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第2章
〜旅の始まり〜
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『うわー!!』
「いったたっ、ここ、どこ?!」
するとソルトは小声で、
「しっ!何か居る。しかもすごい近い...。」
ガサガサ ガサガサ
「おーい、今そっちになにか落ちなかったか?」
遠くの方で声がした。すると近くで、
「んー、なんかねー。」
と、気だるそうな声がした。
ガサゴソ ガサゴソ
「お、みーつけた。何してんだ?こんな所で。」
2人はすぐに見つかった。少年は見つけると、
「なんでこんな所にいる。」
と少し尖ったような言い方で、ユウハたちに言った。周りは畑だった。
「あ、あの、ごめんなさい!邪魔するつもりじゃ...。」
「悪い邪魔したな小僧。」
「ねぇ、ソルト!そこはごめんなさいでしょっ!」
すると少年は続けて、
「お前らどこから来た?」
と聞いてきた。ソルトはすぐに、
「お主にはカンケーないだろ。」
といった。なのでユウハは、
「あ、あのですね、その、逆にこっちが聞きたいって言うか...。」
「は?」
「え、えっと、なんてゆうか...。」
するとソルトが
「ここはどこだ!」と大声を出した。
すると少年は、
「少しだまれ、俺の名前はハルマ。ここは俺の生まれ育った所。名前はアルカディアだ。」
「アルカディア」
ユウハが小さく呟いた。
「何か知ってるのか?」と少年は問いかけた。
「私が生まれ育った地の名はミカエラ。あなたは知っているのでは?」
「おう、確かに知ってるぞ。なんか、頭のいい女がいるとか...。」
するとソルトは、
「へぇー」
と呟いた。
「私、アルカディアのこと知ってるわ、魔法が発達してるところでしょ?」
「お、おう。」とハルマはびっくりしていた。
「ねぇ、ソルト、どうしてハルマって人、私のこと知ってるの?」
「知らんね。だから何が起こるかわからんって言っただろうが。」
ユウハは続けて
「じ、じゃあ、異世界と元の世界は繋がってるの?」
と言った。するとソルトは、
「それは違う。ハルマっていったな?お主、今は
何年何月何日だ?」
「今か?何言ってんだよそんなことも知らねーのか。」と呆れながら、「2324年4月14日だよ。」
と答えた。
するとユウハは驚いてこういった。
「ソルト、確か、元の世界は2080年4月15日だよね?!」
「てゆうことはじゃ、ここは異世界の未来じゃな。」
「うっそー!!」
ユウハが驚いてるとハルマが、
「お前らうっさい。」
と、毒を吐いた。それでもユウハは続けて
「じゃあ、ハルマって人が言ってる頭のいい女って誰?」
とソルトに聞いた。
ソルトは小さく首をかしげて、
「うーん、多分お前のひぃひぃひぃまごぐらいじゃろ。」
と言った。
「え、歳が?」
「多分。」
と二人で会話していると、
「あのさー、お前らはなんなんだ?」
とハルマが2人に聞いてきた。
するとソルトは、
「そ、そんなの秘密じゃ!我輩達がどこから来たかなんて教えてやらんからの!!」
ハルマは楽しそうに、
「ふーん、まあ、お前らのことぐらい俺の魔法があれば分かるんだけども?」
と言った。
するとソルトは疑いながらこういった。
「まさかお主、この国の...。」
「そう、アルカディアの王子、ハルマだ。」
「え、嘘!?」とユウハはビックリだった。
アルカディアは魔法がものすごく発達しているところで畑を耕さなくても魔法でどうにかしようとすれば冬でも花は咲き、実も実る。
そんな所の王子様がなんで畑を耕しているのか、
分からなかったからだ。
するとその様子を見取ったか、ハルマは、
「ここの地域は魔力が少なくてね、だから俺が来てやってる訳、分かる?」
「王子も大変なんですね...。」
「まぁな、で、話を戻すとするか、俺は秘密ってやつが好きなんだ、秘密で王宮抜け出したり、秘密で、つまみ食いしたり、な?凄いだろ!」
ユウハは心の中で『以外と子供なんだなー。』
