34 / 34
第34話 告発
しおりを挟む
「さーて、やりますか」
「すごい舞台の整え方したね」
出ていこうとすると、怒鳴り声が会場に響いた
「これはどういうことだ!!!!」
「なんの権限があって学園総会なんて起こしてるんですか?」
「風紀委員長の俺は聞いてないぞ!!」
うるせぇ。
御一行サマ(笑)が来た
「はいはぁ~い。うるさいよぉ?黙ってぇ?」
マイクを入れて舞台に上がる
横には風紀委員モードの桜がいる
「みなさまぁ~お集まりぃありがとうございまぁす!」
「今から、学園総会をはじめます。」
舞台に走って来そうな会長、副会長、風紀委員長、転入生は取り押さえてもらってる
さすが警備隊は仕事が早いなー
ぎゃーぎゃー騒いでる…
「もぅ~うるさいよぉ?1回で聞いてよねぇ~」
ぷんぷんと怒ったように言う
おい、親族席で爆笑しないでくれる?
見えてるからな?
「さて、今回の学園総会についてですが、
まず、この学園の機能が停止寸前なことについて。そして、事件性があったことについて。
順序立てて申し上げて行きます。」
桜がメガネを上げながら説明する
「まず、学園の機能について。この学園の生徒なら誰しも今知っていますよね?会長、副会長、風紀委員長がそこにいらっしゃいます。
さてさて、全員が席に着いた状態で暴れながら入ってきた。保護者もいる中で。
どういうことかわかりますか?」
カツンと1歩前に出て桜が説明をする
「理解していない状態。すなわち、仕事に携わっていませんよね?
何度も同じ生徒会役員や風紀委員に諌められてるのがこちらで証拠として上がっています。
また、諌めてきた方々に暴力を振るったという証拠も出ています。」
「はぁ?暴力?証拠?そんなことがあるはずないだろ!?城鐘、お前舐めた真似してるな!」
風紀委員長が桜に怒鳴る
桜は冷めた目で風紀委員長を見る
「本人達の証言だから?保健室使用の届け出てないから?証拠にはならないって?」
「ばっかだねぇ~」
ケラケラとオレは横で笑った
「何が可笑しい!!」
会長が怒鳴ってくるけど笑いが止まらない
桜もクスクスと笑いながら続けた
「何で監視カメラがないと思ったの?」
「こんな、御曹司ばかりいる学園だよぉ?無いわけ無いじゃん~」
「そう。これが事件性の足がけよ」
桜がスっとオレを見る
並ぶように隣に立つ
音声と映像が流れていく
ある場面では会長が机を蹴り倒したり、ある場面では風紀委員長が諌めてた副委員長を殴ったり
またある場面では場所を選ばずイチャイチャしてたり
あ、もちろん他の今回断罪しない奴らのは映ってないからな?
でも、強姦まがいのことをしたヤツらはバッチリ写してる
「すごいねぇ~出るよ出るよぉ~映像いぃ~っぱい☆」
ニコニコと笑いながらオレが告げると呆然とした顔
「では、検証していくまでもないんですが…これらを全て恐喝などで隠蔽してきましたね?」
「何故…何故七織と城鐘がこんなことを…!」
なんで被害者ぶってるの副会長??
「うぅーん?誰もしないからぁボクたちがぁ議案上げたんだよぉ?
だって、キミたちぃ野放しにぃしてたらぁ被害者が増えてくんだもぉん☆」
ニコニコというようにオレは笑いながら答える
「なんだったっけぇ~?生徒会室の私物化とかぁ、権限の乱用とかぁ~ねぇ~キミたちってば本当に人間のクズだねぇ~」
平凡なオレがやっても仕方ないけど綺麗に笑う
「元副隊長が、何をしてるんです?」
「うわー、でたー、幹部三人衆ぅ~」
「テンプレ通りに来るのね」
桜が横で無表情である
これは笑いを耐えてる顔だな
「な、何言ってるんですか!!濡れ衣は、辞めてください!!」
1年の幹部が進言してくる
えぇ…濡れ衣とは??
「よく言えたものね?七織に他の隊や自分達のいじめ、暴力、恐喝の内容を押し付けたくせにね?」
「キミたちはやりすぎたんだよぉ?ボクを目の敵にしなきゃ~こんなことにならなかったのにねぇー?」
ニコニコと返す
「進めるよぉ?かいちょーもふくかいちょーもしんえーたい作ったのに放置してぇー放棄したよねぇー?
でもねぇ?しんえーたいを公式でぇ作るのって本人のぉ許可がいるんだよねぇ~その許可をした時点でぇ本人のぉ管轄下にぃいるんだよぉ?わかってたよねぇ?その辺の放置してた内容の書類用意してるよぉ?
