FantasiaConnect 第1クール

春瀬亜乃

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第3章

〜初めてのココロコネクト〜

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「さぁ、着いたぞここが俺の王宮だ!広いだろー!」

「す、すごい!綺麗だし広いね!私の村には王宮がないからビックリだよ!」

「そりゃそうじゃろ、なんせここは異世界の未来じゃからのう。」

するとハルマはいそいそと、

「さぁ、入った入ったー!行くぞ、お前ら。俺の親父まぁ、ここの国王に会いにな!」

する遠くの方から

「おお!兄様、戻られたのですね!」

と1人の少年が走ってきた。

「お、サクヤ今戻ったぞ!」

「この者がサクヤか...。双子のくせにハルマとは全く違うのじゃのう。」

するとサクヤが

「兄様、この者達は?」 

と言ってきた。ハルマは

「お前も王宮にこい、そしたら分かる。」

といい国王のところへ向かった。
少し歩くと馬が見えた、『さすが王宮』
とユウハが思っていると、

「着いたぞー!」

とハルマが言った。そこは王宮の大きな扉の前だった。

「いよいよですね。」

とユウハは唾を飲み込んだ。
扉を開けると...。

「おお、待っていたぞ、ハルマ、そしてそこの者達。」

と少し太り気味の王様が立っていた。
ハルマは

「やっぱ分かってたかー、驚かそうとしてたのになー。」

とよくわからないことを言っていた。するとソルトはユウハにコソッと

「我輩とお主のことは魔法で見透かされてたらしいの。」

と耳打ちした。

ユウハは戸惑いながら

「あ、貴方様が国王陛下でいらっしゃいますか?」

すると国王は、

「あぁ、いかにも私の名はエドラ·フォード·セドリック。通称エドラ、この国、アルカディアの国王である。」

と大声で言った。

「オヤジ、言いたいことがある!俺、この街を出たい!」

「うむ、そうか、わかった、頑張るのだぞ!!」

「え?いやいやいや、そこは引き止めるところじゃ?」

とユウハが言うと、弟のサクヤまで、

「兄様、かっこいいです!いい旅を!!」

と言ってきた。ソルトはユウハに、

「ここは異世界、何が起こるかからんと言っただろうが。」

と呟いた。

「あ、そうか。ってなるわけないでしょ??」

と初めは反対だったが国王に、

「これからはソルト殿、それからユウハ殿、しっかりハルマを見てやってくれ、よろしく頼むぞ!」

と言われてしまったので

「は、はい。」

と言うしかなくなった。

「では旅に出る前にユウハ殿に魔法を教えよう。」

するとソルトが、

「我輩には教えてくれんのか?」

と言った。すると国王は少し笑って、

「ソルト殿はもう魔法を知り尽くしてるでわないか何を教えれば良いのじゃ」

と言った。ソルトは少し驚いて、

「そうなのか...。」

と呟いた。

「それではまずは初心者向けの魔法を教えよう。」

すると国王は呪文を唱え始めた

「ファイア」

すると手のひらから炎のたまが出てきた。

「ブリザード」

今度は、先程同様手のひらから吹雪のようなものが出てきて机のリンゴが凍った。

「バハマ」

と、外に向かって唱えると小さな竜巻のようなものができた。

「リーフ」

国王は、庭の木にその魔法をかけた、すると気はどんどん成長して行った、

「ジグラ」

この魔法は地面が揺らいだ。

「今唱えた魔法は全て攻撃魔法だ。」

と国王は言った。するとユウハはもう全ての属性がわかったらしく、覚えるのがとても早かった。

国王は次の呪文を教えた。
まず「ファイナ」それから「ブリザードン」
次に「リリーフ」最後に「ジグラド」
国王は、
「これらは召喚魔法だ。それぞれの属性に対して特化した魔物や妖精を召喚できる。まぁ、これはあまり街中ではあまり使わないで頂きまい。それと難易度が高いゆえ、使いづらいのは覚悟してくれ。」
と言った。

「は、はい!」

とユウハはまた唾を飲み込んだ
国王は、

「最後に回復魔法を教えよう」
と言ったすると国王は、

3つの呪文を教えてくれた
「ココロコネクト」
「キュアヒール」
「メンタリメディカル」

続けて国王は、
「ココロコネクトは相手にHPを分け与えることが出来ると同時に相手の心と繋がれる不思議な魔法じゃ。」

と言った。

「試しにしてみるといい」

とソルトが言った。
なのでユウハはハルマに向かって
「ココロコネクト」と唱えた。
すると、ユウハはハルマと心が繋がった。

「すごい!出来ました!」

「ユウハ殿は覚えるのが早いのう。」

と国王は言った。
しばらくの間ユウハは魔法を覚えるため、ソルトと一緒に王宮に住むことになった。

「なんか落ち着かないなー」

「まぁ、広いからのー。そうじゃ、魔法の方はどうなのじゃ?」

とソルトはユウハに聞いた。
ユウハは

「ほとんど出来るようになったよ!でも...。」

「でもなんじゃ?」

「でも、私ゲートを覚えたい!」

「なんでじゃ?元の世界に帰るのか?それなら我輩がゲートを使うぞ?」

「そーじゃなくて、わたしも旅するんだから、行った所やみたところに直ぐに行けたらすごく便利じゃない?だから覚えたいの!」

するとソルトは、

「そーじゃな、お主も知っておいた方がよかろう。まず、ゲートは普通の魔法より難易度が高いぞ、それでもいいのか?」

「うんっ!」

するとソルトは続けて、

「まず、手を前に出して、行きたいところを思い浮かべるのじゃ、それか、目を開ける。それで完了じゃ。」

「わ、分かった、やってみる!」

「あ、あと、ゲートというのを忘れるでわないぞ。」

「うん。”ゲート”!!」

「ぉぉおおお!!」

『うわー!!』

「んあ、ここどこじゃ?え?トイレ?」

「ごめん、トイレ行きたくなって...」

「なんだ、連れションってやつか?」

「ちょっとまってて!」

ソルトは、少し待つことにした。
するとトイレからユウハが出て来てこう言った。

「ハー、スッキリした、ってここ私んちのトイレ?!」

「そうじゃ、言っただろ?言ったことのある所しかゲートは使えん。」

「だからこんなに狭いのね...」

確かにそこはすごく狭かった。

「もう一度ゲートを使えば戻れるんじゃが...」

「わかった、”ゲート”!!」

「ぉぉぉぉお!!」

『うわー!』

「なんか慣れてきた...。」

「そ、そうじゃな...。」

すると、遠くの方からハルマが、

「おーい!お前らー、もうすぐここを出ようと思うんだが...それでいいか?」

と言ってきたのでユウハ達は、

『はーい』

と返事をした。

しばらくしてからハルマは、

「支度出来たぞユウハ、ソルト、準備はいいか?ここからは魔物も増えて大変だからな、しっかり準備しとけよ!」

ユウハは慎重に「は、はい!」
と答えた。

するとソルトは、笑いながら、

「ははっ、3人とも魔法が使えるなんて笑えるのう。」

と呑気であった。
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