追放された悪役令嬢は最強魔法で復讐し、隣国王子に永遠に愛される

鷹 綾

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第26話 甘々新婚生活の予行演習

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 第26話 甘々新婚生活の予行演習

ルクスフォード王国の王宮は、春の訪れと共に花々が咲き乱れていた。

エメロードとレグナムの結婚式まで、あと一ヶ月。

王宮の一角、王子専用の離宮が、二人の新居として用意された。

広大な庭園に囲まれ、暖かな日差しが差し込むその離宮で、エメロードとレグナムは、甘々新婚生活の予行演習を始めていた。

朝、エメロードは大きなベッドで目を覚ました。

隣で、レグナムがまだ眠っている。

黒銀の髪が乱れ、端正な顔が穏やかだ。

エメロードはそっとレグナムの頰に触れ、微笑んだ。

(この人が、私の夫になるなんて……まだ、夢みたい)

レグナムが目を覚まし、エメロードの手を取った。

「おはよう、俺の女王」

低く甘い声で囁き、指にキスを落とす。

エメロードの頰が、赤らむ。

「おはよう、レグナム」

二人は自然と唇を重ねた。

朝のキスは、優しく、ゆっくりと。

レグナムがエメロードを抱き寄せ、首筋にキスを降らせる。

「毎日、君を愛する。朝も、昼も、夜も」

エメロードはレグナムの胸に顔を埋め、くすりと笑った。

「溺愛しすぎよ。でも……嬉しい」

朝食は、テラスで二人きり。

リアナが用意した、ルクスフォードの新鮮な果物と焼き立てのパン。

レグナムが、エメロードの口に果物を運ぶ。

「あーん」

エメロードは照れながら口を開け、甘い果物を食べる。

「おいしい?」

「ええ、とても」

今度はエメロードが、レグナムにパンを差し出す。

レグナムはわざと指を軽く舐め、エメロードをからかう。

「君の指も、甘いな」

エメロードの顔が、真っ赤になる。

「もう……朝から、そんなこと」

レグナムが笑い、エメロードを抱き寄せてキス。

甘い朝食の時間は、いつもこうして愛を確かめ合う。

午後は、庭園を散歩。

花々が咲き乱れる小道を、手を繋いで歩く。

レグナムが、突然エメロードを抱き上げた。

「きゃっ!」

「新婚生活の予行演習だ。毎日、君を抱き上げて運ぶ練習」

エメロードはレグナムの首に腕を回し、笑った。

「重くない?」

「君は、羽みたいに軽い」

二人は噴水の前で立ち止まり、キスを交わす。

庭園の使用人たちが、遠くから見て微笑んでいる。

「王子殿下とエメロード様、本当にお似合いですね」

午後遅く、二人は離宮の書斎で並んで本を読む。

エメロードは魔法書、レグナムは隣国の歴史書。

しかし、すぐにレグナムがエメロードの腰を抱き、膝の上に座らせる。

「本より、君のほうが面白い」

エメロードは本を閉じ、レグナムの肩に寄りかかった。

「あなたは、いつもこうやって私を甘やかすのね」

「当然だ。君は、俺の宝物だから」

夕方、二人は馬で近郊の湖へピクニックに出かけた。

湖畔に毛布を広げ、手作りのサンドイッチを食べる。

レグナムが、エメロードの髪に花を挿す。

「美しい。俺の花嫁」

エメロードはレグナムの膝に頭を乗せ、湖を見上げた。

「ここで、毎日過ごせたら幸せね」

レグナムが、エメロードの手にキスを落とす。

「結婚したら、毎日こうしよう。新婚旅行も、もっと長い場所へ」

夕陽が湖を赤く染め、二人は抱き合ってキス。

甘く、熱く、何度も。

夜、離宮の寝室。

暖炉の火がぱちぱちと音を立て、二人の影を壁に映す。

レグナムが、エメロードを抱きしめ、耳元で囁く。

「毎日、君を愛する。体も、心も、全部」

エメロードはレグナムの首に腕を回し、頷いた。

「私もよ。あなただけを、永遠に」

二人は、暖炉の前で長くキスを交わし、ベッドへ移る。

新婚生活の予行演習は、毎晩こうして──愛を深め合う。

リアナは、離宮の別室で微笑みながら。

「お嬢様、本当に幸せそう……」

ルクスフォードの民たちも、二人の噂を聞いて喜ぶ。

「王子殿下の花嫁は、辺境を救った女神様だって」

「本当に、お似合いだ」

レグナムの溺愛は、全開。

毎日、朝から晩まで、エメロードを甘やかし、愛を囁く。

エメロードは、そんなレグナムにどんどん溺れていく。

「毎日君を愛する」──その言葉通り。

甘々新婚生活の予行演習は、完璧だった。

結婚式が、待ち遠しい。

最強カップルの、幸せな日々が続く。

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