と思っていた。
するとハルマがいきなり
「そんでだ、お前ら旅してんだろ?」
「んー、まぁ、そんな所じゃ。」
「したら、それ、俺も入れろよ!」
「うむ、分かったぞ。」
するとユウハが
「いやいやいや!さすがに王子と一緒に行動はまずいでしょ。」
ソルトはキョトンとして、
「なんでた?」と言った
「待っ、だって王子様だよ?!私達は旅人だよ!?」
「まぁそうじゃが、女が2人で行動の方が危ないじゃろ。」
「え、でもこの国は王子が居なくなるってことだよ!?」
するとハルマは少し寂しそうに、
「そこは大丈夫、もう、後継者は決まってんだ...。」
と話し始めた。
「俺には双子の弟がいる、名前はサクヤだ、サクヤはもう、立派な王子に育て上げられた。だから俺はもうすぐお払い箱ってわけさ。」
「ふむ、それじゃあ、尚更じゃの我輩たちの護衛を頼む。」
「わかった、それで俺を入れてくれるんだったら、2人の命俺が守るぜ!」
するとユウハは、
「いやカッコつけて言ってますけど、あなた王子ですからね?逆の立場ってことご存じですか?」
「いやー、俺が使えんのは魔法だけじゃないぜ、実はけんじゅつもできるぜ!」
「それは頼もしいな、よろしく頼むぞ!」
「おう!」
「いやいやいや、そういう問題じゃなくないですか!?1回王宮とやらにもどって...」
するとハルマは、
「そーだな、1度王宮に戻るとするか。お前らもついてこい」
と言ってきた。ソルトは普通に、
「分かったぞよ」
と答えたがさすがにユウハは
「困ります!」
と答えた。そして続けて
「だいたいあなたのこと私なんにも知らないんですよ?それに王子だって言うし秘密が好きとかただの子供じゃないですか!!そんなわがまま許しません!」
と叫んだ、するとソルトは腹を抱えて笑ったまま
「お、お主、面白いやつよのー。安心しろ、こいつはすんごい偉いやつだ。お主が思ってるより子供じゃない。」
「え?」
「お前、俺の事が信じられねーんだな、じゃあ、尚更王宮へこい、そこで示してやる。」
「え、え、待ってってばー、おーい!」
こうして2人はハルマと一緒に王宮へ向かうのであった。
「いったたっ、ここ、どこ?!」
するとソルトは小声で、
「しっ!何か居る。しかもすごい近い...。」
ガサガサ ガサガサ
「おーい、今そっちになにか落ちなかったか?」
遠くの方で声がした。すると近くで、
「んー、なんかねー。」
と、気だるそうな声がした。
ガサゴソ ガサゴソ
「お、みーつけた。何してんだ?こんな所で。」
2人はすぐに見つかった。少年は見つけると、
「なんでこんな所にいる。」
と少し尖ったような言い方で、ユウハたちに言った。周りは畑だった。
「あ、あの、ごめんなさい!邪魔するつもりじゃ...。」
「悪い邪魔したな小僧。」
「ねぇ、ソルト!そこはごめんなさいでしょっ!」
すると少年は続けて、
「お前らどこから来た?」
と聞いてきた。ソルトはすぐに、
「お主にはカンケーないだろ。」
といった。なのでユウハは、
「あ、あのですね、その、逆にこっちが聞きたいって言うか...。」
「は?」
「え、えっと、なんてゆうか...。」
するとソルトが
「ここはどこだ!」と大声を出した。
すると少年は、
「少しだまれ、俺の名前はハルマ。ここは俺の生まれ育った所。名前はアルカディアだ。」
「アルカディア」
ユウハが小さく呟いた。
「何か知ってるのか?」と少年は問いかけた。
「私が生まれ育った地の名はミカエラ。あなたは知っているのでは?」
「おう、確かに知ってるぞ。なんか、頭のいい女がいるとか...。」
するとソルトは、
「へぇー」
と呟いた。
「私、アルカディアのこと知ってるわ、魔法が発達してるところでしょ?」
「お、おう。」とハルマはびっくりしていた。
「ねぇ、ソルト、どうしてハルマって人、私のこと知ってるの?」
「知らんね。だから何が起こるかわからんって言っただろうが。」
ユウハは続けて
「じ、じゃあ、異世界と元の世界は繋がってるの?」
と言った。するとソルトは、
「それは違う。ハルマっていったな?お主、今は
