質問を浴びせていた。
「私から言える事は1つです、天は我々を見放さなかった!」
謁見の間に入ると王がニコニコして隊長に首尾を問い、そして淡々と防衛成功を報告しその後は王国万歳の大合唱が始まる。それを後ろの方で聴いていて何かこそばゆい感じがする。まるで2人が称賛されている気になってしまうのだ。
「うむ、今回はよくやってくれた、傭兵団も本当に素晴らしい働きだった、褒美は別室でとらせようぞ」
その日を境に、志願兵が激増して傭兵の依頼は激減してしまった。
次の、防衛戦まで7日を切ったというのに一向にギルドには傭兵の依頼がないのだ。俺たちは困っていたが、そんな時に宿に見知らぬ男が現れた。
ドグァアアアン!ドグァアアアン!ドグァアアアン!
翌朝、ガランガランというドラを連打する音で俺たちは起こされた。それがただの起床の合図では無い事はその激しさで分かった。
帝国軍の侵攻をしらせるものだ。ピリッとした空気の中、全員が素早く支度をして部屋を出ていく。傭兵たちの武装は人それぞれで、自分の弓を持ち込むもの、帝国から支給された弓を担いでいくもの、バリスタという最新の兵器を持ち込んでいるものまでいた。だが、魔法を扱えるものは居ないようだ。
俺とミューは、事前に別の警備地点を振り分けられていたのだが、そんなものは実際の戦乱の中ではあまり意味が無いと判っている。俺はミューと事前に打ち合わせをしておいて、戦闘が始ったら2人ともあるポイントに向かう事を決めていた。それは接続階段が半分破壊されて廃棄された塔だ。
そこに立ち居るには魔法で飛ぶか、特殊技能で潜入するほかないので好都合であった。早速そこに向かうとミューが既に待っていたので、即2人でコンビ魔法の全域調査をする。
「やはり居るのだな‥‥‥」
「あの人たちは監視人っていってるのね」
そうなのだ、昨日王宮前広場で感じたのはミューの言う監視人という連中の事だとその時にハッキリした。何か魔法で移動しているようで、今も2人のコンビ魔法を察知した瞬間に全員が瞬時に消えたのだ。王国は我々に知られないように何かを画策している、そういう事なのだろう。自分たちの傭兵すら信じないとは、流石絶対王政というところか。
そんな事を言っていると、遠くからドドーン!ドドーン!と巨大な地響きが聞こえてくる。
それは巨大な猿のような化け物だった。特に得物は持たず、頭に何か魔法具のようなものを装着しているのだけが見える。身の丈はこの砦と同じ程はある化け物だ。
「はぁ、なんて事だ‥‥‥」
俺はつい愚痴が出てしまった。昆虫の類ならまだしも猿まで魔道兵器にしているとは‥‥‥。帝国の生き物に対する容赦のない態度に腹が立ってしまったのだ。
「では、やろうか」
「はい!」
と言うと2人ほぼ同時に魔法の弓を手に現す。
ビィン!
と音を立て2人の手元に同時に弓矢が現れ、1挙動でミューが矢を放つ。
その後に俺が予測をつけて矢を連射する。
ミューに放たれた矢は超高速で飛翔して正確に巨ザルに当たり風の緊縛魔法を発動する。動けなくなった巨猿の顔面に吸い込まれるように俺の矢が当たり爆発する。俺の矢には火の爆裂魔法を仕込んでいるのだ。魔法矢を使えば得意でない属性魔法でも正確にあたる上に、アルダイルに悟られる可能性も低くできるはず‥‥‥という計算があった。
バンバン!と突如として巨猿の顔面で爆発が起こり、もんどりうって転がる。
ドドドドドド‥‥‥。
魔法矢が見えない傭兵たちは、わけもわからずに歓喜してそこにありったけの投石を放った。
砦に設置された投石器から放たれた大きな石が巨猿の頭にヒットしてボゴンボゴン!と嫌な音を立てる。だがその攻撃は巨猿に殆どダメージが入っていない様子なのが直ぐに判った。風の緊縛魔法が解けた巨猿は頭をポリポリと掻いて立ち上がる。俺の爆裂魔法で視力が少し失せたのか、周囲を見回してウロウロし始める。
そして、そばの大木に自分からぶつかりそれを拳で薙ぎ払い叫んでいる。
ウゴォー!
