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「上向け上!」
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あらすじ
~~同性婚が認められた国。タクトは「男は上向け上!なんだよ」とパンツの中のモノが上向きに固定されないとだめだと飲み会で言いだす。終いには俺の下着をみろと脱ぎだそうとする始末。俺はあわてて家まで連れ帰った。そしてつい、そのパンツをみたくなって……。~~~
R指定です。背後注意でお読みください。
「男はさぁ、上向け上! なんだよ。わかるぅ?」
大声で叫んでるのは俺の伴侶である鮎川タクトだ。俺は小池修。夫夫別姓なのは免許証などの手続きとかがややこしかったからだ。
今日は以前からタクトが関わっていたプロジェクトが一段落をした祝いにと、仲の良い同僚達と俺を含め数人で居酒屋に来ていた。
この国で同性婚が認められて久しいがまだまだ偏見の目はある。なのにコイツときたら、人目を気にせず俺の腰を抱いて同僚たちとパンツ談義なぞ始めやがった。ったく。恥ずかしい……。ただでさえ、男同士ってどうなんだって聞かれることもあるのに。話題はパンツって。下ネタ、もしくは夜の交わりを勝手に連想されるのはイヤだ。
「いやいや、鮎川。普通はさ、右か左にちょいカーブするじゃん。まぁそれって入れやすい足の方に偏らせるせいだっていう話もあるけどさ。おれはやっぱりゆったり出来るトランクスがいいなぁ」
「そうか? 俺はブリーフかなぁ。肌にいいのはやっぱり綿素材だぜ。俺って右寄りだからさ。左に体重かける癖があるんだ」
なんて口々にどっちに傾いてるかって話にまでなってきている。
「違うってば。俺はそうやって曲がるのが許せねえんだ!」
タクトがまた叫んだ。しかも俺のケツを撫でながら……。
「いいかっ。お前ら! 男はな! まっすぐ上を向くべきなんだよ!理想形は垂直型だ!だからオレはこういう下着をだな……」
言うが早いかカチャカチャとベルトを外し始めた。
「わ~っ! まっ待て待て!早まるな!ココは外だぞ!公衆の面前で何しようとしてんだ!お前飲みすぎなんだよ!」
「何言ってんだ! 俺は酔ってなんかないぞ!」
はい。でました。酔っ払いが必ず言う『俺は酔ってない宣言』。
「お?鮎川。ストリップかぁ?やれやれ~」
周りは面白がって囃し立てる。だめだ。彼らも酔っ払いだ。
「おうっ。そうか。皆俺の下着が見たいか~!」
ヘラヘラ笑ってタクトがズボンのジッパーに手をかけた瞬間、俺の手刀がみぞおちに決まる。こうみえて俺は合気道の段持ちだ。タクトはそのまま膝から崩れ落ちた。
「あれぇ。鮎川。もうダウン?相変わらず酒弱いねぇ」
同僚の一人が呆れた感じで笑う。
「え? 以前もコイツ。その……こんな事を?」
まさか毎回脱いでいたのか?!
「あ~。いやいやストリップはしてないぜ。ただ飲んだらすぐに寝ちゃうんだよ。でも最近は飲まない様にしてたみたいだぜ。多分今日は小池ちゃんが来てたから気が緩んでたんじゃねえの?」
「そっか。ごめんね。俺もう連れて帰ります。今日はありがとうございました」
とりあえずどこでも脱いでなくてよかったとホッとしてタクシーをつかまえて家路に急いだ
「ほらっ。着いたぞ。いい加減自分で歩けよっ」
タクトはむにゃむにゃ言いながら俺の肩に寄り掛かるように体重をかけてくる。その重い身体を半ば引きずるようにしてベットまで連れてきた。
「はぁ。お前さ、俺よりも図体デカイくせに情けねえぞ」
「う~ん。愛してるよ。修ちゃん」
「もぉ。そんな時しか言わないくせにっ」
普段は恥ずかしいのか甘い囁きなんかしないくせに。こういうときだけ甘えるように言ってくる。まあでも、そんなところが可愛いなんて思う俺のほうがどうかしてるのかもしれない。
どさりとベットの上に放り投げると靴下を脱がせてやる。
「俺って世話女房みたいだな」
パジャマに着替えさせようとジッパーに手をかけた途端。興味がわいた。皆にどんな下着を見せるつもりだったんだろうか?