何年何月何日だ?」
「今か?何言ってんだよそんなことも知らねーのか。」と呆れながら、「2324年4月14日だよ。」
と答えた。
するとユウハは驚いてこういった。
「ソルト、確か、元の世界は2080年4月15日だよね?!」
「てゆうことはじゃ、ここは異世界の未来じゃな。」
「うっそー!!」
ユウハが驚いてるとハルマが、
「お前らうっさい。」
と、毒を吐いた。それでもユウハは続けて
「じゃあ、ハルマって人が言ってる頭のいい女って誰?」
とソルトに聞いた。
ソルトは小さく首をかしげて、
「うーん、多分お前のひぃひぃひぃまごぐらいじゃろ。」
と言った。
「え、歳が?」
「多分。」
と二人で会話していると、
「あのさー、お前らはなんなんだ?」
とハルマが2人に聞いてきた。
するとソルトは、
「そ、そんなの秘密じゃ!我輩達がどこから来たかなんて教えてやらんからの!!」
ハルマは楽しそうに、
「ふーん、まあ、お前らのことぐらい俺の魔法があれば分かるんだけども?」
と言った。
するとソルトは疑いながらこういった。
「まさかお主、この国の...。」
「そう、アルカディアの王子、ハルマだ。」
「え、嘘!?」とユウハはビックリだった。
アルカディアは魔法がものすごく発達しているところで畑を耕さなくても魔法でどうにかしようとすれば冬でも花は咲き、実も実る。
そんな所の王子様がなんで畑を耕しているのか、
分からなかったからだ。
するとその様子を見取ったか、ハルマは、
「ここの地域は魔力が少なくてね、だから俺が来てやってる訳、分かる?」
「王子も大変なんですね...。」
「まぁな、で、話を戻すとするか、俺は秘密ってやつが好きなんだ、秘密で王宮抜け出したり、秘密で、つまみ食いしたり、な?凄いだろ!」
ユウハは心の中で『以外と子供なんだなー。』
と思っていた。
するとハルマがいきなり
「そんでだ、お前ら旅してんだろ?」
「んー、まぁ、そんな所じゃ。」
「したら、それ、俺も入れろよ!」
「うむ、分かったぞ。」
するとユウハが
「いやいやいや!さすがに王子と一緒に行動はまずいでしょ。」
ソルトはキョトンとして、
「なんでた?」と言った
「待っ、だって王子様だよ?!私達は旅人だよ!?」
「まぁそうじゃが、女が2人で行動の方が危ないじゃろ。」
「え、でもこの国は王子が居なくなるってことだよ!?」
するとハルマは少し寂しそうに、
「そこは大丈夫、もう、後継者は決まってんだ...。」
と話し始めた。
「俺には双子の弟がいる、名前はサクヤだ、サクヤはもう、立派な王子に育て上げられた。だから俺はもうすぐお払い箱ってわけさ。」
「ふむ、それじゃあ、尚更じゃの我輩たちの護衛を頼む。」
「わかった、それで俺を入れてくれるんだったら、2人の命俺が守るぜ!」
するとユウハは、
「いやカッコつけて言ってますけど、あなた王子ですからね?逆の立場ってことご存じですか?」
「いやー、俺が使えんのは魔法だけじゃないぜ、実はけんじゅつもできるぜ!」
「それは頼もしいな、よろしく頼むぞ!」
「おう!」
「いやいやいや、そういう問題じゃなくないですか!?1回王宮とやらにもどって...」
するとハルマは、
「そーだな、1度王宮に戻るとするか。お前らもついてこい」
と言ってきた。ソルトは普通に、
「分かったぞよ」
と答えたがさすがにユウハは
「困ります!」
と答えた。そして続けて
「だいたいあなたのこと私なんにも知らないんですよ?それに王子だって言うし秘密が好きとかただの子供じゃないですか!!そんなわがまま許しません!」
と叫んだ、するとソルトは腹を抱えて笑ったまま
「お、お主、面白いやつよのー。安心しろ、こいつはすんごい偉いやつだ。お主が思ってるより子供じゃない。」
「え?」
「お前、俺の事が信じられねーんだな、じゃあ、尚更王宮へこい、そこで示してやる。」
「え、え、待ってってばー、おーい!」
こうして2人はハルマと一緒に王宮へ向かうのであった。
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