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2章 竜騎士団編
51.異変
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王都で怪しい動きが活発化している。
そんな噂が流れ出したのはそれからしばらくしてのことだった。
あれから僕は魔法書の解読と剣の稽古に明け暮れていた。クロードの魔女契約はまだ解除できてはいない。僕に迷いがあるからだ。
朝練に行こうと部屋を出る。クロードはバレットと部屋でお留守番だ。途中、ロックワイバーンを見かける。
今日は月に何度かくる物資搬入の日だ。
ここにくる時に乗せてもらった御者に久しぶりにあった。なんだかあっという間に時間が過ぎているなぁと感じる。
最初驚いていたロックワイバーンも、もう見慣れてしまった。
「いやぁ、すんません。王都がなんかきな臭くって今回は地方から物資を供給してきたんでいつもより遅れてしまいました」
「なんだい?王都でなにかあったのか?」
マイヤーが探知機のようなもので物資の検品をしながら聞いた。
当初教育係と紹介されたマイヤーだが、授業を受けたのは最初の数日だけだった。どうやら躾作法を中心とした執事長のような立場だったらしい。なにせここには荒くれ者といわれる気性の荒いものがあつまりやすく、その素行を直させたりする役目だった。
「どうしたの?王都で何かあったの?」
僕が声をかけると言いづらそうに声をひそめた。
「不穏分子が現れたらしいっすよ」
「不穏分子?」
今の王政に不満があるものが民衆を煽動し始めたというのだ。
「不満なんてあるの?」
「坊ちゃんは何にも知らないんですね?」
御者の言い方にムッとしたが、本当のことだから頷いた。
どうやら僕が見てきた地域以外には貧困で喘いでる場所もあるらしい。そこには前回僕に危害を加えようとしていたドリスタンのような貴族が蔓延っている。幼い子に重労働をさせたり、家族の面倒を見る代わりに悪事に加担させようとしたり、猥褻な行為に及んだり。それもかなりの税金を取り立てるらしい。
「税金って地域で違うの?」
領主が利率を決めるらしい。王都からの徴収は土地の比率などによって違うそうだが、相場はある。しかし各領地によって収穫量も財源も違うのだから決定権はその地を収めている領主の判断となる。
しっかりした公平な領主なら民から無理な税金を取り立てたりはしないが、そうでない場合、不正が起こりやすい。
民衆達も初めは領主に不満をかかえていたが、一向によくならない暮らしに段々と悪徳貴族をのさばらしている王政へと目が向けられてきたというのだ。
「そんな。王様は病気なんだよ。でも、ユリウスさんやラドゥさんがいるじゃないか。彼らは不正なんか許さないよ」
「そりゃ皇太子は立派でしょうとも。でも紙の上で報告書だけをみて判断されてる方々をどう信じればいいんすか?」
「それは……」
僕は返事に困ってしまった。実際にどう言う采配をしてるかなんて公務もしてない僕にわかるはずがない。
「でも、王都には近衛兵たちがいるじゃないか。王宮身辺は彼らが守っているはず」
「近衛兵なんぞ、ろくに戦ったことのない奴らですよ。平和が続いている王都じゃ門番程度のことしかしてません。そんなのが本当の戦になった時に闘えると思いますか?」
「コラ。口の利き方に気をつけなさい。この方は第三皇太子の伴侶なのだぞ」
マイヤーが横から口を出してくれた。
「あ!そうでしたね。どうもすみませんっ。つい。」
「いえ、いいんですよ。元々は僕も庶民なので。実情をしりたかったんです」
正直返事に困った。
なんて答えようかと迷っていると奥から慌ただしい足音と言い争う声が聞こえる。
「横暴です!民衆に騎士団が手を出すなんて!そんなこと許されない!」
「だから違うって言ってるだろうが!お前の耳はどうなってるんだ?!」
「何をおっしゃる!王都へ出陣するなど権力をかさにきた横暴以外の何者でもありません!」
「俺は出陣するなんて言ってない!偵察に行けといってる!」
声を荒げてたのはエドガーだった。相手はどうやらホワイト隊のようだ。
「エド。どうしたの?」
僕が訪ねると怪訝な顔をして隊員の1人が愚痴をもらした。
【遊び半分に伴侶を連れてきた出来の悪い皇太子のいう事なぞ聞けるか!】
【僕の伴侶を侮辱する気か!!】
「なっ!……なんでしゃべれるんだ?」
「えっ?……」
エドガーの悪口を言った隊員が急にアキトをみて瞠目した。
「アキト。お前今、竜の言葉で話していたぞ」
エドガーが不思議そうに言う。そういえばムカついて腹から声が出たような??
