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第5話 嵐がきたっ!
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「…やっぱりか」
少し肩を落とすオレは悪くない
主人公の彩色愛を思い出して溜息をつく
彩色はそれは見事に王道を突っ走ってくれている
進行形なのは現在も行われているからである
まず、インターホンを鳴らさずに門を飛び越え不法侵入
数歩あるいて迎えに来ていた生徒会副会長に出会う
笑顔で挨拶する副会長に「そんな気持ち悪い笑顔やめろよな!」と叫ぶ
副会長、気に入りとろけるような笑みを浮かべてから彩色にチューする
「何すんだ!」と言いつつも満更でもない主人公くんの腰を抱いて校長室へ向かった
そして溺愛する校長に副会長は彩色を取られまいとむっとする
なんやかんやがあって、食堂にて生徒会御一行とご対面
副会長が気に入ったのを面白そうに御一行(笑)は気に入る
会長からのちゅー。からのパンチで更に気に入られる
親衛隊が騒ぐのも無理はない…
というかほんと思うけどお前らの貞操観念どうなってんの??
「初夏!」
「うわぁっ!…もータイチョー脅かさないでくださいよぉ」
いつも通りに笑う
そういえばここは会長親衛隊会議室である
目の下の隈がすごい……隊長は今親衛隊の鎮圧?宥めるのに走り回っているからな
本当に会長の親衛隊は穏健派なのでみんな少しは言うこと聞いてくれるけど、どっちかというと不安がる子が多い
うーん…ほんと可愛い
「ずっと声かけてるのに初夏が反応なかったから心配になったんじゃないか」
眉を下げて言う隊長に申し訳ないことした、しかし弱気な隊長可愛い
「ごめんなさぁい。でもぉタイチョー隈が酷いですよぅ?奥の仮眠室で寝てくださぁい」
オレはぐいぐいと隊長を押して仮眠室へ押し込む
寝不足のためか抵抗が少ない…あぁー可愛い
「中入ったらちゃんと鍵しめて寝るんですよぉ?」
「初夏待って!僕はまだ…「だめですぅータイチョーが倒れたら隊員のみんなが不安になっちゃうんですぅー」
自分の腰に手を当てて告げる
「…2時間経ったら起こすのでぇ
……ちゃんと寝ててくださいね?」
オレは苦笑しつつ、つい頭を撫でてしまった
隊長はよくやってるよ、ほんと
隊長はキョトンとした後かぁぁぁと顔を赤らめてから「お、おやすみ!」と扉を閉めて鍵をかけたみたいだ
仮眠室の外から開ける鍵はオレと隊長しか持ってないので安全だろ
(今後どうすっかなー?
とりあえず桜の意見を聞きたい)
そう思いながらカチカチと携帯を弄る
桜にメールを打ちながらイスに座る
いつもならすぐ返ってくるが、一向に返事がこないところを考えると今は他の風紀委員が仕事に追われてるか、彩色に絡まれてるな。
桜が仕事を本気でやったら正直机の上の雪崩そうな書類の山でもものの10分程度で終わらせてしまう
…あれはすごかった(遠い目
普段は周りのペースに合わせてるらしいが、誰も居なくなったら早いって言ってたし、実際やってみせていた
何というか…さすがである
コンコン
「はぁい?」
ノックの音に返事をする
「し、失礼します!」
「あれぇ?学年幹部お3方ぁ?どうしましたぁ??」
へらへらと笑いながら入ってきた人物を見る
「…隊長のお加減はどうでしょうかっ!」
ビクビクしながら尋ねてくるのは1年幹部である
本当に小動物みたい
「あぁー…だいじょぶぅとは言い難いかなぁ?今寝かしつけたよぅ?」
「そうなんだぁ?で、キミは?帰らないの?」
2年幹部が棘のある言い方をしてきた
うーん…何というか…みんな副隊長が欲しいんだな
「やだなぁ?そんなにぃボクを追い出したいのぉ?でもぉタイチョーが嫌がることしちゃだめだよぉ?」
ふふふっと笑うオレに眉をひそめる3人
んーまだまだだなー
きっとオレを脅して辞めさせて、隊長を言いくるめて今不満の真っ只中のメンツで転入生くんの制裁をする予定なのだろう
「お見通しってことか…」
嫌そうにこっちを見る3年幹部
そう。オレは彼を蹴落として副隊長になった
今はそれなりの地位を持っているんだけどなーオレ
とりあえず、可愛い子が嫉妬で嫌がらせするのも、それを理由に退学にされるのも見たくないのである
だから…オレが被ろうかな?
「何を言われてもぉボクは辞めないよぉ?それと、彩色愛の制裁もしなぁい!だからぁ諦めて帰りなよぉ?
ボクはタイチョーの意見はぁ曲げないのぉ」
ニコニコと笑いながら告げる
「いつか…抑えられなくなるよ?それでも?」
「うーん?先のことは全然わかんなぁい!でもでもぉボクはタイチョーの指示で動いてるしぃ?
