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79 生徒会長
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(何か代案を言わないと……)
領政の人手不足が、なぜか結婚の話になってしまい、焦るルリ。
「えと、あの……。問題点は、領政を行う人材が足りないという事よね。
私の結婚は……また考えるとして、人材だけならいい考えがありますわ」
(そもそも、マティアスが一人でやってるから悪いのよ。チームプレーが大事よね。
そうか、そもそもチームになってないのが問題って事ね)
この世界では、貴族が領を治める。身分と言う上下関係がハッキリしている為、全てはトップダウンで決まる形だ。
指揮系統はあるが、実務担当者は指示を忠実にこなすだけであり、チームとは言い難い。
(部長や生徒会長みたいな、偉い人が指示を出す。それはここでも同じ。
その下につく人がいないのよね。係とか委員会みたいなのが……。優秀な人はいっぱいいるのだから、使えばいいのよ……)
民主国家で生きてきて、突然、貴族が治める世界にとんだルリ。
なぜ、平民と言うだけで、優秀な人を政に使わないのかは、ひとつの疑問であった。
「優秀な平民を、領政に参加させましょう。それで解決です!」
「そ……それは……」
驚いたのはセイラだ。貴族社会を叩きこまれて育ったセイラには、平民が貴族の政に口を出すなど、考えられない。
「身分制度はわかるわ。あくまで、最終決定権や責任は領主家が持たなきゃならないわね。でも、議論は誰でもできる。
ほら、メアリーだって、平民だけど、優秀でしょ。自分が領主で、近くにメアリーがいたら、相談するでしょ」
「それは、メアリーは信頼できますし、優秀ですからね。でも……」
突然話題に上がって照れるメアリー。まだ納得できなそうなセイラ。
ルリは、どうすれば平民を政に参加させられるのかを考えていた。
(誰もが政治に参加するとしたら、日本みたいな制度なのかな?
選挙……が正解なのだろうけど……。権力争い、賄賂の横行……、今の状態で止められるとは思えないわ……。選挙とかは……まだやめた方がいいわね)
「領内の貴族や街の有力者を集めて、委員会を作ってはいかがでしょうか。
今は、マティアスから全ての指示を出していますので、このままでは確かに大変です。
検討の段階から、実務に当たる貴族、平民に加わってもらえば、動きは楽になります」
ルリはふと思った。
民主化とか選挙とか、国レベルの話は正直わからない。
今の自分にわかるのは生徒会とか、委員会とか、あとは部活の上下関係……。
難しく考える必要はない。
知っている制度で、世界観で、今できる事を行えばいいのだと。
「マティアスを、生徒会長……、いえ、領政会長に任命します!」
「……はい?」
「領政を円滑に行うための、チーム……委員会を作るのです。
各委員会のトップは、慣習通り貴族でいいでしょうが、メンバーには、貴族も平民も関係なく、能力のある人を採用します。
マティアスは、その委員会を取りまとめる、領政委員会のトップです!」
街の環境を整える『環境委員会』。
公園などの公共設備や街道の整備を担う専門家の集団。
住民の管理を行う『お役所委員会』。
とりあえず、地図を作る所から、住民基本台帳の完成を目指す集団。
街の治安を考える『防衛委員会』。
主に衛兵の代表者を中心とした、領都の安全をつかさどる集団。
「とりあえず、身分問わず、実務を行う際の代表になりそうな人たちを集めてください。
詳しくは、私から説明しますわ」
まだ理解できていなそうなマティアス。
とにかく、説明会の開催が決まる。
3日後を目安に、屋敷に人を集めてもらう事になった。