「アキトさんは魔女だったはずでは?竜語も話せるのですか?」
「あぁ。アキトは黒竜の血をひいてるんだ。そのせいかな?」
エドガーの言葉に周りの隊員達が青ざめていく。
「黒竜だって?!」
「そんな!まさか」
「黒竜は数百年前に絶滅してるはず。いいかげんなことをっ」
「やめなさい!みっともない!」
ざわつく隊員達の言葉を遮ったのはホワイトだった。
「隊長!ご存じでしたか?!この魔女は黒竜、破壊神の血族などと…」
「お前、この私を愚弄するのか?まさかこの知己に溢れた才気のある私が何もしらなかったと思っておるのか!!!」
ホワイトの目がつりあがる。
「アキトは我が一族だ!それもかなり血の濃い一族となる。我が隊に私の顔に泥を塗るようなやからがいようとはな。情けないっ」
「ホワイトさん。それはどういう?」
アキトの方が困惑してしまった。
「なんだい。君は自分の高貴な血の由来を知らないでいるのか?そうかい、そうかい。では私が教えてしんぜよう!ようく聞き給え!その昔、破壊神と言われた黒い竜がいた。彼の吐く息は周りの空気を震わせ岩を砕き飛ばし、その声は聞くモノの聴力を奪う威力を持っていた。それゆえに破壊神と呼ばれたのだよ。そのような強大な力を持つ竜の血を君は引き継いでいるのだ。誇らしいではないか!まあしかし、このわたしの氷風乱舞神と呼ばれる力には及ばないがね。あっはっは!」
なんじゃそれは?僕は中二病の世界に嵌ってしまったのだろうか?
おそらくその空気を震わせ岩を砕くって超音波の事じゃないの?
そんな竜がいたというの?特撮の怪獣なみじゃないか?
落ち着け僕!ここは異世界。そして現実なんだ。
僕は卵から孵化して、伝説の魔女と勇者の子で、竜の子孫だという。
いろんななことがありすぎて情報整理が追い付かない。現実逃避したくなるけど踏ん張らなきゃ。
「あの……ありがとうございます。僕まだわからないことが多くて。僕はホワイトさんと親せきなんですね?また教えてください。でも、今はエドガーの話を聞いてくれませんか?」
「おお。なんだ?さきほどから騒いでおったのはアキトの事ではなかったのか?」
「いや、俺だ。俺が王都に偵察部隊を派遣してくれと頼んだんだ」
「エドガー殿。いくら私が優秀な策士であってもそれはできない相談だな」
「なぜなんだ?竜の姿ならひとっ飛びなのだろう?」
「その考えが甘いっ。我々は乗り物ではない。それにこの私が所属している竜騎士団は力の象徴なのだ。平和な王都にいきなり竜が現れると民衆はどう思う?」
「それ……は」
「強大な力を目にすると民衆は恐れや不安を抱く。それが次の不幸を招く引き金になるやもしれん。安易に私たちは動いてはいけないのだよ。特にこの私なぞは注目を浴びる的となってしまうからな!」
ホワイトは白髪をかきあげ、あごをあげてエドガーを睨む。ビスクドールのように整った顔。何をしても所作が美しかった。
そうか。だから普段は竜の姿を見かけたことがなかったんだ。言われてみればこの世界にきて竜をみたのは人のいない場所だった。
「エド。ホワイトさんの言うとおりだよ。王様やユリウスさんやラドゥさんが気になるんだろ?ならば僕が行くよ」
「だめだ!お前を危ないところに行かせない!」
「大丈夫だよ。今ならワイバーンも来てるしあれに乗ればいいじゃん」
「いや。だめだ。もう二度とお前を俺の手の届かない場所にやりたくないんだ」
「王都を見回るだけだよ」
「それでもダメだ。また攫われたらどうするんだ?」
「また?前にも何かあったのかい?」
ホワイトが聞き返してきた。
「ああ。アキトは以前攫われたんだ。魔女と交わると魔力があがるから狙われやすいんだ」
「なんと!そうか。魔女の血とは厄介なものなのだなあ」
「俺がついて行こう」
アンバーがそこにいた。
そんな噂が流れ出したのはそれからしばらくしてのことだった。
あれから僕は魔法書の解読と剣の稽古に明け暮れていた。クロードの魔女契約はまだ解除できてはいない。僕に迷いがあるからだ。
