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第1章
〜不思議な出会い〜
しおりを挟む「あ、あなたは誰?」
「我輩か?我輩の名はなー。なんだろうな。」
「え?」
すると小さな女の子はこう言った。
「お主がつけたまえ」
なのでユウハは、「あなた、名前が無いの?」といった。
女の子はうずうずしながら「早く名前つけろよー。」
と言っていた。
仕方なくユウハは台所を見渡しながら「うーん、そうね...。」と考え始めた。
しばらくして、ユウハは、「決めた!あなたの名前はソルト!きょうからソルト!どうかな?」
すると女の子は「ソルトか、ちなみに由来はなんじゃ?」ときいてきた。
なのでユウハは「えっとー、そこにあったから?」
と台所にある塩を指さしてそう言った。
すると女の子は、「そんな理由か、フッ、まぁ良い。」
と横柄な態度をとっていた。
ソルトは「あぁ、そう言えば本題を忘れておった。」
と語り始めた。
「お主は村の人に優しくしておるからの、そのお礼じゃ。」
ユウハは「なんでソルトがお礼するの?」と首をかしげた。
するとソルトは「何故って?我輩はこの村の守り神、ソルト様じゃからの!」
そう言って高笑いを始めた。
ユウハはびっくりした。
「えっ!この村に守り神なんていたんですか?!」
「いや、驚くとこそこじゃなかろう。」
「あ、そうか、神様がここにいることがビックリなのか!」
ソルトは少々呆れ気味で、
「まぁ、どっちでもええわ。」と答えた。
続けてソルトは「ところで私だけの世界ってなんだ?」とユウハに聞いた。
「あ、それは...」とユウハは恥ずかしそうに「私、あまり一人の時間が無いの。だから、その...。」
するとソルトは、「なるほどそれでは今からお主の世界を造ろう...だが...」
「ん?どうしたの?」
ソルトは続けて「その世界は異世界なのだよ。まぁ、もちろん我輩も付いてるが、何が起きるかわからんぞ、それでも良いのか?」
「えーと、ちゃんとここに帰れるのよね?」
「もちろんじゃ、我輩はちーっとばかし魔法が使えてな。ゲートとゆう魔法は言ったことがある場所ならとこでも行き来が可能なのだよ。」
「へーすごい!それって私も使えるのかな?」
するとソルトは「うーん、難しいことは無いとは思うが、何事も練習じゃ!出来ないことはないと思うぞ!」
「ほんと!?」
「うむ」
「じゃあ行く!!」
こうして2人の不思議な旅は始まりを向かえるのであった。
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