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異世界生活スタートです。
とりあえずは…
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「失礼致します」
そう言って入ってきたのは、少しふくよかな、優しい雰囲気の女性だった。
侍女の服装だから、侍女さんで間違いないだろう。
「おはようございます。ユーリ様。私、ユーリ様の専属侍女をさせていただきますエルザと申します。そして、この者達はユーリ様の侍女及び護衛を兼ねております…」
「おはようございます。ケイトと申します。獣人族猫科です。」
「おはようございます。エミリーと申します。同じく獣人族の犬科です。」
「おはようございます。シリルと申します。エルフ族です。」
「獣人……尻尾……何処に?エルフって、とんがりお耳のイメージが…」
「はいそうです。成人した獣人族は、耳や尻尾を魔力で日頃は隠しています。あえてわかりやすい特徴は獣目ですね。エルフの耳は、おっしゃる通りとんがりですよ。ほら…」
そう説明してくれたのは、シリルさんだった。
そして、髪で隠れていたとんがりお耳も見せてくれた。
そう言えば、昨日会った人達…普通の人に見えたけど、あの人達も?
「昨夜お会いした王太子殿下や神官長は、『ヒト族』でございます。騎士には『獣人族』の者達もいたでしょうが…」
「…なるほど…」
エルザさんがそう説明してくれ、そのまま朝の準備に取り掛かってくれた。
かなり恥ずかしくて、お断りしたんだけど、『これが仕事です』と言いきられたら、断りきれるはずがない。
そんな度胸も、さすがに…
仕事を取り上げて、迷惑をかけてはいけない…よね…
また、何かされても困るし……
とりあえず生かされてる身だ。
されるまま、流されるまま時間が過ぎて行った。
そう言って入ってきたのは、少しふくよかな、優しい雰囲気の女性だった。
侍女の服装だから、侍女さんで間違いないだろう。
「おはようございます。ユーリ様。私、ユーリ様の専属侍女をさせていただきますエルザと申します。そして、この者達はユーリ様の侍女及び護衛を兼ねております…」
「おはようございます。ケイトと申します。獣人族猫科です。」
「おはようございます。エミリーと申します。同じく獣人族の犬科です。」
「おはようございます。シリルと申します。エルフ族です。」
「獣人……尻尾……何処に?エルフって、とんがりお耳のイメージが…」
「はいそうです。成人した獣人族は、耳や尻尾を魔力で日頃は隠しています。あえてわかりやすい特徴は獣目ですね。エルフの耳は、おっしゃる通りとんがりですよ。ほら…」
そう説明してくれたのは、シリルさんだった。
そして、髪で隠れていたとんがりお耳も見せてくれた。
そう言えば、昨日会った人達…普通の人に見えたけど、あの人達も?
「昨夜お会いした王太子殿下や神官長は、『ヒト族』でございます。騎士には『獣人族』の者達もいたでしょうが…」
「…なるほど…」
エルザさんがそう説明してくれ、そのまま朝の準備に取り掛かってくれた。
かなり恥ずかしくて、お断りしたんだけど、『これが仕事です』と言いきられたら、断りきれるはずがない。
そんな度胸も、さすがに…
仕事を取り上げて、迷惑をかけてはいけない…よね…
また、何かされても困るし……
とりあえず生かされてる身だ。
されるまま、流されるまま時間が過ぎて行った。
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