朝練に行こうと部屋を出る。クロードはバレットと部屋でお留守番だ。途中、ロックワイバーンを見かける。
今日は月に何度かくる物資搬入の日だ。
ここにくる時に乗せてもらった御者に久しぶりにあった。なんだかあっという間に時間が過ぎているなぁと感じる。
最初驚いていたロックワイバーンも、もう見慣れてしまった。
「いやぁ、すんません。王都がなんかきな臭くって今回は地方から物資を供給してきたんでいつもより遅れてしまいました」
「なんだい?王都でなにかあったのか?」
マイヤーが探知機のようなもので物資の検品をしながら聞いた。
当初教育係と紹介されたマイヤーだが、授業を受けたのは最初の数日だけだった。どうやら躾作法を中心とした執事長のような立場だったらしい。なにせここには荒くれ者といわれる気性の荒いものがあつまりやすく、その素行を直させたりする役目だった。
「どうしたの?王都で何かあったの?」
僕が声をかけると言いづらそうに声をひそめた。
「不穏分子が現れたらしいっすよ」
「不穏分子?」
今の王政に不満があるものが民衆を煽動し始めたというのだ。
「不満なんてあるの?」
「坊ちゃんは何にも知らないんですね?」
御者の言い方にムッとしたが、本当のことだから頷いた。
どうやら僕が見てきた地域以外には貧困で喘いでる場所もあるらしい。そこには前回僕に危害を加えようとしていたドリスタンのような貴族が蔓延っている。幼い子に重労働をさせたり、家族の面倒を見る代わりに悪事に加担させようとしたり、猥褻な行為に及んだり。それもかなりの税金を取り立てるらしい。
「税金って地域で違うの?」
領主が利率を決めるらしい。王都からの徴収は土地の比率などによって違うそうだが、相場はある。しかし各領地によって収穫量も財源も違うのだから決定権はその地を収めている領主の判断となる。
しっかりした公平な領主なら民から無理な税金を取り立てたりはしないが、そうでない場合、不正が起こりやすい。
民衆達も初めは領主に不満をかかえていたが、一向によくならない暮らしに段々と悪徳貴族をのさばらしている王政へと目が向けられてきたというのだ。
「そんな。王様は病気なんだよ。でも、ユリウスさんやラドゥさんがいるじゃないか。彼らは不正なんか許さないよ」
「そりゃ皇太子は立派でしょうとも。でも紙の上で報告書だけをみて判断されてる方々をどう信じればいいんすか?」
「それは……」
僕は返事に困ってしまった。実際にどう言う采配をしてるかなんて公務もしてない僕にわかるはずがない。
「でも、王都には近衛兵たちがいるじゃないか。王宮身辺は彼らが守っているはず」
「近衛兵なんぞ、ろくに戦ったことのない奴らですよ。平和が続いている王都じゃ門番程度のことしかしてません。そんなのが本当の戦になった時に闘えると思いますか?」
「コラ。口の利き方に気をつけなさい。この方は第三皇太子の伴侶なのだぞ」
マイヤーが横から口を出してくれた。
「あ!そうでしたね。どうもすみませんっ。つい。」
「いえ、いいんですよ。元々は僕も庶民なので。実情をしりたかったんです」
正直返事に困った。
なんて答えようかと迷っていると奥から慌ただしい足音と言い争う声が聞こえる。
「横暴です!民衆に騎士団が手を出すなんて!そんなこと許されない!」
「だから違うって言ってるだろうが!お前の耳はどうなってるんだ?!」
「何をおっしゃる!王都へ出陣するなど権力をかさにきた横暴以外の何者でもありません!」
「俺は出陣するなんて言ってない!偵察に行けといってる!」
声を荒げてたのはエドガーだった。相手はどうやらホワイト隊のようだ。
「エド。どうしたの?」
僕が訪ねると怪訝な顔をして隊員の1人が愚痴をもらした。
【遊び半分に伴侶を連れてきた出来の悪い皇太子のいう事なぞ聞けるか!】
【僕の伴侶を侮辱する気か!!】
「なっ!……なんでしゃべれるんだ?」
「えっ?……」
エドガーの悪口を言った隊員が急にアキトをみて瞠目した。
「アキト。お前今、竜の言葉で話していたぞ」
エドガーが不思議そうに言う。そういえばムカついて腹から声が出たような??
「アキトさんは魔女だったはずでは?竜語も話せるのですか?」
「あぁ。アキトは黒竜の血をひいてるんだ。そのせいかな?」
エドガーの言葉に周りの隊員達が青ざめていく。
「黒竜だって?!」
「そんな!まさか」
「黒竜は数百年前に絶滅してるはず。いいかげんなことをっ」
「やめなさい!みっともない!」
ざわつく隊員達の言葉を遮ったのはホワイトだった。
「隊長!ご存じでしたか?!この魔女は黒竜、破壊神の血族などと…」
「お前、この私を愚弄するのか?まさかこの知己に溢れた才気のある私が何もしらなかったと思っておるのか!!!」
ホワイトの目がつりあがる。
「アキトは我が一族だ!それもかなり血の濃い一族となる。我が隊に私の顔に泥を塗るようなやからがいようとはな。情けないっ」
「ホワイトさん。それはどういう?」
アキトの方が困惑してしまった。
「なんだい。君は自分の高貴な血の由来を知らないでいるのか?そうかい、そうかい。では私が教えてしんぜよう!ようく聞き給え!その昔、破壊神と言われた黒い竜がいた。彼の吐く息は周りの空気を震わせ岩を砕き飛ばし、その声は聞くモノの聴力を奪う威力を持っていた。それゆえに破壊神と呼ばれたのだよ。そのような強大な力を持つ竜の血を君は引き継いでいるのだ。誇らしいではないか!まあしかし、このわたしの氷風乱舞神と呼ばれる力には及ばないがね。あっはっは!」
なんじゃそれは?僕は中二病の世界に嵌ってしまったのだろうか?
おそらくその空気を震わせ岩を砕くって超音波の事じゃないの?
そんな竜がいたというの?特撮の怪獣なみじゃないか?
落ち着け僕!ここは異世界。そして現実なんだ。
僕は卵から孵化して、伝説の魔女と勇者の子で、竜の子孫だという。
いろんななことがありすぎて情報整理が追い付かない。現実逃避したくなるけど踏ん張らなきゃ。
「あの……ありがとうございます。僕まだわからないことが多くて。僕はホワイトさんと親せきなんですね?また教えてください。でも、今はエドガーの話を聞いてくれませんか?」
「おお。なんだ?さきほどから騒いでおったのはアキトの事ではなかったのか?」
「いや、俺だ。俺が王都に偵察部隊を派遣してくれと頼んだんだ」
「エドガー殿。いくら私が優秀な策士であってもそれはできない相談だな」
「なぜなんだ?竜の姿ならひとっ飛びなのだろう?」
「その考えが甘いっ。我々は乗り物ではない。それにこの私が所属している竜騎士団は力の象徴なのだ。平和な王都にいきなり竜が現れると民衆はどう思う?」
「それ……は」
「強大な力を目にすると民衆は恐れや不安を抱く。それが次の不幸を招く引き金になるやもしれん。安易に私たちは動いてはいけないのだよ。特にこの私なぞは注目を浴びる的となってしまうからな!」
ホワイトは白髪をかきあげ、あごをあげてエドガーを睨む。ビスクドールのように整った顔。何をしても所作が美しかった。
そうか。だから普段は竜の姿を見かけたことがなかったんだ。言われてみればこの世界にきて竜をみたのは人のいない場所だった。
「エド。ホワイトさんの言うとおりだよ。王様やユリウスさんやラドゥさんが気になるんだろ?ならば僕が行くよ」
「だめだ!お前を危ないところに行かせない!」
「大丈夫だよ。今ならワイバーンも来てるしあれに乗ればいいじゃん」
「いや。だめだ。もう二度とお前を俺の手の届かない場所にやりたくないんだ」
「王都を見回るだけだよ」
「それでもダメだ。また攫われたらどうするんだ?」
「また?前にも何かあったのかい?」
ホワイトが聞き返してきた。
「ああ。アキトは以前攫われたんだ。魔女と交わると魔力があがるから狙われやすいんだ」
「なんと!そうか。魔女の血とは厄介なものなのだなあ」
「俺がついて行こう」
アンバーがそこにいた。
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