タクトがいろんな下着を集めているのは知っている。そもそもこいつはノンケだったのだ。それを俺が誘って一気に堕とした。何度か同じ飲み屋で一緒になって今日見たいに酔っぱらったところを襲っちまった。
それからは俺に飽きられねえようにといろいろと頑張ってくれてるみたいだ。俺の方こそお前に捨てられないか不安だったのに結婚って形をとって俺に安心感を与えてくれた。
「タクト脱がすよ……」
俺がジッパーを降ろすと半勃ちしたイチモツが現れた。
「……ぷっ」
思わず吹き出してしまった。それはしっかりと上を向いた状態で固定されていたからだ。いわゆるリフトアップサポーターというやつだ。腰骨の位置でウエストゴムが一周されおり、股間の前面部分にU字型のゴムがついている。そこに通して更にウエストゴムにある隠しポケットに竿を上に向くように入れて固定する。そう、タクトのイチモツは長いのだ。
「これってパンツっていうのかな?」
律儀に上を向く姿が可愛くてちゅっと口づけを落とすとふるふると震えてさらに勃ち上がってくる。
「ちょっとだけ。イタズラしちゃおうかな」
サポーターを外すと先端を舌でつつくようにして吸い上げる。徐々に硬くなってきたモノに舌を這わせ丹念に舐め上げた。
ふと気になったことを口に出してみた。
「なんで急に上向きとか言い出したのかな?」
「……お前が良いって言ったんじゃないか」
「え? タクト起きてたのか?まだ酔ってるんじゃ」
「ちょっと前から気づいてたよ。まだ酔いは冷めてねえけどな」
グッと手を引っ張られベットに仰向けにされた。マズイ。立場が逆転になっちまう。
「俺が……っていつそんなこと言ったっけ?」
「こないだ美術館に行ったとき。彫像見て曲・が・っ・て・な・く・て・綺・麗・だ・って言ってたじゃねえか」
「はぁ?こないだのデートした時の話?。……そういえば言ったかなぁ。いや、しかしあれは芸術的に見て綺麗な身体のラインだって思ったんだよ」
「うそつけ!思いっきりアソコをガン見してたじゃねえか!」
ううっ。バレてたか。いや、でも彫像だよ?生身の人間じゃないのに。そんなこと気にしてたんだ。
「はっはははは。お前って本当に」
「笑うなよ!俺はお前の一番じゃなきゃ嫌なんだよ」
なんだよそれ。お前ってどんだけ俺の事好きなの?
「ああ。本当に可愛いなあ。タクトお前が一番だよ」
「うそつけ」
「本当さ。俺がどれだけお前に惚れてるか今から教えてやるよ。なぁ俺のパンツも見せようか?」
「……ああ。見せてくれ」
タクトの目がギラギラと獲物を見る目になった。もう酔いは冷めたのかな?いやもっと甘美な世界に酔ってもらおうか。俺は焦らすように上着から脱ぎ始める。
タクトがチっと舌打ちすると腕を引っ張られ仰向けに寝かされた。形勢逆転とばかりにニヤニヤした顔が迫ってくる。
「さっきはよくもイタズラしてくれたな。今度は俺の番だからな」
「うっ。優しくしてくれよ」
タクトの手が俺の腹を撫でてそのまま下へと降りてきた。
「俺、やっぱりパンツよりパンツの中身の方が好きだわ」
一気に履いていたものを全部脱がされる。
「あっ……パンツ見るって言ってたじゃん……」
「お前自身のほうがいい」
両足を抱え上げられ股間に顔をうずめてくる。
「な? ちょっ、ちょっと待って。……あんっ」
「やだ。シたい。すぐ挿れたい」
ぴちゃぴちゃと濡れた音が聞こえる。
「ぁあっやめ。そんなとこ汚いっ。やぁああ」
すぐに後蕾に指が差し入れられた。
「ふふ。昨日もシたからまだ柔らかいね」
そうだ。昨夜もかなりしつこく迫られた。もう俺の中はタクトの形を覚えてしまっている。その長い竿で奥の奥をクポッとされるのが好きなのだ。
「あんまり奥ばかり責めたら身体によくないから今日は浅く深く……泣くほどよがらせてあげるから」
それはそれで良いかもしれない。俺は期待に満ちた目で頷いた。
おわり。
後書き
