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聖女巡礼の旅
聖地巡礼
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「ここがルクツール大聖堂だ。」
連れて来られたのは、王城から馬車で一時間ぐらい離れた場所にある大きな教会だ。
大聖堂というだけあって、静粛な雰囲気と、華美になり過ぎない美しい装飾が施された建物だった。
歩いているのはほぼ聖職者達。
時に参拝者らしき者達とすれ違ったりした。
ここに来るまでに、貴族街や繁華街なども通って来たが…
この建物に近づくに連れて、人工的に作られたものもあるが、自然豊かに木々や花々が咲き乱れた不思議な空間だとも思った。
案内をしてくれたのは、司教と呼ばれる人だった。
「では、こちらです。」
そう促されて入った場所には、天井近くに飾られたステンドグラスの光からか、神秘的な雰囲気が醸し出されていた。
良い香りもする。
「向こうで神に香を捧げているんだ。」
なるほど。
教えてもらった場所から、香炉らしきものが見えた。
この国のまた、二神が飾られており、その近くには自分と同じ格好の女性の像が見えた。
ここでは神は男性と女性の姿をしていた。
国や場所によって、神の像のお姿は違うと言っていたが…
ここで現れた時は、このお姿だったのだろう。
そして、もう一つの女性の像は…
「あれは初代聖女であらされます、アカリ様です。それではごゆっくり。」
そう言って、神職の礼をして、私達二人を残して出て行った。
「あそこで座って祈りを捧げるんだ。」
エドワードに案内された場所に腰掛ける。
昔は床に直接座って祈りを捧げていたらしいのだけれど、全ての人が座れるかといえば無理な人もいるからと、何代目かの聖女指示のもとこのような形式になったそうだ。
うん、長時間正座とか足が痺れて動けなくなりそうだし、痛そうだ。
足が不自由ならなお大変だものね。うん、ありがたい。
教えてもらった場所に座り瞳を閉じて祈る。
少し離れた場所。後ろ側にも椅子が設けられており、エドワードはそこに座ってくれているのが気配でわかった。
連れて来られたのは、王城から馬車で一時間ぐらい離れた場所にある大きな教会だ。
大聖堂というだけあって、静粛な雰囲気と、華美になり過ぎない美しい装飾が施された建物だった。
歩いているのはほぼ聖職者達。
時に参拝者らしき者達とすれ違ったりした。
ここに来るまでに、貴族街や繁華街なども通って来たが…
この建物に近づくに連れて、人工的に作られたものもあるが、自然豊かに木々や花々が咲き乱れた不思議な空間だとも思った。
案内をしてくれたのは、司教と呼ばれる人だった。
「では、こちらです。」
そう促されて入った場所には、天井近くに飾られたステンドグラスの光からか、神秘的な雰囲気が醸し出されていた。
良い香りもする。
「向こうで神に香を捧げているんだ。」
なるほど。
教えてもらった場所から、香炉らしきものが見えた。
この国のまた、二神が飾られており、その近くには自分と同じ格好の女性の像が見えた。
ここでは神は男性と女性の姿をしていた。
国や場所によって、神の像のお姿は違うと言っていたが…
ここで現れた時は、このお姿だったのだろう。
そして、もう一つの女性の像は…
「あれは初代聖女であらされます、アカリ様です。それではごゆっくり。」
そう言って、神職の礼をして、私達二人を残して出て行った。
「あそこで座って祈りを捧げるんだ。」
エドワードに案内された場所に腰掛ける。
昔は床に直接座って祈りを捧げていたらしいのだけれど、全ての人が座れるかといえば無理な人もいるからと、何代目かの聖女指示のもとこのような形式になったそうだ。
うん、長時間正座とか足が痺れて動けなくなりそうだし、痛そうだ。
足が不自由ならなお大変だものね。うん、ありがたい。
教えてもらった場所に座り瞳を閉じて祈る。
少し離れた場所。後ろ側にも椅子が設けられており、エドワードはそこに座ってくれているのが気配でわかった。
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