でぇ~リコールの書類もぉ~出来上がってるんだぁ~」
生徒会役員過半数の署名と生徒会顧問の署名が必要となる
5人中3人の署名があるし、顧問の署名もある
「なので、先輩方…今までお疲れ様でした」
滅多に表情を変えないと有名な桜がとてもいい笑顔をしていた
いやーあっさり終わったなぁー
「何でそんな酷いこと言うんだ!!!!」
うるさっ!!鼓膜破れる!!
結構な距離があるのに大音量で叫んでたのは転入生こと彩色愛
名前すら呼びたくないが
「助けたのにぃ恩を仇で返すお猿さんは用はないですぅ~」
「私は、まだ断罪してないわ。ソレを」
「城鐘ってばぁ過激なんだからぁ~」
すると、スクリーンにこの前助けたのに殴られたシーンが映し出された
「綺麗に撮れてるねぇ~」
「ウチの学園の監視カメラは高性能よ」
フッと口元だけで笑う桜にケラケラオレも笑った
「何言ってんだ!!お前しんえーたいってやつなんだろ!ならわるいやつじゃねぇーか!!
なぐられてとうぜんだ!!」
「失礼しちゃう~!でもぉ今の状況みたらぁ確かにぃ悪役かもねぇ~☆」
「確かにね。それには同意するわ」
頷く桜にぷぅー!と頬を膨らませた
「もういいかなぁ~?
リコールに賛成の方はぁ~ご起立願いますぅ~☆」
オレの声と共にガタガタと音が聞こえた
半分以上は立ってる…あれ?会長の親衛隊のメンバーもちらほら立ってない?
「あれぇ?ボク立つとは思ってなかったよぉ?
如月せんぱぁい」
「お前はずっと目的のために親衛隊にいただろう?」
「やだー!賢い人きらぃぃ~!」
副隊長モードを切らさずにブーイングをする
「でもぉ、如月センパイが居たからぁ離れたってのもあるのでぇ~そこは感謝してますぅ~☆」
「嬉しくないな。」
「ねぇ、転入生くん?」
あ、まって?桜怒ってる
「私ね?まだ、階段から七織を落とした話…忘れてないからね?」
滅多に笑わないと言われる氷の女王の桜が綺麗な笑みを浮かべている
とても綺麗な笑みだけどこの笑顔はかなり怒ってる
「すごい舞台の整え方したね」
出ていこうとすると、怒鳴り声が会場に響いた
「これはどういうことだ!!!!」
「なんの権限があって学園総会なんて起こしてるんですか?」
「風紀委員長の俺は聞いてないぞ!!」
うるせぇ。
御一行サマ(笑)が来た
「はいはぁ~い。うるさいよぉ?黙ってぇ?」
マイクを入れて舞台に上がる
横には風紀委員モードの桜がいる
「みなさまぁ~お集まりぃありがとうございまぁす!」
「今から、学園総会をはじめます。」
舞台に走って来そうな会長、副会長、風紀委員長、転入生は取り押さえてもらってる
さすが警備隊は仕事が早いなー
ぎゃーぎゃー騒いでる…
「もぅ~うるさいよぉ?1回で聞いてよねぇ~」
ぷんぷんと怒ったように言う
おい、親族席で爆笑しないでくれる?
見えてるからな?
「さて、今回の学園総会についてですが、
まず、この学園の機能が停止寸前なことについて。そして、事件性があったことについて。
順序立てて申し上げて行きます。」
桜がメガネを上げながら説明する
「まず、学園の機能について。この学園の生徒なら誰しも今知っていますよね?会長、副会長、風紀委員長がそこにいらっしゃいます。
さてさて、全員が席に着いた状態で暴れながら入ってきた。保護者もいる中で。
どういうことかわかりますか?」
カツンと1歩前に出て桜が説明をする
「理解していない状態。すなわち、仕事に携わっていませんよね?
何度も同じ生徒会役員や風紀委員に諌められてるのがこちらで証拠として上がっています。
また、諌めてきた方々に暴力を振るったという証拠も出ています。」
「はぁ?暴力?証拠?そんなことがあるはずないだろ!?城鐘、お前舐めた真似してるな!」
風紀委員長が桜に怒鳴る
桜は冷めた目で風紀委員長を見る
「本人達の証言だから?保健室使用の届け出てないから?証拠にはならないって?」
「ばっかだねぇ~」
ケラケラとオレは横で笑った
「何が可笑しい!!」
会長が怒鳴ってくるけど笑いが止まらない
桜もクスクスと笑いながら続けた
「何で監視カメラがないと思ったの?」
「こんな、御曹司ばかりいる学園だよぉ?無いわけ無いじゃん~」
「そう。これが事件性の足がけよ」
桜がスっとオレを見る
並ぶように隣に立つ
音声と映像が流れていく
ある場面では会長が机を蹴り倒したり、ある場面では風紀委員長が諌めてた副委員長を殴ったり
またある場面では場所を選ばずイチャイチャしてたり
あ、もちろん他の今回断罪しない奴らのは映ってないからな?