その凶悪な叫び声だけでもトラウマになり悪夢を見てしまいそうなほどの恐ろしさだった。あたりかまわずデカい口を開けて叫んでいるので、そこに爆裂矢を連射して叩き込む。
ボボボボボン‥‥‥ボシュ‥‥‥
それは嫌な音を立てて巨猿の口の中で爆発し、巨猿はそのまま膝をつく。耳からは血を流しているのがみえた。
ドドーン!
という大きな地響きを立てて倒れ、そして動かなくなった。
「終わったな、行こうか」
ミューのゲート魔法で砦の休憩所に移動する。そこから徒歩で元の持ち場にもどり正騎士の隊長に状況を確認した。
「どうなったのですか?」
「お前どこにいって‥‥‥まぁいい、見ろアレを!猿が倒れている今のうちに門を開けて一気に叩け!」
隊長の指示で開城して大勢で槍を手に雄たけびを上げてその倒れている巨猿に襲い掛かる。
うぉーうぉー!!
巨猿を囲むようにして彼方此方で刺し貫き、巨猿は哀れにも出血をしている。だが既に死亡しているのが俺には判っていた。俺は、巨猿の頭に装着されていた魔道具を砦から持ってきたハンマーで叩き落とし穴を掘って埋めてから破壊した。
「デコンポジション」
‥‥‥それからの帝国軍の後詰め部隊がゆっくりやって来て、巨猿の死骸を発見すると大急ぎで撤収するのを砦から皆でゲラゲラ笑って眺めていた。
その晩は勝利の祝い酒で砦は大いに盛り上がった。
「あの爆発は天誅に違いない」だの「猿が我々を見て恐れて死んだのだ」だのとそれぞれで勝手な議論をしながら酒をのみ勝利を祝っていた。
「‥‥‥だが今はまだこれで良い‥‥‥問題はこの先だ」
俺とミューは端っこの方でお茶を飲みながらつぶやいた。
翌朝、撤収するついでに巨猿の死骸を確認しに行ったら、そこには通常サイズの猿の死骸が転がっていた。周囲に石板は見えないので、恐らく接触による巨大化と言う事なのだろう‥‥‥それは時限の魔法なのかも知れない‥‥‥という事が確認された。
俺が思案していると、隊長が猿の死骸を証拠物品として箱に入れて回収させていた。
それで今回の防衛戦は完了となった。
我々の防衛隊の任務が成功したという知らせはとっくに王宮に届いていたようで、夕前に王宮へ防衛隊が戻る頃には戦勝祝いの大歓待が待ち受けていた。こちらの被害ゼロで完封大勝利と言う事で街道は大いに盛り上がっていた。
防衛隊の隊長は一躍時の人となって居た。王宮に報告に入るにも、常駐していた同盟諸国の戦略担当官が押し寄せて「どうやってあの化け物を退治したのか?」としつこく隊長に質問を浴びせていた。
「私から言える事は1つです、天は我々を見放さなかった!」
謁見の間に入ると王がニコニコして隊長に首尾を問い、そして淡々と防衛成功を報告しその後は王国万歳の大合唱が始まる。それを後ろの方で聴いていて何かこそばゆい感じがする。まるで2人が称賛されている気になってしまうのだ。
「うむ、今回はよくやってくれた、傭兵団も本当に素晴らしい働きだった、褒美は別室でとらせようぞ」
その日を境に、志願兵が激増して傭兵の依頼は激減してしまった。
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