兄様達の愛が止まりません!

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悪役令嬢回避

とりあえず、頑張る…(ギルベルト)

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そっと目的の部屋の中に入ると…
二人の間に弟のアシュレイが入り込んでいた。
両側には、新たな家族となる義妹と義弟。そう、レイチェルとエドワルドが引っ付いて寝ていたんだ。
二人の手を握る事は…仕方ない。体勢の問題で真ん中に入り込んだのも理解できる。

三人が引っ付いて寝ている姿が…
うん、可愛すぎる。
画家がいれば、直ぐに描いてもらいたいぐらいだ。
僕に絵心がないのが悔いてしまう。

僕と弟のアシュは仲が良い。アシュも可愛いからな。義妹のレイチェルとは違う意味で。
妹として以上に感じている。今から少しずつ囲い、年齢が来たら…
しっかりと父には釘を刺されたけれども…

閨教育の件は、しないように頼んであるし…

いゃ、今はそんな事はどうでも良い。

ブルブルと頭を振ってから、僕は三人が寝ているベットに近づいたら、アシュが目を覚ました。
僕の気配を感じてだろう。

ゆっくりと二人の間から出てきた。
「ちょっと不味かった?」みたいな顔をして呟くのは、ほのぼのとする。
そして、僕がこの部屋を出る前にいた位置。そう、エドワルド側に移動したんだ。

「兄上、父上とは?」

「あぁ、話してきた。あれを見て、かなり憤りされていた。レイモンドも同席して一緒に見せたんだが、レイモンドもかなり怒っていた。父上の護衛兼専属執事でもあるし、闇の者達も使う男だからな…見せたんだがとりあえず父上預かりになったよ。後、この子達に護衛をつける事になった。影の者もつけると言っていた。」

この室内は、この子達にずっと以前からついてくれていた 侍女エレインが先に色々と結界を張っていた。
この屋敷自体、敷地内も、特殊結界は張られているが…
どこでどんなモノが侵入するかわからないからな…
父上達もだが、僕達も密かに張っておいた。聞かれたらまずい事もあるしな…
この部屋だけ今は普通より多めにかけられている。
母上はかけ過ぎと笑っていたが、止めはしなかった。

僕はレイチェルの頬にかかった髪をそっと避けてやりながら、また手を握って魔力を少しづつ流していく。
うん、可愛い。これからどんどん可愛がって囲っていこう。
本人には気づかれないように…そう、真綿で包むように優しく…

学園に行く時も…目を光らせておかねば…
絶対に可愛く綺麗に育っていくだろう。
密かに近づいてくる不埒も者がいるかも知れない。
綺麗な花や甘い果樹には、どうしても害虫がつきものだ。つかせるつもりは毛頭ないが…
まぁ、父上達が護衛の者達をつけてくれるから…
ついつい考え事をしてしまった。まだ弟に話している途中だった。

「後、父上に………」

護衛につく者達には、特別な契約を交わす事。あと、閨教育に関しても伝えておいた。
父上からの了承も得ている事もだ。
父上はすでに僕達の事を気がついている。


「それなら、とりあえず安心ですね。でも、僕達が学園に行っている間や、この子達が学園に行くようになったら…僕達が歳上である事が悔やまれます。一緒に学園生活を送れないし、この子達の姿を見続ける事も…」
「あぁ、その事でだ、ちょっと作りたいものがある。協力してくれないか?」

ふと考えが浮かび、思い描いたものを作りたいと弟に説明した。

「うん、良いんじゃない?僕も協力するよ。絶対にそれは持たすべきだ!」

お互い小声ではあるが、早口になりなりだすという事は、それだけ熱が入っているという事…

「「ん…」」

寝ている二人が寝返りを打とうとして…

急いで繋ぐ手を変えようと…
だがそうだ。いっそのこと…レイチェルの横に身体を滑り込ませて…

「僕はレインの横で寝るよ。」
「レイン?」
「父上に仕えているレイモンドを、父上はレイと呼んでるだろ?この子の愛称がレイなら重なる。だからレインだ。」
「レイン。良いね。ならこの子は…多分学園とかにいけば単純にエドと呼ばれるだろう。だから僕達はエルってどう?」
「そうだな。いいんじゃないかな。」

そういうと、弟はエルの側に身体を沈めた。そして抱きしめるようにして…

子供同士なら、このぐらい許してもらえるだろう。なら僕も…
そっとレインの身体を自分の腕の中に閉じ込めて、側に寄せる。
子供特有の暖かさを感じながら、夢の世界に飛び立っていった。




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