Fantasia Connect 第2クール

春瀬亜乃

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第4章

〜問題発生!?〜

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「ぬお!」

「ソルト、どうしたの?いきなり。」

「ちょっとこっちに来いユウハ!!」

「何よー...。」

「実は我輩には妹がおる。」

「はー、それで?」

「それが妹にSOSを要求された!!」

「って事は元の世界がピンチってこと?」

「そうかもしれん...。」

「そ、それなら早く行こうよ!」

ユウハは冷や汗を垂らした。

「ま、待て、皆にはどう説明するのじゃ?」

すると後ろから

「は?バカ言ってんじゃねーよ!俺も行く!」

「うちらも姉さんについて行くって決めたんでねー!」

「も、もちろん私も!!」

「よし、それでは皆で行こうとするか!」

「そうだった!お前ココロコネクトがまだだったな。」

とシオンを指さす

『ココロコネクト』

「これで大丈夫だね。」

「なんですか?これ、何が起こったんですか?」

「説明すんのは面倒だが、まぁ、あれだ、相手と心が繋がる魔法だよ。」

「なるほどー、でもそんなことしなくても私はもうとっくに繋がってると思ってました!」

「お前、なかなか照れくさいことを満面の笑みでゆうんだな...。」

「よ、よし、早く行くぞ!私とユウハの故郷へ!!」

『ゲート』

「うおー!何か、めっちゃ田舎くせー。」

「うるさいわ!早く妹を見つけなければ、あとは頼んだぞユウハ!」

「あれ?ソルトの姉さんはどこいったんや?」

「あ、えっと、ト、トイレだよ、きっと!ね!ハルマ!」

「は?知るかよ!てかお前、注目の的だぞ!?」

「え?」

すると色んな所から

「ユウハちゃん!おかえりー!」

「お姉ちゃんどこ行ってたの?」

「あら、旅人さんも一緒なのね。」

などとゆう声が上がった。

「あっはは、あのね、私、ちょっと旅に出てたの...あ、そうだこれお土産!仲間と一緒に作ったの!」

と言ってウルフの燻製を渡した。

「あら、凄いじゃない!さすがね。魔法も覚えるの早かったんじゃない?」

「そうなんですよ!こいつ、俺よりも魔法覚えんの早くて...」

「そりゃそうだろうよ、ユウハの母親は元魔法使いだったからなー。」

「そうよ、父親は魔法戦士だったんだから!!」

と村人が説明した。

「両親が凄いのはユウハの姉さん見てれば分かりますわー。それよりユウハの姉さんの実力ももっと見てやってくださいや。」

「それより、何か困ってるんじゃないの?」

「あ、そうなのよ、最近お告げが無くなっちゃったのよ。ユウハちゃんもいないから私たち何したらいいのか分からなくなって...。」

『うわー、完璧ソルトの妹さんじゃん。』

「へ、へぇー、そうなんだ...。」

すると急にお腹が鳴った。

『ぐぅ~。』

「あははっ、お姉ちゃん達お腹すいてるの?」

「うちでご飯食べてきなよ!!」

「なんなら泊まってってもいいんだよ!?」

と村の子供たちが集まってきた。

「お姉ちゃん達の話聞きたい!」

「どこに行ってきたの?」

「あのねー、俺らもユウハぐらいになったら旅に出るんぜ!なー!」

最終的にユウハの家に子供が集まって泊まることになった。

その頃ソルト達は...

「おーねーえーちゃーん!!!」

「おお!ミカ!ほんと済まんな!!」

「そんなんで許されると思ってんの!?勝手にどっか行くし、仕事だってこんなに残して...それに!あの人たちは誰?もうなんなの、お告げだって出来てないし...。」

「まぁ、そんな怒るなよー。ほら、土産じゃ!ウルフの燻製!」

「そ、そんなんで許されないから、一応貰っとくけどさ...んで!あの人達は誰なの?」

「ああ、皆仲間だ。問題ない。」

「あのねー、そんなこと聞いてんじゃないの、誰かって聞いてんの!」

「まぁ、そんな騒ぐでない。」

「もう。まぁ、お姉ちゃんのことだからほんとにいい人たちなんだろうけどさぁー。」

と揉めていたが、何かと上手く丸めた。

「おい!お主ら待たせたな。出発するぞ!」

とソルトがユウハの家に行くと皆すやすやと眠っていた。

「うむ。明日で良いか...。」

とソルトも寝ることにした。

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