深山恐竜様主催、五四餡様共催の、#おぱんつ企画への参加作品です。読んでいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
~~同性婚が認められた国。タクトは「男は上向け上!なんだよ」とパンツの中のモノが上向きに固定されないとだめだと飲み会で言いだす。終いには俺の下着をみろと脱ぎだそうとする始末。俺はあわてて家まで連れ帰った。そしてつい、そのパンツをみたくなって……。~~~
R指定です。背後注意でお読みください。
「男はさぁ、上向け上! なんだよ。わかるぅ?」
大声で叫んでるのは俺の伴侶である鮎川タクトだ。俺は小池修。夫夫別姓なのは免許証などの手続きとかがややこしかったからだ。
今日は以前からタクトが関わっていたプロジェクトが一段落をした祝いにと、仲の良い同僚達と俺を含め数人で居酒屋に来ていた。
この国で同性婚が認められて久しいがまだまだ偏見の目はある。なのにコイツときたら、人目を気にせず俺の腰を抱いて同僚たちとパンツ談義なぞ始めやがった。ったく。恥ずかしい……。ただでさえ、男同士ってどうなんだって聞かれることもあるのに。話題はパンツって。下ネタ、もしくは夜の交わりを勝手に連想されるのはイヤだ。
「いやいや、鮎川。普通はさ、右か左にちょいカーブするじゃん。まぁそれって入れやすい足の方に偏らせるせいだっていう話もあるけどさ。おれはやっぱりゆったり出来るトランクスがいいなぁ」
「そうか? 俺はブリーフかなぁ。肌にいいのはやっぱり綿素材だぜ。俺って右寄りだからさ。左に体重かける癖があるんだ」
なんて口々にどっちに傾いてるかって話にまでなってきている。
「違うってば。俺はそうやって曲がるのが許せねえんだ!」
タクトがまた叫んだ。しかも俺のケツを撫でながら……。
「いいかっ。お前ら! 男はな! まっすぐ上を向くべきなんだよ!理想形は垂直型だ!だからオレはこういう下着をだな……」
言うが早いかカチャカチャとベルトを外し始めた。
「わ~っ! まっ待て待て!早まるな!ココは外だぞ!公衆の面前で何しようとしてんだ!お前飲みすぎなんだよ!」
「何言ってんだ! 俺は酔ってなんかないぞ!」
はい。でました。酔っ払いが必ず言う『俺は酔ってない宣言』。
「お?鮎川。ストリップかぁ?やれやれ~」
周りは面白がって囃し立てる。だめだ。彼らも酔っ払いだ。
「おうっ。そうか。皆俺の下着が見たいか~!」
ヘラヘラ笑ってタクトがズボンのジッパーに手をかけた瞬間、俺の手刀がみぞおちに決まる。こうみえて俺は合気道の段持ちだ。タクトはそのまま膝から崩れ落ちた。
「あれぇ。鮎川。もうダウン?相変わらず酒弱いねぇ」
同僚の一人が呆れた感じで笑う。
「え? 以前もコイツ。その……こんな事を?」
まさか毎回脱いでいたのか?!
「あ~。いやいやストリップはしてないぜ。ただ飲んだらすぐに寝ちゃうんだよ。でも最近は飲まない様にしてたみたいだぜ。多分今日は小池ちゃんが来てたから気が緩んでたんじゃねえの?」
「そっか。ごめんね。俺もう連れて帰ります。今日はありがとうございました」
とりあえずどこでも脱いでなくてよかったとホッとしてタクシーをつかまえて家路に急いだ
「ほらっ。着いたぞ。いい加減自分で歩けよっ」
タクトはむにゃむにゃ言いながら俺の肩に寄り掛かるように体重をかけてくる。その重い身体を半ば引きずるようにしてベットまで連れてきた。
「はぁ。お前さ、俺よりも図体デカイくせに情けねえぞ」
「う~ん。愛してるよ。修ちゃん」
「もぉ。そんな時しか言わないくせにっ」
普段は恥ずかしいのか甘い囁きなんかしないくせに。こういうときだけ甘えるように言ってくる。まあでも、そんなところが可愛いなんて思う俺のほうがどうかしてるのかもしれない。
どさりとベットの上に放り投げると靴下を脱がせてやる。
「俺って世話女房みたいだな」
パジャマに着替えさせようとジッパーに手をかけた途端。興味がわいた。皆にどんな下着を見せるつもりだったんだろうか?