でも、強姦まがいのことをしたヤツらはバッチリ写してる
「すごいねぇ~出るよ出るよぉ~映像いぃ~っぱい☆」
ニコニコと笑いながらオレが告げると呆然とした顔
「では、検証していくまでもないんですが…これらを全て恐喝などで隠蔽してきましたね?」
「何故…何故七織と城鐘がこんなことを…!」
なんで被害者ぶってるの副会長??
「うぅーん?誰もしないからぁボクたちがぁ議案上げたんだよぉ?
だって、キミたちぃ野放しにぃしてたらぁ被害者が増えてくんだもぉん☆」
ニコニコというようにオレは笑いながら答える
「なんだったっけぇ~?生徒会室の私物化とかぁ、権限の乱用とかぁ~ねぇ~キミたちってば本当に人間のクズだねぇ~」
平凡なオレがやっても仕方ないけど綺麗に笑う
「元副隊長が、何をしてるんです?」
「うわー、でたー、幹部三人衆ぅ~」
「テンプレ通りに来るのね」
桜が横で無表情である
これは笑いを耐えてる顔だな
「な、何言ってるんですか!!濡れ衣は、辞めてください!!」
1年の幹部が進言してくる
えぇ…濡れ衣とは??
「よく言えたものね?七織に他の隊や自分達のいじめ、暴力、恐喝の内容を押し付けたくせにね?」
「キミたちはやりすぎたんだよぉ?ボクを目の敵にしなきゃ~こんなことにならなかったのにねぇー?」
ニコニコと返す
「進めるよぉ?かいちょーもふくかいちょーもしんえーたい作ったのに放置してぇー放棄したよねぇー?
でもねぇ?しんえーたいを公式でぇ作るのって本人のぉ許可がいるんだよねぇ~その許可をした時点でぇ本人のぉ管轄下にぃいるんだよぉ?わかってたよねぇ?その辺の放置してた内容の書類用意してるよぉ?
でぇ~リコールの書類もぉ~出来上がってるんだぁ~」
生徒会役員過半数の署名と生徒会顧問の署名が必要となる
5人中3人の署名があるし、顧問の署名もある
「なので、先輩方…今までお疲れ様でした」
滅多に表情を変えないと有名な桜がとてもいい笑顔をしていた
いやーあっさり終わったなぁー
「何でそんな酷いこと言うんだ!!!!」
うるさっ!!鼓膜破れる!!
結構な距離があるのに大音量で叫んでたのは転入生こと彩色愛
名前すら呼びたくないが
「助けたのにぃ恩を仇で返すお猿さんは用はないですぅ~」
「私は、まだ断罪してないわ。ソレを」
「城鐘ってばぁ過激なんだからぁ~」
すると、スクリーンにこの前助けたのに殴られたシーンが映し出された
「綺麗に撮れてるねぇ~」
「ウチの学園の監視カメラは高性能よ」
フッと口元だけで笑う桜にケラケラオレも笑った
「何言ってんだ!!お前しんえーたいってやつなんだろ!ならわるいやつじゃねぇーか!!
なぐられてとうぜんだ!!」
「失礼しちゃう~!でもぉ今の状況みたらぁ確かにぃ悪役かもねぇ~☆」
「確かにね。それには同意するわ」
頷く桜にぷぅー!と頬を膨らませた
「もういいかなぁ~?
リコールに賛成の方はぁ~ご起立願いますぅ~☆」
オレの声と共にガタガタと音が聞こえた
半分以上は立ってる…あれ?会長の親衛隊のメンバーもちらほら立ってない?
「あれぇ?ボク立つとは思ってなかったよぉ?
如月せんぱぁい」
「お前はずっと目的のために親衛隊にいただろう?」
「やだー!賢い人きらぃぃ~!」
副隊長モードを切らさずにブーイングをする
「でもぉ、如月センパイが居たからぁ離れたってのもあるのでぇ~そこは感謝してますぅ~☆」
「嬉しくないな。」
「ねぇ、転入生くん?」
あ、まって?桜怒ってる
「私ね?まだ、階段から七織を落とした話…忘れてないからね?」
滅多に笑わないと言われる氷の女王の桜が綺麗な笑みを浮かべている
とても綺麗な笑みだけどこの笑顔はかなり怒ってる
1
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる