BL学園のナナメ上!

くりーむそーだ

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第33話 舞台の裏側

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「きちゃったね、学園総会…」
「…う、ん」
「やると言ったらやる人達ですからね」
「だなぁ…しっかし、あいつらマジで2人だけで舞台整えやがった」
「え!?センセー手伝ってないのー!?」
「あぁ、生徒会顧問なんだがな俺…」

生徒会メンバー(会長、副会長を除く)が舞台近くの席で話をしている







「ねぇ蓮夜くん、大丈夫かな2人とも…」
「…大丈夫だ。奏は信じて待っとけ。
友達、なんだろ?」
「そうだね。2人がどう思っていても、僕…わたしからしたら2人とも友達だからね」

奏は前を見た
蓮夜はそんな奏を見て微かに微笑んで奏の頭を撫でた

「俺も、そう思ってる。」
「蓮夜くん…」
「あいつらが何か抱えているとしても、俺にとっても…友達だから。」

蓮夜は強い瞳で舞台を見た

「そうだよね…うん、わたしたちの友達だよ!」

満面の笑みで奏は連夜を見た

「あぁ。」

奏を見て蓮夜は力強く頷いた
2人はもう一度目を合わせて頷いた後、前を向いたのだった







「…桜を見てないか?」
「風紀員席には居ないみたいですね…珍しい」
「そうだな…委員長は?」
「…声はかけたのですが…」
「そうか…嫌でも後で来るから大丈夫だろう」
「分かりました。にしても、この時期に全校総会でなく学園総会なんて…大事になってますね」
「学園総会なんて創立以来初めてだ。
大事どころではない。ただ、権力に屈しない奴が提出したんだろう」
「そうですね。あの2人と委員長のことでしょうし…」
「…金剛院を諌められるのは委員長だけだと思ってたんだがな…」
「そうですね…」
「もうここまで来てしまったら、俺達の手に負えない…ただ、今後もうあるかどうかわからない…しっかりお前も見ておけよ」
「わかりました!!」

風紀委員席での会話






「いやー面白いねぇ。あの子・・・は何をしでかしてくれるのやら」
「わざわざ仕事抜け出せなんて言うと思ったら…」

ハアとため息をつく銀の髪の男性
横でニコニコしているのは栗色の髪の男性

「やっと本気出すのねー!やるわね!」
「ずっとひた隠しにしてきたものねぇ~」

プラチナブロンドの元気な女性と
夜の空のような煌めく藍色の髪の女性

この4人は周りの目を引くほど美形である

「学園総会なんて流石やらかしてくれると思わないかい?」
「まぁ、俺達が出席しない訳にはいかないからな…にしても、今回は失敗は許されないぞ?」
「学園創立以来だっけ?まぁ、歴史は新しく創るものだし、塗り替えるものだからね」
「…やっぱお前に似てるんだよなあの子・・・は」
「…あの子は人一倍傷に敏感だからね…僕よりももっと凄いすごい子になるよ」
「…そんな目をするから嫌われるんだぞ?」
「やだなーどんな目ー?」
「獲物を定める目。」
「えー?ひどーい」

2人はそう軽く話しながら時を待つ

「始まるぞ?」
「さて、お手並み拝見といこうか」
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