「それとね、マティアス。お願いばかりで申し訳ないのですが、もう一つ、私たちがいる間に、やりたい事があるのよ」
「はぁ、何でございましょうか……」
覚悟はしていたものの、厄介な仕事がどんどん増えていく事に、既に諦め顔のマティアス。
しかし、ルリも時間が限られている為、伝えない訳にはいかない。
「軍備、領都の防衛体制について、お願いしてたでしょ。その成果を試したいのよ。
まだ大きな変わりはないだろうけど、住民も交えた軍事演習、したいのです」
「演習でございますか。確かに、住民を交えた訓練は必要だと思いますが……」
有事に備え、兵士だけではなく住民に対しても、武器の支給や使い方の説明を行っている。
投石器や弓を中心に、遠距離戦闘の練習を積極的に行うよう、領都内で広めているのだ。
その為現在も、衛兵の訓練場の一部を住民に開放し、誰でも訓練が出来るようになっていた。
「10日後くらいでいいわ。私たちも冒険者ギルドに行って依頼をいくつか受けなければならないから、少し時間が欲しいの。でも、そう長くはいられないのでね」
「承知しました。詳細は衛兵を含めて話しましょう」
ルリとマティアスの話が終わり、ほっと一息をつく。
そこで、ミリア達を蚊帳の外にして話し込んでしまった事に気付いた。
「みんな、領の事につき合わせちゃってごめんね」
「いいわよ。領政に関われるなんて経験、なかなか出来るものでは無いわ」
アメイズ領滞在中の予定が続々と埋まっていく。
他のメンバーを巻き込んでしまっている事に悪いと思ったのか、ルリが口を開くが、ミリアが楽しそうだ。セイラとメアリーも、領政の場に同席するのは初めてなので、同意見のようだ。
「ラミア、軍事演習の時は、ちょっと手伝ってもらいたいの。いいかしら?」
「我も出番があるのか? 楽しそうなら付き合うぞ」
「うん、詳しくは、また伝えるね」
長い帰還の挨拶、いや領政の打ち合わせが終わる。
1日後に、衛兵との軍事演習の話し合い。
3日後に、領都の有力者との話し合い。
10日後に、軍事演習の実施。
合間を見て、ギルドの依頼を達成する必要がある。
忘れてはいけない、授業の一環として、研修の旅をしている途中なのである。
「それではお母様、私たちは、いったん冒険者ギルドに顔を出してきますね。夕方までには戻ります」
それぞれの部屋で、冒険者の衣装に着替え、冒険者ギルドに向かう。
もちろん、徒歩。少女4人での活動開始だ。
「あまり時間もないから、寄り道せずにギルドまで行くわよ。
とくにルリ、街の様子が気になるのは分かるけど、見て回るのは明日にしましょ」
「うん、わかったわ」
ふらふらと歩きだしそうなルリに、セイラが先に釘を刺した。
しかし……。
大通りを歩いていると、目の前の男の子が、……転んだ。
思わず駆け寄るルリ。
「大丈夫? 怪我してない?」
「う……」
「ちょっと、血が出てるじゃないの? セイラ、お願いしていい?」
「まったく、歩けば必ず何かが起こるのよね、いいわ、治療するわよ」
セイラが回復魔法を掛けると、傷はみるみる塞がった。
「お姉ちゃんありがとう!」
元気に走り出す男の子を見送り、改めてギルドを目指す。
「何だろう、全然厄介事にならなかったのだけど……」
「大きなトラブルがぽんぽんと湧き出てくる訳ないでしょ!」
もっと厄介な、得意の誘拐事件解決とかにつながるかと思ったセイラに、不満げなルリであった。
「……あれって、リフィーナ様じゃない?」
「うん、冒険者パーティやってるってホントだったんだ!」
「それに、ほら一緒にいるメイド服の方、一瞬で怪我を治療してたわよ。名のある治癒士、聖女様かしら?」
「俺知ってるよ、あのメイド服の御方が、公爵家ご令嬢のセイラ様、それに、白みがかった金髪の御方は、第三王女のミリアーヌ様だぜ」