タクトがいろんな下着を集めているのは知っている。そもそもこいつはノンケだったのだ。それを俺が誘って一気に堕とした。何度か同じ飲み屋で一緒になって今日見たいに酔っぱらったところを襲っちまった。
それからは俺に飽きられねえようにといろいろと頑張ってくれてるみたいだ。俺の方こそお前に捨てられないか不安だったのに結婚って形をとって俺に安心感を与えてくれた。
「タクト脱がすよ……」
俺がジッパーを降ろすと半勃ちしたイチモツが現れた。
「……ぷっ」
思わず吹き出してしまった。それはしっかりと上を向いた状態で固定されていたからだ。いわゆるリフトアップサポーターというやつだ。腰骨の位置でウエストゴムが一周されおり、股間の前面部分にU字型のゴムがついている。そこに通して更にウエストゴムにある隠しポケットに竿を上に向くように入れて固定する。そう、タクトのイチモツは長いのだ。
「これってパンツっていうのかな?」
律儀に上を向く姿が可愛くてちゅっと口づけを落とすとふるふると震えてさらに勃ち上がってくる。
「ちょっとだけ。イタズラしちゃおうかな」
サポーターを外すと先端を舌でつつくようにして吸い上げる。徐々に硬くなってきたモノに舌を這わせ丹念に舐め上げた。
ふと気になったことを口に出してみた。
「なんで急に上向きとか言い出したのかな?」
「……お前が良いって言ったんじゃないか」
「え? タクト起きてたのか?まだ酔ってるんじゃ」
「ちょっと前から気づいてたよ。まだ酔いは冷めてねえけどな」
グッと手を引っ張られベットに仰向けにされた。マズイ。立場が逆転になっちまう。
「俺が……っていつそんなこと言ったっけ?」
「こないだ美術館に行ったとき。彫像見て曲・が・っ・て・な・く・て・綺・麗・だ・って言ってたじゃねえか」
「はぁ?こないだのデートした時の話?。……そういえば言ったかなぁ。いや、しかしあれは芸術的に見て綺麗な身体のラインだって思ったんだよ」
「うそつけ!思いっきりアソコをガン見してたじゃねえか!」
ううっ。バレてたか。いや、でも彫像だよ?生身の人間じゃないのに。そんなこと気にしてたんだ。
「はっはははは。お前って本当に」
「笑うなよ!俺はお前の一番じゃなきゃ嫌なんだよ」
なんだよそれ。お前ってどんだけ俺の事好きなの?
「ああ。本当に可愛いなあ。タクトお前が一番だよ」
「うそつけ」
「本当さ。俺がどれだけお前に惚れてるか今から教えてやるよ。なぁ俺のパンツも見せようか?」
「……ああ。見せてくれ」
タクトの目がギラギラと獲物を見る目になった。もう酔いは冷めたのかな?いやもっと甘美な世界に酔ってもらおうか。俺は焦らすように上着から脱ぎ始める。
タクトがチっと舌打ちすると腕を引っ張られ仰向けに寝かされた。形勢逆転とばかりにニヤニヤした顔が迫ってくる。
「さっきはよくもイタズラしてくれたな。今度は俺の番だからな」
「うっ。優しくしてくれよ」
タクトの手が俺の腹を撫でてそのまま下へと降りてきた。
「俺、やっぱりパンツよりパンツの中身の方が好きだわ」
一気に履いていたものを全部脱がされる。
「あっ……パンツ見るって言ってたじゃん……」
「お前自身のほうがいい」
両足を抱え上げられ股間に顔をうずめてくる。
「な? ちょっ、ちょっと待って。……あんっ」
「やだ。シたい。すぐ挿れたい」
ぴちゃぴちゃと濡れた音が聞こえる。
「ぁあっやめ。そんなとこ汚いっ。やぁああ」
すぐに後蕾に指が差し入れられた。
「ふふ。昨日もシたからまだ柔らかいね」
そうだ。昨夜もかなりしつこく迫られた。もう俺の中はタクトの形を覚えてしまっている。その長い竿で奥の奥をクポッとされるのが好きなのだ。
「あんまり奥ばかり責めたら身体によくないから今日は浅く深く……泣くほどよがらせてあげるから」
それはそれで良いかもしれない。俺は期待に満ちた目で頷いた。
おわり。
後書き
深山恐竜様主催、五四餡様共催の、#おぱんつ企画への参加作品です。読んでいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
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