…みんなにはぁ傷ついて欲しくないのぉーだからぁタイチョーの言うこと聞こうよぉ?ねぇ?タイチョーの親衛隊ならわかるよねぇ?」
3人が入ってきた向こうの扉に向かって投げかける
さっきから様子を伺っている人の気配を感じていた
彼ら3人についてきたのだろう
「出直しておいでぇ?」
にっこりと笑いながら3人を促した
見た目はめっちゃ可愛いのになぁ
少し肩を落とすオレは悪くない
主人公の彩色愛を思い出して溜息をつく
彩色はそれは見事に王道を突っ走ってくれている
進行形なのは現在も行われているからである
まず、インターホンを鳴らさずに門を飛び越え不法侵入
数歩あるいて迎えに来ていた生徒会副会長に出会う
笑顔で挨拶する副会長に「そんな気持ち悪い笑顔やめろよな!」と叫ぶ
副会長、気に入りとろけるような笑みを浮かべてから彩色にチューする
「何すんだ!」と言いつつも満更でもない主人公くんの腰を抱いて校長室へ向かった
そして溺愛する校長に副会長は彩色を取られまいとむっとする
なんやかんやがあって、食堂にて生徒会御一行とご対面
副会長が気に入ったのを面白そうに御一行(笑)は気に入る
会長からのちゅー。からのパンチで更に気に入られる
親衛隊が騒ぐのも無理はない…
というかほんと思うけどお前らの貞操観念どうなってんの??
「初夏!」
「うわぁっ!…もータイチョー脅かさないでくださいよぉ」
いつも通りに笑う
そういえばここは会長親衛隊会議室である
目の下の隈がすごい……隊長は今親衛隊の鎮圧?宥めるのに走り回っているからな
本当に会長の親衛隊は穏健派なのでみんな少しは言うこと聞いてくれるけど、どっちかというと不安がる子が多い
うーん…ほんと可愛い
「ずっと声かけてるのに初夏が反応なかったから心配になったんじゃないか」
眉を下げて言う隊長に申し訳ないことした、しかし弱気な隊長可愛い
「ごめんなさぁい。でもぉタイチョー隈が酷いですよぅ?奥の仮眠室で寝てくださぁい」
オレはぐいぐいと隊長を押して仮眠室へ押し込む
寝不足のためか抵抗が少ない…あぁー可愛い
「中入ったらちゃんと鍵しめて寝るんですよぉ?」
「初夏待って!僕はまだ…「だめですぅータイチョーが倒れたら隊員のみんなが不安になっちゃうんですぅー」
自分の腰に手を当てて告げる
「…2時間経ったら起こすのでぇ
……ちゃんと寝ててくださいね?」
オレは苦笑しつつ、つい頭を撫でてしまった
隊長はよくやってるよ、ほんと
隊長はキョトンとした後かぁぁぁと顔を赤らめてから「お、おやすみ!」と扉を閉めて鍵をかけたみたいだ
仮眠室の外から開ける鍵はオレと隊長しか持ってないので安全だろ
(今後どうすっかなー?
とりあえず桜の意見を聞きたい)
そう思いながらカチカチと携帯を弄る
桜にメールを打ちながらイスに座る
いつもならすぐ返ってくるが、一向に返事がこないところを考えると今は他の風紀委員が仕事に追われてるか、彩色に絡まれてるな。
桜が仕事を本気でやったら正直机の上の雪崩そうな書類の山でもものの10分程度で終わらせてしまう
…あれはすごかった(遠い目
普段は周りのペースに合わせてるらしいが、誰も居なくなったら早いって言ってたし、実際やってみせていた
何というか…さすがである
コンコン
「はぁい?」
ノックの音に返事をする
「し、失礼します!」
「あれぇ?学年幹部お3方ぁ?どうしましたぁ??」
へらへらと笑いながら入ってきた人物を見る
「…隊長のお加減はどうでしょうかっ!」
ビクビクしながら尋ねてくるのは1年幹部である
本当に小動物みたい
「あぁー…だいじょぶぅとは言い難いかなぁ?今寝かしつけたよぅ?」
「そうなんだぁ?で、キミは?帰らないの?」
2年幹部が棘のある言い方をしてきた
うーん…何というか…みんな副隊長が欲しいんだな
「やだなぁ?そんなにぃボクを追い出したいのぉ?でもぉタイチョーが嫌がることしちゃだめだよぉ?」
ふふふっと笑うオレに眉をひそめる3人
んーまだまだだなー
きっとオレを脅して辞めさせて、隊長を言いくるめて今不満の真っ只中のメンツで転入生くんの制裁をする予定なのだろう
「お見通しってことか…」
嫌そうにこっちを見る3年幹部
そう。オレは彼を蹴落として副隊長になった
今はそれなりの地位を持っているんだけどなーオレ
とりあえず、可愛い子が嫉妬で嫌がらせするのも、それを理由に退学にされるのも見たくないのである
だから…オレが被ろうかな?
「何を言われてもぉボクは辞めないよぉ?それと、彩色愛の制裁もしなぁい!だからぁ諦めて帰りなよぉ?
ボクはタイチョーの意見はぁ曲げないのぉ」
ニコニコと笑いながら告げる
「いつか…抑えられなくなるよ?それでも?」
「うーん?先のことは全然わかんなぁい!でもでもぉボクはタイチョーの指示で動いてるしぃ?
…みんなにはぁ傷ついて欲しくないのぉーだからぁタイチョーの言うこと聞こうよぉ?ねぇ?タイチョーの親衛隊ならわかるよねぇ?」
3人が入ってきた向こうの扉に向かって投げかける
さっきから様子を伺っている人の気配を感じていた
彼ら3人についてきたのだろう
「出直しておいでぇ?」
にっこりと笑いながら3人を促した
見た目はめっちゃ可愛いのになぁ
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