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18 シュラウドの過去
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「何が聞きたい?」
穏やかな声で僕に聞き返す。聞かれるってわかっていたのか。
「僕に言ってないことがあるんでしょ?」
「……魔剣の話は覚えているか?」
「覚えているよ。使用者の力を削っていくんでしょ?」
「力じゃなくて、命を削っていくんだ」
「そんなっ! 危険じゃないか。この間は剣じゃなく魔法も使えるって言ってたくせに! さっきは剣で敵に向かって行ってたじゃないか!」
「剣の力だけでなく魔法も使っていた」
「そんなの言い訳じゃないか! せっかく気持ちが通じ合えたって思ったのに。シュラウドは僕を置いて逝くつもりなの?」
「…………」
「何も言わないってことは肯定するってことだよ! 僕がその魔剣のコードを書き換える!」
「ルーン。俺と魔剣は【古のコード】で契約されているんだ」
「え? ……【古のコード】って【コード・ゼロ】ではないってこと?」
「呪われたコードなのだ。俺はそれを知るためにこの要塞の試練を受けたんだ」
そういえば、僕が試練を受ける時に、シュラウドがあの装置を以前使ったことがあると言ってくれた。だから僕は心配せずに受けれたんだ。あれは僕を安心させるためでなく、本当の事だったのか。
「シュラウドは自分の事をあまり話してくれないじゃないか。僕はシュラウドの事が知りたい」
「俺は人と話すのが苦手なのだ」
「僕でも嫌なの? 僕と話はしたくないの?」
「ルーンの……話は聞いていたい」
「僕の話じゃなくて! シュラウドの話を聞きたいんだ。じゃあ、質問するよ! 【禁断のコード】についてどれだけ解析できているの?」
「20%ぐらいだ」
「……20%。シュラウドは自分の体の事がわかっているの?」
「理解している」
剣を眺めながらわかる範囲でコードを見てみる。これは対象物から常に力を摂取しているんじゃないんだろうか?
「魔剣を使用した後は疲労値が上昇傾向になるんだね? 魔力は豊富だろうから実感がないんでしょうが、魔力低下現象も起こっているんじゃない?」
「……そのとおりだ」
「その剣使ったらダメじゃないか!」
「だが、ルーンの魔力をもらうとかなり回復する」
「へ? 僕の魔力?」
「そうだ」
「えっと。それって、魔剣で消耗しても僕の魔力が馴染むと復活するってこと?」
「おそらく」
つまり、魔剣使用で命を削るが、僕の魔力で活性化されているってこと? じゃあ、僕が居ればシュラウドは命が繋げれるってことなのか?
「僕と一緒に居れば、シュラウドは長生きできるの?」
「それはわからない」
「もう! シュラウドのバカ!」
嘘でもそうだと言ってほしいのに。本当のことしか言わない。まっすぐで不器用な人。だからこそ愛おしい。
「ねえ、正直に言ってくれる?その魔剣は帯同しているだけでもシュラウドの力を吸い続けているんじゃないの?」
「そうかもしれない」
「どうして外さないの?」
「これは……形見なのだ」
形見として肌身離さず持ち歩くなんて、よほど関わりの強い人じゃなきゃしないはず。胸の中がもやもやする。その人は僕よりも大切なひとなのだろうか?
「形見って。シュラウドの大事な人の剣だったの?」
「……俺が冤罪で処刑してしまった人の剣だ」
「そうだったんだ……ごめん。余計なことを聞いてしまって」
「いや、いい。この剣は俺の兄の。第二王子ニコラスの剣だった」
そうかシュラウドは第三王子だったと言っていたじゃないか。一番上の兄が皇太子なら、間に第二王子がいたんだな。でも、それってつまり…………。
「俺がニコラスを処刑したんだ」
「どういうこと?……冤罪って言ってたよね?」
「謀反を起こした罪人を処罰するとしか聞いていなかったのだ」
「それで処刑場にいったらその相手が第二王子だったというの?」
「ニコラスは肌色の違う側室の子である俺を、兄弟として扱ってくれていた。優しく正義感が強い男だった」
肌色の違うって……。それだけで他とは違う扱いを受けていたというのがわかる。シュラウドは僕と同じような境遇だったんだね……。
「それってつまり……はめられたの?」
「命令に逆らえなかった。頭ではニコラスだとわかっているのに」
「命令を下したのは……まさか」
「皇帝と皇太子だ」
ああ、ここでもか。己の権力を維持するためには身内であろうと容赦しないのだな。僕と同じだ。正室派や弟たちが暗躍していることは父上にもわかっていただろうに。僕を見殺しにしようとしたのと同じだ。
やはり、この世界は間違っている!
穏やかな声で僕に聞き返す。聞かれるってわかっていたのか。
「僕に言ってないことがあるんでしょ?」
「……魔剣の話は覚えているか?」
「覚えているよ。使用者の力を削っていくんでしょ?」
「力じゃなくて、命を削っていくんだ」
「そんなっ! 危険じゃないか。この間は剣じゃなく魔法も使えるって言ってたくせに! さっきは剣で敵に向かって行ってたじゃないか!」
「剣の力だけでなく魔法も使っていた」
「そんなの言い訳じゃないか! せっかく気持ちが通じ合えたって思ったのに。シュラウドは僕を置いて逝くつもりなの?」
「…………」
「何も言わないってことは肯定するってことだよ! 僕がその魔剣のコードを書き換える!」
「ルーン。俺と魔剣は【古のコード】で契約されているんだ」
「え? ……【古のコード】って【コード・ゼロ】ではないってこと?」
「呪われたコードなのだ。俺はそれを知るためにこの要塞の試練を受けたんだ」
そういえば、僕が試練を受ける時に、シュラウドがあの装置を以前使ったことがあると言ってくれた。だから僕は心配せずに受けれたんだ。あれは僕を安心させるためでなく、本当の事だったのか。
「シュラウドは自分の事をあまり話してくれないじゃないか。僕はシュラウドの事が知りたい」
「俺は人と話すのが苦手なのだ」
「僕でも嫌なの? 僕と話はしたくないの?」
「ルーンの……話は聞いていたい」
「僕の話じゃなくて! シュラウドの話を聞きたいんだ。じゃあ、質問するよ! 【禁断のコード】についてどれだけ解析できているの?」
「20%ぐらいだ」
「……20%。シュラウドは自分の体の事がわかっているの?」
「理解している」
剣を眺めながらわかる範囲でコードを見てみる。これは対象物から常に力を摂取しているんじゃないんだろうか?
「魔剣を使用した後は疲労値が上昇傾向になるんだね? 魔力は豊富だろうから実感がないんでしょうが、魔力低下現象も起こっているんじゃない?」
「……そのとおりだ」
「その剣使ったらダメじゃないか!」
「だが、ルーンの魔力をもらうとかなり回復する」
「へ? 僕の魔力?」
「そうだ」
「えっと。それって、魔剣で消耗しても僕の魔力が馴染むと復活するってこと?」
「おそらく」
つまり、魔剣使用で命を削るが、僕の魔力で活性化されているってこと? じゃあ、僕が居ればシュラウドは命が繋げれるってことなのか?
「僕と一緒に居れば、シュラウドは長生きできるの?」
「それはわからない」
「もう! シュラウドのバカ!」
嘘でもそうだと言ってほしいのに。本当のことしか言わない。まっすぐで不器用な人。だからこそ愛おしい。
「ねえ、正直に言ってくれる?その魔剣は帯同しているだけでもシュラウドの力を吸い続けているんじゃないの?」
「そうかもしれない」
「どうして外さないの?」
「これは……形見なのだ」
形見として肌身離さず持ち歩くなんて、よほど関わりの強い人じゃなきゃしないはず。胸の中がもやもやする。その人は僕よりも大切なひとなのだろうか?
「形見って。シュラウドの大事な人の剣だったの?」
「……俺が冤罪で処刑してしまった人の剣だ」
「そうだったんだ……ごめん。余計なことを聞いてしまって」
「いや、いい。この剣は俺の兄の。第二王子ニコラスの剣だった」
そうかシュラウドは第三王子だったと言っていたじゃないか。一番上の兄が皇太子なら、間に第二王子がいたんだな。でも、それってつまり…………。
「俺がニコラスを処刑したんだ」
「どういうこと?……冤罪って言ってたよね?」
「謀反を起こした罪人を処罰するとしか聞いていなかったのだ」
「それで処刑場にいったらその相手が第二王子だったというの?」
「ニコラスは肌色の違う側室の子である俺を、兄弟として扱ってくれていた。優しく正義感が強い男だった」
肌色の違うって……。それだけで他とは違う扱いを受けていたというのがわかる。シュラウドは僕と同じような境遇だったんだね……。
「それってつまり……はめられたの?」
「命令に逆らえなかった。頭ではニコラスだとわかっているのに」
「命令を下したのは……まさか」
「皇帝と皇太子だ」
ああ、ここでもか。己の権力を維持するためには身内であろうと容赦しないのだな。僕と同じだ。正室派や弟たちが暗躍していることは父上にもわかっていただろうに。僕を見殺しにしようとしたのと同じだ。
やはり、この世界は間違っている!
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