「へぇぇ? 王女様に聖女様……。すごいパーティね……」
様子を見物していた住民たちが、好き勝手に話し、噂話を盛りに盛っている事など、4人は知りもしない。
領政の人手不足が、なぜか結婚の話になってしまい、焦るルリ。
「えと、あの……。問題点は、領政を行う人材が足りないという事よね。
私の結婚は……また考えるとして、人材だけならいい考えがありますわ」
(そもそも、マティアスが一人でやってるから悪いのよ。チームプレーが大事よね。
そうか、そもそもチームになってないのが問題って事ね)
この世界では、貴族が領を治める。身分と言う上下関係がハッキリしている為、全てはトップダウンで決まる形だ。
指揮系統はあるが、実務担当者は指示を忠実にこなすだけであり、チームとは言い難い。
(部長や生徒会長みたいな、偉い人が指示を出す。それはここでも同じ。
その下につく人がいないのよね。係とか委員会みたいなのが……。優秀な人はいっぱいいるのだから、使えばいいのよ……)
民主国家で生きてきて、突然、貴族が治める世界にとんだルリ。
なぜ、平民と言うだけで、優秀な人を政に使わないのかは、ひとつの疑問であった。
「優秀な平民を、領政に参加させましょう。それで解決です!」
「そ……それは……」
驚いたのはセイラだ。貴族社会を叩きこまれて育ったセイラには、平民が貴族の政に口を出すなど、考えられない。
「身分制度はわかるわ。あくまで、最終決定権や責任は領主家が持たなきゃならないわね。でも、議論は誰でもできる。
ほら、メアリーだって、平民だけど、優秀でしょ。自分が領主で、近くにメアリーがいたら、相談するでしょ」
「それは、メアリーは信頼できますし、優秀ですからね。でも……」
突然話題に上がって照れるメアリー。まだ納得できなそうなセイラ。
ルリは、どうすれば平民を政に参加させられるのかを考えていた。
(誰もが政治に参加するとしたら、日本みたいな制度なのかな?
選挙……が正解なのだろうけど……。権力争い、賄賂の横行……、今の状態で止められるとは思えないわ……。選挙とかは……まだやめた方がいいわね)
「領内の貴族や街の有力者を集めて、委員会を作ってはいかがでしょうか。
今は、マティアスから全ての指示を出していますので、このままでは確かに大変です。
検討の段階から、実務に当たる貴族、平民に加わってもらえば、動きは楽になります」
ルリはふと思った。
民主化とか選挙とか、国レベルの話は正直わからない。
今の自分にわかるのは生徒会とか、委員会とか、あとは部活の上下関係……。
難しく考える必要はない。
知っている制度で、世界観で、今できる事を行えばいいのだと。
「マティアスを、生徒会長……、いえ、領政会長に任命します!」
「……はい?」
「領政を円滑に行うための、チーム……委員会を作るのです。
各委員会のトップは、慣習通り貴族でいいでしょうが、メンバーには、貴族も平民も関係なく、能力のある人を採用します。
マティアスは、その委員会を取りまとめる、領政委員会のトップです!」
街の環境を整える『環境委員会』。
公園などの公共設備や街道の整備を担う専門家の集団。
住民の管理を行う『お役所委員会』。
とりあえず、地図を作る所から、住民基本台帳の完成を目指す集団。
街の治安を考える『防衛委員会』。
主に衛兵の代表者を中心とした、領都の安全をつかさどる集団。
「とりあえず、身分問わず、実務を行う際の代表になりそうな人たちを集めてください。
詳しくは、私から説明しますわ」
まだ理解できていなそうなマティアス。
とにかく、説明会の開催が決まる。
3日後を目安に、屋敷に人を集めてもらう事になった。
「それとね、マティアス。お願いばかりで申し訳ないのですが、もう一つ、私たちがいる間に、やりたい事があるのよ」
