追放された悪役令嬢は最強魔法で復讐し、隣国王子に永遠に愛される

鷹 綾

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第30話 数年後のエピローグ──かけがえのない時間

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第30話 数年後のエピローグ──かけがえのない時間

ルクスフォード王国の都は、穏やかな秋の陽光に包まれていた。

王宮の離宮の庭園で、エメロードはベンチに座り、膝の上に小さな女の子を抱いていた。

銀髪にエメラルドの瞳を持つ、三歳の王女──リアナ・フォン・ルクスフォード。

名付け親は、もちろん忠実な侍女リアナだ。

「ママ、星、見たい!」

小さなリアナが、エメロードのドレスを引っ張る。

エメロードは優しく微笑み、娘を抱き上げた。

「ええ、今日はお父様も一緒にね」

庭園に、レグナムが歩いてきた。

黒銀の髪は少し短くなり、王太子としての威厳を増しているが、エメロードを見る瞳は、変わらず熱く優しい。

「待たせたか、俺の女王たち」

レグナムはエメロードの隣に座り、娘を抱き取った。

「パパ! 高い高い!」

リアナ王女が、キャッキャと笑う。

レグナムは娘を高く持ち上げ、優しく回す。

エメロードは、二人の姿を幸せそうに見守った。

数年が経ち、王国はさらに繁栄していた。

エメロードの改革は、ルクスフォードだけでなく、旧アステリア王国や周辺国にも広がり、貧困と戦争の影はほとんど消えていた。

影竜王は王宮の守護者として、空を優雅に舞う。

最強の魔法は、今は平和のために使われている。

夕暮れ時、三人はいつもの丘へ向かった。

結婚式の思い出の場所──星空が一番美しく見える丘。

毛布を広げ、三人で横になる。

リアナ王女は、両親の間に寝転がり、小さな手で二人の手を握る。

「ママ、パパ、星、きれい!」

空には、無数の星が輝いている。

エメロードは、娘の髪を撫でながら、レグナムを見た。

「あなたと出会えて、本当に良かった」

レグナムはエメロードの手を取り、指輪にキスを落とした。

「俺もだ。あの辺境で、君に出会わなければ──今頃、俺はまだ放浪者だった」

エメロードはくすりと笑った。

「私は、きっと復讐に囚われたままだったわ」

二人は、娘を挟んで顔を寄せ、軽くキスを交わす。

リアナ王女が、嬉しそうに笑う。

「ママ、パパ、だいすき!」

レグナムが、娘の頰にキスをした。

「パパも、ママも、リアナが大好きだ」

エメロードは、家族三人で手を繋ぎ、星空を見上げた。

かつての苦しみ、復讐の炎──すべてが、遠い過去のように感じられる。

今、ここに──かけがえのない時間がある。

レグナムが、静かに囁いた。

「ありがとう、エメロード。君がいてくれたから、こんな幸せな未来がある」

エメロードは、レグナムの肩に頭を乗せ、微笑んだ。

「私も、ありがとう。あなたと、リアナと──これからも、ずっと一緒に」

星が一つ、流れ落ちた。

三人は、同時に願い事をした。

(この幸せが、永遠に続きますように)

風が優しく吹き、家族三人を包む。

辺境で出会った二人は、最強カップルとなり、王国を変え、家族を築いた。

復讐は終わり、甘々ラブラブハッピーエンドが、永遠に続く。

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みんなの感想(1件)

さ
2026.01.21

ネタバレがエグすぎ

解除

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