「はぁ、何でございましょうか……」
覚悟はしていたものの、厄介な仕事がどんどん増えていく事に、既に諦め顔のマティアス。
しかし、ルリも時間が限られている為、伝えない訳にはいかない。
「軍備、領都の防衛体制について、お願いしてたでしょ。その成果を試したいのよ。
まだ大きな変わりはないだろうけど、住民も交えた軍事演習、したいのです」
「演習でございますか。確かに、住民を交えた訓練は必要だと思いますが……」
有事に備え、兵士だけではなく住民に対しても、武器の支給や使い方の説明を行っている。
投石器や弓を中心に、遠距離戦闘の練習を積極的に行うよう、領都内で広めているのだ。
その為現在も、衛兵の訓練場の一部を住民に開放し、誰でも訓練が出来るようになっていた。
「10日後くらいでいいわ。私たちも冒険者ギルドに行って依頼をいくつか受けなければならないから、少し時間が欲しいの。でも、そう長くはいられないのでね」
「承知しました。詳細は衛兵を含めて話しましょう」
ルリとマティアスの話が終わり、ほっと一息をつく。
そこで、ミリア達を蚊帳の外にして話し込んでしまった事に気付いた。
「みんな、領の事につき合わせちゃってごめんね」
「いいわよ。領政に関われるなんて経験、なかなか出来るものでは無いわ」
アメイズ領滞在中の予定が続々と埋まっていく。
他のメンバーを巻き込んでしまっている事に悪いと思ったのか、ルリが口を開くが、ミリアが楽しそうだ。セイラとメアリーも、領政の場に同席するのは初めてなので、同意見のようだ。
「ラミア、軍事演習の時は、ちょっと手伝ってもらいたいの。いいかしら?」
「我も出番があるのか? 楽しそうなら付き合うぞ」
「うん、詳しくは、また伝えるね」
長い帰還の挨拶、いや領政の打ち合わせが終わる。
1日後に、衛兵との軍事演習の話し合い。
3日後に、領都の有力者との話し合い。
10日後に、軍事演習の実施。
合間を見て、ギルドの依頼を達成する必要がある。
忘れてはいけない、授業の一環として、研修の旅をしている途中なのである。
「それではお母様、私たちは、いったん冒険者ギルドに顔を出してきますね。夕方までには戻ります」
それぞれの部屋で、冒険者の衣装に着替え、冒険者ギルドに向かう。
もちろん、徒歩。少女4人での活動開始だ。
「あまり時間もないから、寄り道せずにギルドまで行くわよ。
とくにルリ、街の様子が気になるのは分かるけど、見て回るのは明日にしましょ」
「うん、わかったわ」
ふらふらと歩きだしそうなルリに、セイラが先に釘を刺した。
しかし……。
大通りを歩いていると、目の前の男の子が、……転んだ。
思わず駆け寄るルリ。
「大丈夫? 怪我してない?」
「う……」
「ちょっと、血が出てるじゃないの? セイラ、お願いしていい?」
「まったく、歩けば必ず何かが起こるのよね、いいわ、治療するわよ」
セイラが回復魔法を掛けると、傷はみるみる塞がった。
「お姉ちゃんありがとう!」
元気に走り出す男の子を見送り、改めてギルドを目指す。
「何だろう、全然厄介事にならなかったのだけど……」
「大きなトラブルがぽんぽんと湧き出てくる訳ないでしょ!」
もっと厄介な、得意の誘拐事件解決とかにつながるかと思ったセイラに、不満げなルリであった。
「……あれって、リフィーナ様じゃない?」
「うん、冒険者パーティやってるってホントだったんだ!」
「それに、ほら一緒にいるメイド服の方、一瞬で怪我を治療してたわよ。名のある治癒士、聖女様かしら?」
「俺知ってるよ、あのメイド服の御方が、公爵家ご令嬢のセイラ様、それに、白みがかった金髪の御方は、第三王女のミリアーヌ様だぜ」
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